京成杯2024(第64回)の考察

京成杯2024の出馬表

京成杯2024の登録馬は16頭。

 

登録馬16頭のうち、キャントウェイトが回避して15頭立てとなり、さらに、ロジルーラーが出走取消となっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ニシノフィアンス 牡3 57.0kg 三浦 皇成 竹内 正洋 西山 茂行
2枠 2番 バードウォッチャー 牡3 57.0kg C.ルメール 国枝 栄 金子真人ホールディングス(株)
2枠 3番 レイデラルース 牡3 57.0kg 石橋 脩 手塚 貴久 DMMドリームクラブ(株)
3枠 4番 エコロマーズ 牡3 57.0kg 内田 博幸 牧浦 充徳 原村 正紀
3枠 5番 ロジルーラー 牡3 57.0kg 松岡 正海 稲垣 幸雄 久米田 正明
4枠 6番 アーバンシック 牡3 57.0kg 横山 武史 武井 亮 (有)シルクレーシング
4枠 7番 ロードヴェスパー 牡3 57.0kg 横山 和生 和田 勇介 (株)ロードホースクラブ
5枠 8番 ハヤテノフクノスケ 牡3 57.0kg 岩田 望来 中村 直也 佐藤 範夫
5枠 9番 アスクナイスショー 牡3 57.0kg 大野 拓弥 中舘 英二 廣崎 利洋
6枠 10番 コスモブッドレア 牡3 57.0kg 石川 裕紀人 小野 次郎 (有)ビッグレッドファーム
6枠 11番 マイネルフランツ 牡3 57.0kg 津村 明秀 和田 正一郎 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
7枠 12番 グローリーアテイン 牡3 57.0kg 戸崎 圭太 金成 貴史 (有)社台レースホース
7枠 13番 ドゥレイクパセージ 牡3 57.0kg R.キング 堀 宣行 吉田 勝己
8枠 14番 ダノンデサイル 牡3 57.0kg 横山 典弘 安田 翔伍 (株)ダノックス
8枠 15番 ジュンゴールド 牡3 57.0kg 坂井 瑠星 友道 康夫 河合 純二

8枠は、エピファネイア産駒同士の枠となっている。

フェアリーステークスと日刊スポーツ賞シンザン記念からの考察

今年から3歳G3の重賞は、別定戦から馬齢戦に変更となる。

 

既に終了した今年のフェアリーステークスと日刊スポーツ賞シンザン記念の結果から考えてみる。

 

今年のフェアリーステークスは、昨年のKBS京都賞ファンタジーステークスと同日に行われた京都1600mの未勝利戦を勝ってきたイフェイオンが勝っている。

 

イフェイオンの同枠に入ったニシノティアモは、昨年のKBS京都賞ファンタジーステークスの翌日に行われた東京1600mの未勝利戦を勝利していたので、イフェイオンが入った8枠は、地方馬が阪神ジュベナイルフィリーズに優先的に出走できるKBS京都賞ファンタジーステークスの開催日近くで初勝利を挙げたことになる。

 

今年のフェアリーステークスの2着馬のマスクオールウィンは、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズの前日に行われた1勝クラスの黒松賞(中山1200m)を勝っていた。

 

マスクオールウィンの同枠のメイショウヨゾラは、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズの後に初勝利を挙げているので、マスクオールウィンが入った3枠は、阪神ジュベナイルフィリーズの開催日近くで賞金を加算していることになる。

 

3着に入ったラヴスコールは、夏季開催の札幌1500mの新馬戦で初勝利を挙げた後、地方馬が阪神ジュベナイルフィリーズに優先的に出走できるアルテミスステークスで7着に敗れていた馬であり、ニシノティアモの対角配置の馬である。

 

一方、今年の日刊スポーツ賞シンザン記念は、昨年のデイリー杯2歳ステークスの翌日に行われた東京1600mの新馬戦で優勝していたマル外のノーブルロジャーが勝っていた。

 

ノーブルロジャーの同枠馬のラーンザロープスは、牝馬なので55㎏斤量で日刊スポーツ賞シンザン記念に出走でき、ラーンザロープスは55㎏斤量で未勝利戦を既に勝利していた。

 

2着に入ったエコロブルームは、昨年のデイリー杯2歳ステークスの同日に行われた東京1600mの未勝利戦を勝っていた馬。

 

3着に入ったウォーターリヒトは、昨年の朝日杯フューチュリティステークスの前日に行われた阪神2000mの未勝利戦を勝ってきた馬で、エコロブルームとウォーターリヒトは同枠配置だった。

 

今年のフェアリーステークスと日刊スポーツ賞シンザン記念の結果から、今年の京成杯を考えてみる。

 

フェアリーステークスは中山1600mを舞台とする3歳牝馬限定戦、日刊スポーツ賞シンザン記念は京都1600mを舞台とする3歳特指馬齢戦、京成杯は中山2000mを舞台とする3歳特指馬齢戦である。

 

2000mを舞台とする2歳G1はホープフルステークスで、ホープフルステークスに優先的に地方馬が出走できるレースとして、東京スポーツ杯2歳ステークスとラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスが用意されている。

 

昨年の東京スポーツ杯2歳ステークスは11月18日、ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは11月25日に行われているので、今年のフェアリーステークスと日刊スポーツ賞シンザン記念の結果をもとに考えると、11月25日前後に賞金を加算している馬が連対することになるのだが…

 

京成杯2024の出走馬では、グローリーアテインが、昨年のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの開催翌日の11月26日に新馬戦で初勝利を挙げている。

 

一方、昨年のホープフルステークスは12月28日に行われており、昨年のホープフルステークスの開催日に最も近い日で賞金加算している馬は、ニシノフィアンスとなっている。

結論

馬番発表後に出走取消が発生したことで、微妙な流れになってきた。

 

京成杯と同じ中山2000mを舞台とする昨年のホープフルステークスも、馬番発表後に2頭の出走取消が発生していた。

 

昨年のホープフルステークスは、1人気の牝馬のレガレイラが1着、2人気のマル外のシンエンペラーが2着、3着にはシンエンペラーの同枠馬で、出走取消を行ったサンライズアースと同馬主のサンライズジパングが入っていた。(対角ゾロ目で決着)

 

まあ、昨年のホープフルステークスは出走取消が2頭も発生した壊れたレースなので、1人気と2人気の特殊決着は、想定される決着の1つであったのだが。

 

さて、昨年のホープフルステークスと同様に、出走取消が発生して壊れたレースになった今年の京成杯なので、1人気のジュンゴールドと2人気のアーバンシックの組み合わせは押さえたいと思う。

 

後は、ジュンゴールドから筋配置のダノンデサイル、ニシノフィアンス、ロードヴェスパー、11月26日に新馬戦で初勝利を挙げたグローリーアテインあたりに流してみる。