京都大賞典2023の考察

京都大賞典2023の出馬表

京都大賞典2023の登録馬は15頭。

15頭の登録馬のうち、サクセスシュートが回避し、14頭立てとなっている。

6枠の2頭は、母の父がディープインパクトで統一されているが、ビッグリボンの隣のヒンドゥタイムズも母の父がディープインパクトとなっている。

京都大賞典2023に出走するディープボンドは、天皇賞（春）で3年連続2着になっている馬。

過去に天皇賞（春）で3年連続2着になっている馬は見つからなかったが、天皇賞（春）で2年連続2着になっている馬はいた。

2017年と2018年の天皇賞（春）で2年連続2着になっているシュヴァルグランが、該当馬なのだが、奇しくも、2018年の京都大賞典にシュヴァルグランは出走している。

では、シュヴァルグランが出走した2018年京都大賞典の結果を見てみる。

2018年京都大賞典（11頭立て・地方馬あり）

1着　サトノダイヤモンド　牡5　57㎏　2枠2番（逆10番）川田将雅騎手　2人気

前走　宝塚記念（阪神2200ｍ）1人気6着（1着同枠）

前々走　大阪杯（阪神2000ｍ）3人気7着（1着対角）

2着レッドジェノヴァ　牝4　54㎏　4枠4番（逆8番）池添謙一騎手　4人気

前走　1600万下条件戦・2018ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌2000ｍ）1人気1着

前々走　1000万下条件戦・北海道150年記念（札幌2600ｍ）1人気1着

3着　アルバート　牡7　57㎏　5枠5番（逆7番）モレイラ騎手　3人気

前走　宝塚記念（阪神2200ｍ）15人気13着

前々走　天皇賞(春)（京都3200ｍ）6人気8着

4着　シュヴァルグラン　牡6　58㎏　7枠8番（逆4番）福永祐一騎手　1人気

前走　天皇賞(春)（京都3200ｍ）1人気2着

前々走　大阪杯（阪神2000ｍ）4人気13着

2018年京都大賞典を制したサトノダイヤモンドは、2016年菊花賞と2016年有馬記念を勝っているG1馬。

2018年は、金鯱賞3着、大阪杯7着、宝塚記念6着と連対がなかった。

2着に入ったレッドジェノヴァは、札幌2600ｍの1000万下条件戦の北海道150年記念と札幌2000ｍの1600万下条件戦の2018ワールドオールスタージョッキーズ第2戦を1人気で連勝していた牝馬。

3着になったアルバートは、ステイヤーズステークスを3連覇していたステイヤー。

2017年と2018年の天皇賞（春）で2年連続2着になっているシュヴァルグランは4着に敗れたが、2着になったレッドジェノヴァの対角配置となっていた。

天皇賞（秋）のステップレースとして位置づけられているのは、産経賞オールカマー、毎日王冠、京都大賞典の3レース。

ただし、京都大賞典は、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスと共にエリザベス女王杯の地方馬向けステップレースとしての役割も持っているが…

産経賞オールカマーは、3勝クラスのむらさき賞（東京1800ｍ）を勝った後、ハンデ重賞の函館記念を勝利したノーザンファーム生産馬で、4歳牡馬のローシャムパークが、4人気で勝利している。

毎日王冠は、京都1600ｍの3歳1勝クラスを勝った後、3歳ハンデ重賞のラジオNIKKEI賞を勝利している非社台系のエルトンバローズが、4人気で勝利。

この2頭は、条件戦を勝った後に、ハンデ重賞で勝利しており、4人気だったという共通点がある。

前走でハンデ重賞を勝っている馬は、ビッグリボンとヒートオンビートの2頭。

今回は、ビッグリボンを軸にしてみる。

相手は、ヒートオンビート、ディープボンド、ブローザホーン、ボッケリーニ、ヴェラアズールあたり。