チューリップ賞1着馬不在からの考察
今年の桜花賞には、チューリップ賞1着馬のタイセイボーグが出走しない。
タイセイボーグは、左第1指骨剥離骨折が判明したため、復帰は秋以降になるようだ。
チューリップ賞が重賞化されてから、チューリップ賞1着馬が桜花賞に出走してこなかったのは、1996年、2011年、2012年。
1996年桜花賞(18頭立て)
1着 ファイトガリバー 牝4 55㎏ 2枠4番(逆15番)田原成貴騎手 10人気
2着 イブキパーシヴ 牝4 55㎏ 7枠13番(逆6番)南井克巳騎手 4人気
3着 ノースサンデー 牝4 55㎏ 5枠9番(逆10番) 横山典弘騎手 9人気
チューリップ賞1着馬エアグルーヴが不在だった1996年桜花賞を制したのは、10人気のファイトガリバー。
ファイトガリバーは、中山1600mの4歳500万下条件戦の桃花賞を勝った後、アネモネステークスに出走し3着に終わり、桜花賞の優先出走権を逃がしていた馬。
ファイトガリバーの同枠のナスケンエースは、中山ダート1800mの4歳500万下条件戦で1着になった後、桜花賞に出走してきた馬。
2着になったイブキパーシヴは、阪神3歳牝馬ステークス3着、デイリー杯クイーンカップ1着の後、桜花賞に出走してきた馬で、デビュー戦からデイリー杯クイーンカップまで1人気に支持されていた。
イブキパーシヴの同枠馬はシーズグレイスとメイショウヤエガキの2頭。
シーズグレイスは、フェアリーステークス2着、デイリー杯クイーンカップ4着の後、桜花賞に出走してきた馬。
メイショウヤエガキは、オープンのホープフルステークス1着、フラワーカップ2着の後、桜花賞に出走してきた馬。
3着になったノースサンデーは、デイリー杯クイーンカップ3着、アネモネステークス1着の馬。
1996年桜花賞には、阪神3歳牝馬ステークス1着馬のビワハイジが出走していたが、15着に敗れている。
そして、1996年桜花賞で1人気に支持された報知杯4歳牝馬特別1着馬のリトルオードリーは9着に敗退している。
1996年桜花賞は、優先出走権を獲得していない枠同士で、決着している。
2011年桜花賞(18頭立て)
1着 マルセリーナ 牝3 55㎏ 4枠8番(逆11番)安藤勝己騎手 2人気
2着 ホエールキャプチャ 牝3 55㎏ 8枠16番(逆3番)池添謙一騎手 1人気
3着 トレンドハンター 牝3 55㎏ 8枠17番(逆2番)岩田康誠騎手 4人気
チューリップ賞1着馬レーヴディソールが不在だった2011年桜花賞を勝利したのは、2人気のマルセリーナ。
マルセリーナは、日刊スポーツ賞シンザン記念3着、エルフィンステークス1着から桜花賞に出走してきた馬。
マルセリーナの同枠のエーシンハーバーは、京都1400mの3歳500万下条件戦を勝った後、報知杯フィリーズレビューに出走し、3着に入り、桜花賞の優先出走権を獲得していたマル外の馬。
2着になったホエールキャプチャは、阪神ジュベナイルフィリーズ2着、デイリー杯クイーンカップ1着だった馬。
ホエールキャプチャの同枠馬で、3着だったトレンドハンターは、 京都ダート1800mの3歳500万下条件戦とフラワーカップを連勝していた馬。
ホエールキャプチャの同枠馬のマイネショコラーデは、函館2歳ステークスで2着になった後、報知杯フィリーズレビューに出走して12着に惨敗していた馬。
2011年チューリップ賞を勝利したレーヴディソールは、阪神ジュベナイルフィリーズの覇者だったので、2011年桜花賞は、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬もチューリップ賞優勝馬も不在だったといえるだろう。
2011年桜花賞は、優先出走権を獲得していない馬同士で決まっている。
2012年桜花賞(18頭立て)
1着 ジェンティルドンナ 牝3 55㎏ 5枠10番(逆9番)岩田康誠騎手 2人気
2着 ヴィルシーナ 牝3 55㎏ 7枠15番(逆4番)内田博幸騎手 4人気
3着 アイムユアーズ 牝3 55㎏ 6枠11番(逆8番)ピンナ騎手 3人気
チューリップ賞1着馬ハナズゴールが不在だった2012年桜花賞で、優勝したのは2人気のジェンティルドンナ。
ジェンティルドンナは、日刊スポーツ賞シンザン記念を勝った後、チューリップ賞に出走して4着だった馬。
ジェンティルドンナの同枠のイチオクノホシは、デイリー杯クイーンカップ2着、報知杯フィリーズレビュー4着だった馬。
2着になったヴィルシーナは、デイリー杯クイーンカップ1着になった後、直接、桜花賞に出走してきた馬。
ヴィルシーナの同枠馬は、サウンドオブハートとトーセンベニザクラの2頭。
サウンドオブハートは、阪神ジュベナイルフィリーズ3着、紅梅ステークス1着から桜花賞に出走してきた馬。
トーセンベニザクラは、フェアリーステークス1着、アネモネステークス5着だった馬。
2012年桜花賞には、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬のジョワドヴィーヴルが1人気として出走していたが、6着に敗れている。
2012年桜花賞は、優先出走権を獲得していない馬同士で決まっている。
桜花賞2026の出馬表
今年の桜花賞の登録馬は19頭。
19頭の登録馬のうち、ビッグカレンルーフが回避し、18頭立てとなっている。
| 枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
| 1枠 | 1番 | フェスティバルヒル | 牝3 | 55.0kg | 坂井 瑠星 | 四位 洋文 | 吉田 勝己 |
| 1枠 | 2番 | サンアントワーヌ | 牝3 | 55.0kg | 荻野 極 | 鹿戸 雄一 | 吉田 勝己 |
| 2枠 | 3番 | ディアダイヤモンド | 牝3 | 55.0kg | 戸崎 圭太 | 手塚 貴久 | (株)インゼルレーシング |
| 2枠 | 4番 | エレガンスアスク | 牝3 | 55.0kg | 岩田 望来 | 田中 克典 | 廣崎利洋HD(株) |
| 3枠 | 5番 | ギャラボーグ | 牝3 | 55.0kg | 西村 淳也 | 杉山 晴紀 | (株)ロードホースクラブ |
| 3枠 | 6番 | アイニードユー | 牝3 | 55.0kg | 川田 将雅 | 吉村 圭司 | ゴドルフィン |
| 4枠 | 7番 | アランカール | 牝3 | 55.0kg | 武 豊 | 斉藤 崇史 | (有)キャロットファーム |
| 4枠 | 8番 | ロンギングセリーヌ | 牝3 | 55.0kg | 石橋 脩 | 竹内 正洋 | 坂本 浩一 |
| 5枠 | 9番 | ルールザウェイヴ | 牝3 | 55.0kg | 原 優介 | 宮田 敬介 | 大塚 亮一 |
| 5枠 | 10番 | ナムラコスモス | 牝3 | 55.0kg | 田口 貫太 | 大橋 勇樹 | 奈村 睦弘 |
| 6枠 | 11番 | ジッピーチューン | 牝3 | 55.0kg | 北村 友一 | 林 徹 | 吉田 照哉 |
| 6枠 | 12番 | スウィートハピネス | 牝3 | 55.0kg | 高杉 吏麒 | 北出 成人 | 前田 幸大 |
| 7枠 | 13番 | リリージョワ | 牝3 | 55.0kg | 浜中 俊 | 武 幸四郎 | (株)Gリビエール・レーシング |
| 7枠 | 14番 | ドリームコア | 牝3 | 55.0kg | C.ルメール | 萩原 清 | 吉田 勝己 |
| 7枠 | 15番 | スターアニス | 牝3 | 55.0kg | 松山 弘平 | 高野 友和 | 吉田 勝己 |
| 8枠 | 16番 | ショウナンカリス | 牝3 | 55.0kg | 池添 謙一 | 加藤 士津八 | 国本 哲秀 |
| 8枠 | 17番 | ブラックチャリス | 牝3 | 55.0kg | 津村 明秀 | 武 幸四郎 | フィールドレーシング |
| 8枠 | 18番 | プレセピオ | 牝3 | 55.0kg | 富田 暁 | 笹田 和秀 | 吉田 千津 |
1枠と7枠は、同じ馬主が同枠となったため、今年の桜花賞は染め分け帽戦となっている。
阪神ジュベナイルフィリーズからの考察
昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズは、アルテミスステークス1着馬のフィロステファニとKBS京都賞ファンタジーステークス1着馬のフェスティバルヒルが不在だった。
今年の桜花賞は、チューリップ賞1着馬のタイセイボーグと報知杯フィリーズレビュー1着馬のギリーズボールが不在である。
昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズと今年の桜花賞は、なんとなく似ているように感じる。
そこで、昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズを、検証してみる。
昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズの1着馬は、2人気のスターアニス。
スターアニスは、小倉1200mの2歳新馬戦で5着、小倉1200mの2歳未勝利戦で1着、新設された中京2歳ステークスで1人気2着になっていた 吉田勝己氏が馬主のノーザンファーム生産馬。
スターアニスの同枠の12人気イヌボウノウタゴエは、東京1400mの2歳未勝利戦を勝ってきたシスキン産駒の非社台系の馬。
2着のギャラボーグは、阪神1800mの2歳未勝利戦を勝っていた非社台系の馬。
ギャラボーグの同枠のアルバンヌは、新潟1600mの2歳未勝利戦を勝った後、中山1600mの2歳1勝クラスのサフラン賞を勝っていたノーザンファーム生産馬。
なお、昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズに出走しなかったアルテミスステークス1着馬のフィロステファニは、アルテミスステークス出走の時は、川田将雅騎手が騎乗していた。
また、KBS京都賞ファンタジーステークス1着馬のフェスティバルヒルの馬主は、スターアニスと同じ吉田勝己氏である。
チューリップ賞1着馬のタイセイボーグは、田中成奉氏が馬主、松下武士厩舎のインディチャンプ産駒の馬で、チューリップ賞出走時は、西村淳也騎手が騎乗していた。
報知杯フィリーズレビュー1着馬のギリーズボールは、キャロットファームが馬主、手塚貴久厩舎のエピファネイア産駒の馬で、報知杯フィリーズレビュー出走時は西塚洸二騎手が騎乗していた。
結論
色々考えたが、KBS京都賞ファンタジーステークス1着馬のフェスティバルヒルが、今年の桜花賞に出走してきたのが、大きなポイントだと判断した。
フェスティバルヒルは、阪神ジュベナイルフィリーズに出走せず、桜花賞に出走してきた馬である。
2017年桜花賞に出走したミスエルテは、KBS京都賞ファンタジーステークスを勝った後、阪神ジュベナイルフィリーズではなく、朝日杯フューチュリティステークスに出走して4着となり、翌年の桜花賞に1枠1番配置の馬として出走してきた。
2017年桜花賞で1着になったのは、阪神ジュベナイルフィリーズで3着になった後、デイリー杯クイーンカップに出走して4着になっていたレーヌミノル。
レーヌミノルの同枠馬は、阪神ジュベナイルフィリーズ6着の後、報知杯フィリーズレビューに出走して3着になっていたゴールドケープ。
今年の報知杯フィリーズレビューの3着馬アイニードユーの同枠馬は、阪神ジュベナイルフィリーズ2着の後、デイリー杯クイーンカップで9着に惨敗していたギャラボーグである。
ギャラボーグが出走した阪神ジュベナイルフィリーズは、今年、賞金が増額されるレースであり、ギャラボーグが出走した阪神ジュベナイルフィリーズの優勝タイム 1:32.6は、2023年阪神ジュベナイルフィリーズの優勝タイムと同じ。
2024年桜花賞は、2023年阪神ジュベナイルフィリーズの連対馬が、1着と2着を変えて連対していることからも、ギャラボーグを今年の桜花賞の軸馬として考えたい。
相手は、スターアニス、アランカール、ディアダイヤモンド、ナムラコスモス、リリージョワあたり。





