ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、オークス2022について考えてみたいと思います。
今年のオークスは、1着賞金が11000万円から14000万円に増額されるレースとなっています。
桜花賞も賞金増額されているので、桜花賞の上位馬がオークス2022でも有力に見えますが、そんなに簡単に収まるのかな？
オークス2022の出走予定
オークス2022の登録馬は21頭。
ライラックとラブパイローの2頭が、追加登録してきました。
現在のところ、コントディヴェール、シンシアウィッシュ、ホウオウバニラ、ルージュリナージュの4頭が抽選対象となっています。
| 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
| 1 | アートハウス | 牝3 | 55.0kg | 川田 将雅 | 中内田 充正 |
| 2 | ウォーターナビレラ | 牝3 | 55.0kg | 武 豊 | 武 幸四郎 |
| 3 | エリカヴィータ | 牝3 | 55.0kg | 福永 祐一 | 国枝 栄 |
| 4 | コントディヴェール | 牝3 | 55.0kg | 清水 久詞 | |
| 5 | サウンドビバーチェ | 牝3 | 55.0kg | 石橋 脩 | 高柳 大輔 |
| 6 | サークルオブライフ | 牝3 | 55.0kg | Ｍ．デムーロ | 国枝 栄 |
| 7 | シンシアウィッシュ | 牝3 | 55.0kg | 田辺 裕信 | 吉村 圭司 |
| 8 | シーグラス | 牝3 | 55.0kg | 松岡 正海 | 武藤 善則 |
| 9 | スタニングローズ | 牝3 | 55.0kg | Ｄ．レーン | 高野 友和 |
| 10 | スターズオンアース | 牝3 | 55.0kg | Ｃ．ルメール | 高柳 瑞樹 |
| 11 | ナミュール | 牝3 | 55.0kg | 横山 武史 | 高野 友和 |
| 12 | ニシノラブウインク | 牝3 | 55.0kg | 三浦 皇成 | 小手川 準 |
| 13 | パーソナルハイ | 牝3 | 55.0kg | 吉田 豊 | 矢作 芳人 |
| 14 | ピンハイ | 牝3 | 55.0kg | 高倉 稜 | 田中 克典 |
| 15 | プレサージュリフト | 牝3 | 55.0kg | 戸崎 圭太 | 木村 哲也 |
| 16 | ベルクレスタ | 牝3 | 55.0kg | 吉田 隼人 | 須貝 尚介 |
| 17 | ホウオウバニラ | 牝3 | 55.0kg | 横山 典弘 | 安田 翔伍 |
| 18 | ライラック | 牝3 | 55.0kg | 横山 和生 | 相沢 郁 |
| 19 | ラブパイロー | 牝3 | 55.0kg | 野中 悠太郎 | 大和田 成 |
| 20 | ルージュエヴァイユ | 牝3 | 55.0kg | 池添 謙一 | 黒岩 陽一 |
| 21 | ルージュリナージュ | 牝3 | 55.0kg | 宗像 義忠 |
参考 netkeiba
スイートピーステークス1着馬不在からのサイン
オークスの優先出走権は、桜花賞で5着までに入った馬、サンケイスポーツ賞フローラステークスで2着までに入った馬、スイートピーステークスで1着になった馬に与えられます。（地方馬ルートはNHKマイルカップ2着以内および3歳重賞1着馬）
そして、オークス2022の登録馬を見ると、桜花賞3着馬のナムラクレアとスイートピーステークス1着馬のウインエクレールが不在となっています。
スイートピーステークス1着馬が不在だったオークスは1996年、2007年、2015年、そして、今年の4回だけとなります。
では、スイートピーステークス1着馬が不在だった1996年、2007年、2015年のオークスの結果を見てみます。
1996年オークス（18頭立て）
1着 エアグルーヴ 牝4 55㎏ 7枠15番（逆4番）武豊騎手 1人気
前走 チューリップ賞（阪神1600ｍ・指定・定量）2人気1着
前々走 阪神3歳牝馬ステークス（阪神1600ｍ）3人気2着
1着同枠 トウカイジャスパー 牝4 55㎏ 幸英明騎手 12人気
前走 4歳500万下条件戦・矢車賞（京都1600ｍ）5人気1着
前々走 4歳500万下条件戦・平場（京都ダート1400ｍ）1人気2着
1着同枠 ナスケンエース 牝4 55㎏ 沢昭典騎手 最下位人気
前走 スイートピーステークス（東京1800ｍ・指定・定量）16人気9着
前々走 桜花賞（阪神1600ｍ）最下位人気14着（1着同枠）
2着 ファイトガリバー 牝4 55㎏ 1枠1番（逆18番）田原成貴騎手 4人気
前走 桜花賞（阪神1600ｍ）10人気1着
前々走 アネモネステークス（阪神1400ｍ・指定・定量）1人気3着
2着同枠 ハダシノメガミ 牝4 55㎏ 四位洋文騎手 10人気
前走 スイートピーステークス（東京1800ｍ・指定・定量）7人気2着
前々走 4歳500万下条件戦・平場（京都ダート1800ｍ）5人気1着
3着 リトルオードリー 牝4 55㎏ 8枠18番（逆1番）佐藤哲三騎手 8人気
前走 桜花賞（阪神1600ｍ）1人気9着
前々走 報知杯4歳牝馬特別（阪神1400ｍ・指定・定量）1人気1着
1996年オークスは、Ｇ1の阪神3歳牝馬ステークスで2着、Ｇ3のチューリップ賞で1着になっていた1人気のエアグルーヴが1着。
エアグルーヴは、チューリップ賞を勝った後、熱発で桜花賞をパスした3勝馬。
エアグルーヴの同枠のトウカイジャスパーは、5月に行われた500万下条件戦の矢車賞を勝ってきた馬。
エアグルーヴの同枠馬のナスケンエースは、桜花賞で1着同枠に配置されていた馬で、スイートピーステークスで9着に敗れていた馬。
2着になったファイトガリバーは、桜花賞の指定レースであるアネモネステークスで3着から桜花賞の覇者となった馬。
ファイトガリバーの同枠のハダシノメガミは、前走で京都ダート1800ｍの4歳500万下条件戦を勝ってきた馬。
3着になったリトルオードリーは、桜花賞で1人気に支持されていた馬で、オークスでは桜花賞馬の対角に配置されていました。
2007年オークス（18頭立て）
1着 ローブデコルテ マル外 牝3 55㎏ ｍ1枠2番（逆17番）福永祐一騎手 5人気
前走 桜花賞（阪神1600ｍ）9人気4着
前々走 チューリップ賞（阪神1600ｍ・指定・馬齢）3人気5着（2着同枠）
1着同枠 スマートストーム 牝3 55㎏ 長谷川浩大騎手 16人気
前走 スイートピーステークス（東京1800ｍ・指定・馬齢）8人気4着
前々走 3歳未勝利戦（阪神1600ｍ）2人気1着
2着 ベッラレイア 牝3 55㎏ 4枠7番（逆12番）秋山真一郎騎手 1人気
前走 サンケイスポーツ賞フローラステークス（東京2000ｍ・指定・馬齢）1人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・ あざみ賞（中京1800ｍ）1人気1着
2着同枠 ピンクカメオ 牝3 55㎏ 4枠7番（逆12番）四位洋文騎手 7人気
前走 NHKマイルカップ（東京1600ｍ）17人気1着
前々走 桜花賞（阪神1600ｍ）8人気14着
3着 ラブカーナ 牝3 55㎏ 6枠12番（逆7番） 菊沢隆徳騎手 8人気
前走 スイートピーステークス（東京1800ｍ・指定・馬齢）7人気2着
前々走 忘れな草賞（阪神2000ｍ・特指・別定）8人気2着
桜花賞馬のダイワスカーレットと桜花賞2着馬が不在の2007年オークスを制したローブデコルテは、阪神ジュベナイルフィリーズ4着になった後、紅梅ステークス1着、チューリップ賞5着、桜花賞4着の成績を残していた馬。
ローブデコルテの同枠のスマートストームは、3歳未勝利戦を勝った後、スイートピーステークスで4着に敗れていた馬。
2着になったベッラレイアは、サンケイスポーツ賞フローラステークスを1人気で勝ってきた年明けデビューの3勝馬。
ベッラレイアの同枠のピンクカメオは、前走でNHKマイルカップを勝っているG1馬。（東京コースは2戦2勝の馬）
3着になったラブカーナは、1月に行われた3歳未勝利戦で初勝利を挙げ、前走のスイートピーステークスで2着に入り、オークスへの優先出走権を獲得していた馬。（現在のスイートピーステークスはオークスへの優先出走権を1枚だけ与えるレースに変更）
2015年オークス（18頭立て・出走取消戦）
1着 ミッキークイーン 牝3 55㎏ 5枠10番（逆9番）浜中俊騎手 3人気
前走 忘れな草賞（阪神2000ｍ・特指・別定）1人気1着
前々走 デイリー杯クイーンカップ（東京1600ｍ・特指・別定）3人気2着
1着同枠 コンテッサトゥーレ 牝3 55㎏ ルメール騎手 10人気
前走 桜花賞（阪神1600ｍ）8人気3着
前々走 チューリップ賞（阪神1600ｍ・指定・馬齢）4人気6着
2着 ルージュバック 牝3 55㎏ 7枠14番（逆5番）戸崎圭太騎手 1人気
前走 桜花賞（阪神1600ｍ）1人気9着
前々走 きさらぎ賞（京都1800ｍ・特指・別定）1人気1着
2着同枠 アンドリエッテ 牝3 55㎏ 川田将雅騎手 7人気
前走 桜花賞（阪神1600ｍ）4人気6着
前々走 チューリップ賞（阪神1600ｍ・指定・馬齢）7人気2着
2着同枠 トーセンラーク 牝3 55㎏ 江田照男騎手 最下位人気
前走 桜花賞（阪神1600ｍ）最下位人気17着
前々走 フェアリーステークス（中山1600ｍ・特指・別定）6人気7着（2着同枠）
3着 クルミナル 牝3 55㎏ 8枠17番（逆2番）池添謙一騎手 6人気
前走 桜花賞（阪神1600ｍ）7人気2着
前々走 チューリップ賞（阪神1600ｍ・指定・馬齢）1人気11着
出走取消戦となった2015年オークスは、東京1600ｍのデイリー杯クイーンカップで2着、阪神2000ｍの忘れな草賞で1着となっていたミッキークイーンが1着。
ミッキークイーンの同枠のコンテッサトゥーレは、チューリップ賞6着の後、桜花賞で3着に入り、オークスへの優先出走権を獲得していた馬。
2着になったルージュバックは、新潟1800ｍの新馬戦、東京2000ｍの2歳500万下条件戦の百日草特別、京都1800ｍのきさらぎ賞を3連勝し、桜花賞で1人気に支持されたものの9着に敗れていた3勝馬。
ルージュバックの同枠のアンドリエッテはチューリップ賞で2着になっていた馬で、同じくルージュバックの同枠のトーセンラークは最下位人気の馬。
3着のクルミナルは、桜花賞の2着馬。
スイートピーステークス1着馬不在だった1996年、2007年、2015年のオークスの結果から考えると、3勝馬、G1馬（2015年は出走取消戦となったことで、桜花賞1人気馬を2着馬として起用？）、1人気の馬、スイートピーステークス敗退馬あたりが気になります。
最後に
賞金増額戦となった2016年オークスは、チューリップ賞1着の後、桜花賞で2着になっていたノーザンファーム生産馬のシンハライトが1着、2着はアネモネステークスで1着になった後、桜花賞に出走せず、サンケイスポーツ賞フローラステークスで1着になっていたチェッキーノが入っています。
一方、同じく賞金増額戦となった2018年オークスは、出走取消戦として行われ、日刊スポーツ賞シンザン記念1着から、ステップレースを挟まず、桜花賞で1着になっていたノーザンファーム生産馬のアーモンドアイが1着、2着はチューリップ賞と桜花賞で3着という同じ着順を刻んでいたリリーノーブルが入っています。
この2つのレースは、2着と3着が同枠のワイドゾロ目となっていますが、今年のオークスもワイドゾロ目で決着するのかな？
