桜花賞2026(第86回)の考察

チューリップ賞1着馬不在からの考察

今年の桜花賞には、チューリップ賞1着馬のタイセイボーグが出走しない。

 

タイセイボーグは、左第1指骨剥離骨折が判明したため、復帰は秋以降になるようだ。

 

チューリップ賞が重賞化されてから、チューリップ賞1着馬が桜花賞に出走してこなかったのは、1996年、2011年、2012年。

 

1996年桜花賞(18頭立て)

1着 ファイトガリバー 牝4 55㎏ 2枠4番(逆15番)田原成貴騎手 10人気

2着 イブキパーシヴ 牝4 55㎏ 7枠13番(逆6番)南井克巳騎手 4人気

3着 ノースサンデー 牝4 55㎏ 5枠9番(逆10番) 横山典弘騎手 9人気

 

チューリップ賞1着馬エアグルーヴが不在だった1996年桜花賞を制したのは、10人気のファイトガリバー。

 

ファイトガリバーは、中山1600mの4歳500万下条件戦の桃花賞を勝った後、アネモネステークスに出走し3着に終わり、桜花賞の優先出走権を逃がしていた馬。

 

ファイトガリバーの同枠のナスケンエースは、中山ダート1800mの4歳500万下条件戦で1着になった後、桜花賞に出走してきた馬。

 

2着になったイブキパーシヴは、阪神3歳牝馬ステークス3着、デイリー杯クイーンカップ1着の後、桜花賞に出走してきた馬で、デビュー戦からデイリー杯クイーンカップまで1人気に支持されていた。

 

イブキパーシヴの同枠馬はシーズグレイスとメイショウヤエガキの2頭。

 

シーズグレイスは、フェアリーステークス2着、デイリー杯クイーンカップ4着の後、桜花賞に出走してきた馬。

 

メイショウヤエガキは、オープンのホープフルステークス1着、フラワーカップ2着の後、桜花賞に出走してきた馬。

 

3着になったノースサンデーは、デイリー杯クイーンカップ3着、アネモネステークス1着の馬。

 

1996年桜花賞には、阪神3歳牝馬ステークス1着馬のビワハイジが出走していたが、15着に敗れている。

 

そして、1996年桜花賞で1人気に支持された報知杯4歳牝馬特別1着馬のリトルオードリーは9着に敗退している。

 

1996年桜花賞は、優先出走権を獲得していない枠同士で、決着している。

 

2011年桜花賞(18頭立て)

1着 マルセリーナ 牝3 55㎏ 4枠8番(逆11番)安藤勝己騎手 2人気

2着 ホエールキャプチャ 牝3 55㎏ 8枠16番(逆3番)池添謙一騎手 1人気

3着 トレンドハンター 牝3 55㎏ 8枠17番(逆2番)岩田康誠騎手 4人気

 

チューリップ賞1着馬レーヴディソールが不在だった2011年桜花賞を勝利したのは、2人気のマルセリーナ。

 

マルセリーナは、日刊スポーツ賞シンザン記念3着、エルフィンステークス1着から桜花賞に出走してきた馬。

 

マルセリーナの同枠のエーシンハーバーは、京都1400mの3歳500万下条件戦を勝った後、報知杯フィリーズレビューに出走し、3着に入り、桜花賞の優先出走権を獲得していたマル外の馬。

 

2着になったホエールキャプチャは、阪神ジュベナイルフィリーズ2着、デイリー杯クイーンカップ1着だった馬。

 

ホエールキャプチャの同枠馬で、3着だったトレンドハンターは、 京都ダート1800mの3歳500万下条件戦とフラワーカップを連勝していた馬。

 

ホエールキャプチャの同枠馬のマイネショコラーデは、函館2歳ステークスで2着になった後、報知杯フィリーズレビューに出走して12着に惨敗していた馬。

 

2011年チューリップ賞を勝利したレーヴディソールは、阪神ジュベナイルフィリーズの覇者だったので、2011年桜花賞は、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬もチューリップ賞優勝馬も不在だったといえるだろう。

 

2011年桜花賞は、優先出走権を獲得していない馬同士で決まっている。

 

2012年桜花賞(18頭立て)

1着 ジェンティルドンナ 牝3 55㎏ 5枠10番(逆9番)岩田康誠騎手 2人気

2着 ヴィルシーナ 牝3 55㎏ 7枠15番(逆4番)内田博幸騎手 4人気

3着 アイムユアーズ 牝3 55㎏ 6枠11番(逆8番)ピンナ騎手 3人気

 

チューリップ賞1着馬ハナズゴールが不在だった2012年桜花賞で、優勝したのは2人気のジェンティルドンナ。

 

ジェンティルドンナは、日刊スポーツ賞シンザン記念を勝った後、チューリップ賞に出走して4着だった馬。

 

ジェンティルドンナの同枠のイチオクノホシは、デイリー杯クイーンカップ2着、報知杯フィリーズレビュー4着だった馬。

 

2着になったヴィルシーナは、デイリー杯クイーンカップ1着になった後、直接、桜花賞に出走してきた馬。

 

ヴィルシーナの同枠馬は、サウンドオブハートとトーセンベニザクラの2頭。

 

サウンドオブハートは、阪神ジュベナイルフィリーズ3着、紅梅ステークス1着から桜花賞に出走してきた馬。

 

トーセンベニザクラは、フェアリーステークス1着、アネモネステークス5着だった馬。

 

2012年桜花賞には、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬のジョワドヴィーヴルが1人気として出走していたが、6着に敗れている。

 

2012年桜花賞は、優先出走権を獲得していない馬同士で決まっている。

桜花賞2026の出馬表

今年の桜花賞の登録馬は19頭。

 

19頭の登録馬のうち、ビッグカレンルーフが回避し、18頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 フェスティバルヒル 牝3 55.0kg 坂井 瑠星 四位 洋文 吉田 勝己
1枠 2番 サンアントワーヌ 牝3 55.0kg 荻野 極 鹿戸 雄一 吉田 勝己
2枠 3番 ディアダイヤモンド 牝3 55.0kg 戸崎 圭太 手塚 貴久 (株)インゼルレーシング
2枠 4番 エレガンスアスク 牝3 55.0kg 岩田 望来 田中 克典 廣崎利洋HD(株)
3枠 5番 ギャラボーグ 牝3 55.0kg 西村 淳也 杉山 晴紀 (株)ロードホースクラブ
3枠 6番 アイニードユー 牝3 55.0kg 川田 将雅 吉村 圭司 ゴドルフィン
4枠 7番 アランカール 牝3 55.0kg 武 豊 斉藤 崇史 (有)キャロットファーム
4枠 8番 ロンギングセリーヌ 牝3 55.0kg 石橋 脩 竹内 正洋 坂本 浩一
5枠 9番 ルールザウェイヴ 牝3 55.0kg 原 優介 宮田 敬介 大塚 亮一
5枠 10番 ナムラコスモス 牝3 55.0kg 田口 貫太 大橋 勇樹 奈村 睦弘
6枠 11番 ジッピーチューン 牝3 55.0kg 北村 友一 林 徹 吉田 照哉
6枠 12番 スウィートハピネス 牝3 55.0kg 高杉 吏麒 北出 成人 前田 幸大
7枠 13番 リリージョワ 牝3 55.0kg 浜中 俊 武 幸四郎 (株)Gリビエール・レーシング
7枠 14番 ドリームコア 牝3 55.0kg C.ルメール 萩原 清 吉田 勝己
7枠 15番 スターアニス 牝3 55.0kg 松山 弘平 高野 友和 吉田 勝己
8枠 16番 ショウナンカリス 牝3 55.0kg 池添 謙一 加藤 士津八 国本 哲秀
8枠 17番 ブラックチャリス 牝3 55.0kg 津村 明秀 武 幸四郎 フィールドレーシング
8枠 18番 プレセピオ 牝3 55.0kg 富田 暁 笹田 和秀 吉田 千津

1枠と7枠は、同じ馬主が同枠となったため、今年の桜花賞は染め分け帽戦となっている。

阪神ジュベナイルフィリーズからの考察

昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズは、アルテミスステークス1着馬のフィロステファニとKBS京都賞ファンタジーステークス1着馬のフェスティバルヒルが不在だった。

 

今年の桜花賞は、チューリップ賞1着馬のタイセイボーグと報知杯フィリーズレビュー1着馬のギリーズボールが不在である。

 

昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズと今年の桜花賞は、なんとなく似ているように感じる。

 

そこで、昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズを、検証してみる。

 

昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズの1着馬は、2人気のスターアニス。

 

スターアニスは、小倉1200mの2歳新馬戦で5着、小倉1200mの2歳未勝利戦で1着、新設された中京2歳ステークスで1人気2着になっていた 吉田勝己氏が馬主のノーザンファーム生産馬。

 

スターアニスの同枠の12人気イヌボウノウタゴエは、東京1400mの2歳未勝利戦を勝ってきたシスキン産駒の非社台系の馬。

 

2着のギャラボーグは、阪神1800mの2歳未勝利戦を勝っていた非社台系の馬。

 

ギャラボーグの同枠のアルバンヌは、新潟1600mの2歳未勝利戦を勝った後、中山1600mの2歳1勝クラスのサフラン賞を勝っていたノーザンファーム生産馬。

 

なお、昨年行われた阪神ジュベナイルフィリーズに出走しなかったアルテミスステークス1着馬のフィロステファニは、アルテミスステークス出走の時は、川田将雅騎手が騎乗していた。

 

また、KBS京都賞ファンタジーステークス1着馬のフェスティバルヒルの馬主は、スターアニスと同じ吉田勝己氏である。

 

チューリップ賞1着馬のタイセイボーグは、田中成奉氏が馬主、松下武士厩舎のインディチャンプ産駒の馬で、チューリップ賞出走時は、西村淳也騎手が騎乗していた。

 

報知杯フィリーズレビュー1着馬のギリーズボールは、キャロットファームが馬主、手塚貴久厩舎のエピファネイア産駒の馬で、報知杯フィリーズレビュー出走時は西塚洸二騎手が騎乗していた。

結論

色々考えたが、KBS京都賞ファンタジーステークス1着馬のフェスティバルヒルが、今年の桜花賞に出走してきたのが、大きなポイントだと判断した。

 

フェスティバルヒルは、阪神ジュベナイルフィリーズに出走せず、桜花賞に出走してきた馬である。

 

2017年桜花賞に出走したミスエルテは、KBS京都賞ファンタジーステークスを勝った後、阪神ジュベナイルフィリーズではなく、朝日杯フューチュリティステークスに出走して4着となり、翌年の桜花賞に1枠1番配置の馬として出走してきた。

 

2017年桜花賞で1着になったのは、阪神ジュベナイルフィリーズで3着になった後、デイリー杯クイーンカップに出走して4着になっていたレーヌミノル。

 

レーヌミノルの同枠馬は、阪神ジュベナイルフィリーズ6着の後、報知杯フィリーズレビューに出走して3着になっていたゴールドケープ。

 

今年の報知杯フィリーズレビューの3着馬アイニードユーの同枠馬は、阪神ジュベナイルフィリーズ2着の後、デイリー杯クイーンカップで9着に惨敗していたギャラボーグである。

 

ギャラボーグが出走した阪神ジュベナイルフィリーズは、今年、賞金が増額されるレースであり、ギャラボーグが出走した阪神ジュベナイルフィリーズの優勝タイム 1:32.6は、2023年阪神ジュベナイルフィリーズの優勝タイムと同じ。

 

2024年桜花賞は、2023年阪神ジュベナイルフィリーズの連対馬が、1着と2着を変えて連対していることからも、ギャラボーグを今年の桜花賞の軸馬として考えたい。

 

相手は、スターアニス、アランカール、ディアダイヤモンド、ナムラコスモス、リリージョワあたり。