京成杯オータムハンデキャップ2023の考察

京成杯オータムハンデキャップ2023の出馬表

京成杯オータムハンデキャップ2023の登録馬は11頭。

そして、実際に出走してきたのも11頭。

サマーマイルシリーズの最終戦の割には、少数頭の出走となった。

トップハンデはソウルラッシュの59㎏、最軽量ハンデはグラニットの51㎏となっている。

今年のダービー卿チャレンジトロフィー1着馬のインダストリアが、京成杯オータムハンデキャップ2023に出走してきた。

ダービー卿チャレンジトロフィーは、春に行われる中山1600ｍを舞台とする特別指定交流競走のハンデ戦である。

京成杯オータムハンデキャップが、秋季に行われる中山1600ｍを舞台とする特別指定交流競走のハンデ戦なので、この2レースは季節の違いはあれど、似たレースである。

さて、ダービー卿チャレンジトロフィーがハンデ戦となった2002年以降で、ダービー卿チャレンジトロフィー1着馬が、同年の京成杯オータムハンデキャップに出走してきたケースは2回ある。

2004年と2018年である。

ただし、2018年の京成杯オータムハンデキャップに出走したダービー卿チャレンジトロフィー1着馬のヒーズインラブは、ダービー卿チャレンジトロフィーより京成杯オータムハンデキャップの方が、斤量が軽かったので、インダストリアとはタイプが異なると思う。

残った2004年の京成杯オータムハンデキャップに出走したダービー卿チャレンジトロフィー1着馬のマイネルモルゲンは、ダービー卿チャレンジトロフィー出走時から2㎏斤量を増やして京成杯オータムハンデキャップに出走している。

こちらの方がインダストリアに近い感じだ。

では、マイネルモルゲンが出走した2004年京成杯オータムハンデキャップの結果を見てみる。

2004年京成杯オータムハンデキャップ（9頭立て）

1着　マイネルモルゲン　牡4　56㎏　7枠7番（逆3番）後藤浩輝騎手　2人気

前走　安田記念（東京1600ｍ）15人気7着　58㎏

前々走　ダービー卿チャレンジトロフィー（中山1600ｍ・特指・ハンデ）3人気1着

2着　シャイニンルビー　牝5　54㎏　1枠1番（逆9番）北村宏司騎手　5人気

前走　北海道新聞杯クイーンステークス（札幌1800ｍ・特指・別定）7人気10着　55㎏

前々走　愛知杯（中京2000ｍ・カク指定・ハンデ）2人気7着

3着　マイネルソロモン　牡4　56㎏　2枠2番（逆8番）蛯名正義騎手　1人気

前走　関屋記念（新潟1600ｍ・特指・別定）3人気3着

前々走　NSTオープン（新潟1400ｍ・指定・別定）4人気1着

2004年京成杯オータムハンデキャップを制したのは、同年のダービー卿チャレンジトロフィーで1着になっていたマイネルモルゲン。

2着になったシャイニンルビーは、京都1800ｍの1600万下条件戦の下鴨ステークスを勝った後、愛知杯7着、北海道新聞杯クイーンステークス10着だった2002年桜花賞3着馬。

3着のマイネルソロモンは、マイネルモルゲンと同じ馬主の関屋記念3着馬。

インダストリアを軸にしてみる。

相手は、グラニット、ソウルラッシュ、ウイングレイテスト、アスクコンナモンダ、トーセンローリエあたり。