2021年NHKマイルカップからの考察
今年の桜花賞は、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬のスターアニスが優勝した。
そして、今年の皐月賞は、ホープフルステークスを制したロブチェンがレコードで勝利している。
ホープフルステークスがG1に昇格された2017年以降で、ホープフルステークス覇者が翌年の皐月賞で勝利を掴んでいたのは、2019年のサートゥルナーリア、2020年のコントレイル、そして、今年のロブチェンの3頭。
一方、ホープフルステークスがG1に昇格された2017年以降で、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬が翌年の桜花賞を勝っていたケースは、2021年のソダシ、2023年のリバティアイランドといったところ。
ただし、2020年のホープフルステークス優勝馬のダノンザキッドは、翌年の皐月賞で1着になった エフフォーリアの同枠に配置されていた。
そこで、2021年のNHKマイルカップの結果から考えてみたい。
2021年NHKマイルカップ(18頭立て)
1着 シュネルマイスター 牡3 57㎏ 7枠15番(逆4番)ルメール騎手 2人気
2着 ソングライン 牝3 55㎏ 5枠10番(逆9番)池添謙一騎手 7人気
3着 グレナディアガーズ 牡3 57㎏ 4枠8番(逆11番)川田将雅騎手 1人気
2021年NHKマイルカップを勝利したのは、2人気のシュネルマイスター。
シュネルマイスターは、札幌1500mの2歳新馬戦、中山1600mの2歳1勝クラスのひいらぎ賞を連勝し、報知杯弥生賞ディープインパクト記念で2着になっていた馬。(皐月賞の優先出走権を獲得しながら、皐月賞に出走せず、NHKマイルカップに出走してきたサンデーレーシングが馬主の2勝馬。
2着になったソングラインは、東京1400mの2歳新馬戦で2着になった後、東京1600mの2歳未勝利戦で初勝利を飾り、リステッド競走の紅梅ステークス(中京1400m)で1着、桜花賞で15着(2着同枠)だったノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主の2勝馬。(同枠のゴールドチャリスは最下位人気の牝馬)
3着になったグレナディアガーズは、3戦目の阪神1400mの2歳未勝利戦を勝った後、朝日杯フューチュリティステークスの出走して1着、中京1400mの中日スポーツ賞ファルコンステークスで2着になっていたノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主の馬。
なお、2021年NHKマイルカップには、NHKマイルカップの優先出走権を獲得していたニュージーランドトロフィーとアーリントンカップの1~3着馬が出走していたが、3着までの馬券内には入ることができなかった。
2021年NHKマイルカップの結果から考えると、桜花賞の優先出走権を獲得しながら、桜花賞に出走しなかったギリーズボールは気になる。
NHKマイルカップ2026の出馬表
今年のNHKマイルカップの登録馬は25頭。
25頭の登録馬のうち、ストームサンダーが回避、アルデトップガン、クールデイトナ、スペルーチェ、タガノアラリア、ディールメーカー、トラスコンガーデンが除外され、18頭立てとなっている。
| 枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
| 1枠 | 1番 | リゾートアイランド | 牡3 | 57.0kg | 佐々木 大輔 | 上原 佑紀 | 栁田 将司 |
| 1枠 | 2番 | 牡3 | 57.0kg | 松若 風馬 | 森 秀行 | (株)アイテツ | |
| 2枠 | 3番 | オルネーロ | 牡3 | 57.0kg | 津村 明秀 | 宮田 敬介 | (有)キャロットファーム |
| 2枠 | 4番 | カヴァレリッツォ | 牡3 | 57.0kg | 西村 淳也 | 吉岡 辰弥 | (有)シルクレーシング |
| 3枠 | 5番 | ギリーズボール | 牝3 | 55.0kg | 西塚 洸二 | 手塚 貴久 | (有)キャロットファーム |
| 3枠 | 6番 | ジーネキング | 牡3 | 57.0kg | 斎藤 新 | 斎藤 誠 | 山口 雄司 |
| 4枠 | 7番 | ダイヤモンドノット | 牡3 | 57.0kg | 川田 将雅 | 福永 祐一 | 金子真人ホールディングス(株) |
| 4枠 | 8番 | ローベルクランツ | 牡3 | 57.0kg | 松山 弘平 | 小林 真也 | (有)キャロットファーム |
| 5枠 | 9番 | サンダーストラック | 牡3 | 57.0kg | C.ルメール | 木村 哲也 | (有)キャロットファーム |
| 5枠 | 10番 | エコロアルバ | 牡3 | 57.0kg | 横山 和生 | 田村 康仁 | 原村 正紀 |
| 6枠 | 11番 | アドマイヤクワッズ | 牡3 | 57.0kg | 坂井 瑠星 | 友道 康夫 | 近藤 旬子 |
| 6枠 | 12番 | アンドゥーリル | 牡3 | 57.0kg | 岩田 望来 | 中内田 充正 | (株)社台レースホース |
| 7枠 | 13番 | ハッピーエンジェル | 牝3 | 55.0kg | 三浦 皇成 | 武市 康男 | 矢野 まり子 |
| 7枠 | 14番 | バルセシート | 牡3 | 57.0kg | 北村 友一 | 松下 武士 | (有)キャロットファーム |
| 7枠 | 15番 | レザベーション | 牡3 | 57.0kg | 原 優介 | 松下 武士 | 中村 伊三美 |
| 8枠 | 16番 | アスクイキゴミ | 牡3 | 57.0kg | 戸崎 圭太 | 藤原 英昭 | 廣崎利洋HD(株) |
| 8枠 | 17番 | ロデオドライブ | 牡3 | 57.0kg | D.レーン | 辻 哲英 | 吉田 勝己 |
| 8枠 | 18番 | フクチャンショウ | 牡3 | 57.0kg | 横山 武史 | 加藤 征弘 | 福田 義明 |
キャロットファームは5頭出しである。
朝日杯フューチュリティステークス1着馬出走からの考察
昨年の朝日杯フューチュリティステークス1着馬のカヴァレリッツォが、NHKマイルカップに出走してきた。
カヴァレリッツォは、朝日杯フューチュリティステークスを勝った後、皐月賞で13着に惨敗した後、NHKマイルカップに出走してきた馬である。
朝日杯フューチュリティステークスで勝利した馬が、翌年の皐月賞に出走してから、NHKマイルカップに出走してきたケースは、2004年のコスモサンビーム、2006年のフサイチリシャール、2019年のアドマイヤマーズ、2024年のジャンタルマンタルといったところ。
ただし、フサイチリシャールが出走した2006年NHKマイルカップとジャンタルマンタルが出走した2024年NHKマイルカップには、朝日杯フューチュリティステークスの2着馬と3着馬は出走していない。
残ったのは、コスモサンビームが出走した2004年NHKマイルカップとアドマイヤマーズが出走した2019年NHKマイルカップ。
朝日杯フューチュリティステークスを勝ったコスモサンビームが出走した2004年NHKマイルカップは、1人気のキングカメハメハが1着、4人気のコスモサンビームが2着。
18頭立ての7枠13番に配置されたキングカメハメハは、京都1800mの新馬戦で1着、阪神2000mの2歳500万下条件戦のエリカ賞で1着、中山2000mの京成杯で3着、阪神2200mのすみれステークスで1着、阪神2000mの毎日杯で1着だったノーザンファーム生産馬。(マイルの出走がなかった4勝馬)
2着になったコスモサンビーム(1枠1番配置)は、3戦目の小倉1200mの2歳未勝利戦で初勝利を飾った後、小倉1200mの小倉2歳ステークスで2着、 阪神1400mのききょうステークスで1着、東京1400mの京王杯2歳ステークスで1着、中山1600mの朝日杯フューチュリティステークスで1着、中山1800mのフジテレビ賞スプリングステークスで5着、中山2000mの皐月賞で4着だった馬。(3歳の時に賞金加算がなかった朝日杯フューチュリティステークスを勝っていた4勝馬)
朝日杯フューチュリティステークスを勝ったアドマイヤマーズが出走した2019年NHKマイルカップは、2人気のアドマイヤマーズが1着、14人気のケイデンスコールが2着。
18頭立ての8枠17番に配置されたアドマイヤマーズは、中京1600mの2歳新馬戦と中京2歳ステークス、京都1600mのデイリー杯2歳ステークス、阪神1600mの朝日杯フューチュリティステークスを4連勝した後、東京1800mの共同通信杯に出走して2着、中山2000mの皐月賞に出走して4着だったノーザンファーム生産馬。
2着になったケイデンスコールは、アドマイヤマーズの同枠馬で、中京1600mの2歳新馬戦で2着、新潟1600mの2歳未勝利戦で1着、新潟1600mの新潟2歳ステークスで1着、阪神1600mの朝日杯フューチュリティステークスで13着、阪神1800mの毎日杯で4着だったノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主の馬。
2004年NHKマイルカップと2019年NHKマイルカップの結果から考えると、朝日杯フューチュリティステークス1着馬、距離短縮馬、ノーザンファーム生産馬は気になる。
結論
カヴァレリッツォを軸にしてみる。
相手は、アンドゥーリル、アスクイキゴミ、アドマイヤクワッズ、バルセシート、ローベルクランツあたり。



