サウジアラビアロイヤルカップ2023の考察

サウジアラビアロイヤルカップ2023の出馬表

サウジアラビアロイヤルカップ2023の登録馬は9頭。

 

登録馬9頭が、揃って出走してきたということは、意味がありそうだ。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 シュトラウス 牡2 56.0kg C.ルメール 武井 亮 (有)キャロットファーム
2枠 2番 ゴンバデカーブース 牡2 56.0kg 松山 弘平 堀 宣行 (株)G1レーシング
3枠 3番 ボンドガール 牝2 55.0kg 川田 将雅 手塚 貴久 藤田 晋
4枠 4番 エコロマーズ 牡2 56.0kg 戸崎 圭太 牧浦 充徳 原村 正紀
5枠 5番 ハッピーサプライズ 牡2 56.0kg 大野 拓弥 佐藤 吉勝 田頭 勇貴
6枠 6番 ウインアクトゥール 牡2 56.0kg 横山 武史 栗田 徹 (株)ウイン
7枠 7番 レーヴジーニアル 牡2 56.0kg 横山 和生 松永 幹夫 ライオンレースホース(株)
8枠 8番 マリンバンカー 牡2 56.0kg 岩部 純二 南田 美知雄 Mr.ホース
8枠 9番 マイネルブリックス 牡2 56.0kg 津村 明秀 黒岩 陽一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン

秋季に1走した馬がエコロマーズとマリンバンカーの2頭で、マイネルブリックスは秋季に設計されている芙蓉ステークスで、競走除外になっていた馬である。

牝馬出走からの考察

2歳馬の馬齢重量は9月までは、牡馬・騙馬・牝馬問わず55㎏に統一されているが、10月からは、牡馬・騙馬は56㎏、牝馬は55㎏に変更される。

 

つまり、2歳10月から、牝馬にはアローワンスが適用されるわけだ。

 

サウジアラビアロイヤルカップは、牝馬が牡馬・騙馬よりも、斤量が軽く出走できる最初の2歳重賞なので、牝馬の出走の有無が重要であるとウマゾーは考える。

 

さて、今年のサウジアラビアロイヤルカップには、ボンドガールという牝馬が出走するが、この馬は人気を集めそうだ。

 

サウジアラビアロイヤルカップ2023で1人気になるかも知れないらしい。

 

過去のサウジアラビアロイヤルカップで、牝馬が1人気あるいは2人気になったケースは、2018年、2019年、2020年、2021年の4回。

 

2018年サウジアラビアロイヤルカップで1人気になった牝馬のグランアレグリアは、東京1600mの新馬戦(混合)を1人気で勝っていたノーザンファーム生産馬だった。

 

2019年サウジアラビアロイヤルカップで2人気になった牝馬のクラヴァシュドールは、阪神1600mの新馬戦(混合)を1人気で勝っていた非社台系の馬だった。

 

2020年サウジアラビアロイヤルカップで1人気になった牝馬のインフィナイトは、新潟1600mの新馬戦(牝馬限定)を1人気で勝っていたノーザンファーム生産馬だった。

 

2021年サウジアラビアロイヤルカップで2人気になった牝馬のステルナティーアは、新潟1600mの新馬戦(混合)を1人気で勝っていたノーザンファーム生産馬だった。

 

今年のサウジアラビアロイヤルカップに出走するボンドガールという牝馬は、東京1600mの新馬戦(牝馬限定)を2人気で勝っていたノーザンファーム生産馬である。

 

ボンドガールに近い馬は、東京1600mの新馬戦(混合)を1人気で勝っていたノーザンファーム生産馬のグランアレグリア、新潟1600mの新馬戦(牝馬限定)を1人気で勝っていたノーザンファーム生産馬のインフィナイトといったところ。

 

では、グランアレグリアが出走した2018年サウジアラビアロイヤルカップ、インフィナイトが出走した2020年サウジアラビアロイヤルカップの結果を見てみる。

 

2018年サウジアラビアロイヤルカップ(8頭立て)

1着 グランアレグリア 牝2 54㎏ 4枠4番(逆5番)ルメール騎手 1人気

前走 新馬戦(東京1600m)1人気1着

2着 ドゴール 牡2 55㎏ 5枠5番(逆4番)津村明秀騎手 7人気

前走 新馬戦(新潟1400m)4人気1着

3着 アマーティ 牝2 54㎏ 2枠2番(逆7番)三浦皇成騎手 4人気

前走 新馬戦(新潟1600m)3人気1着

 

8頭立てで行われた2018年サウジアラビアロイヤルカップは、東京1600mの新馬戦を1人気で勝ってきた1人気の牝馬のグランアレグリアが1着。

 

2着は、新潟1400mの新馬戦を4人気で勝ってきた非社台系のドゴール。

 

3着は、新潟1600mの新馬戦(混合)を3人気で勝ってきたノーザンファーム生産馬の牝馬のアマーティ。

 

2020年サウジアラビアロイヤルカップ(10頭立て)

1着 ステラヴェローチェ 牡2 55㎏ 8枠9番(逆2番) 横山典弘騎手 3人気

前走 新馬戦(阪神1600m)2人気1着

2着 インフィナイト 牝2 54㎏ 5枠5番(逆6番)北村友一騎手 1人気

前走 新馬戦(新潟1600m)1人気1着

3着 セイウンダイモス 牡2 55㎏ 6枠6番(逆5番) 内田博幸騎手 9人気

前走 新潟2歳ステークス(新潟1600m・特指・馬齢)9人気6着

前々走 未勝利戦(福島1200m)1人気1着

 

不良馬場で行われた2020年サウジアラビアロイヤルカップを制したステラヴェローチェは、稍重馬場の阪神1600mの新馬戦を2人気で勝っていたノーザンファーム生産の3人気の馬。

 

2着になったインフィナイトは、不良馬場で行われた新潟1600mの新馬戦を1人気で勝ってきたノーザンファーム生産の1人気の牝馬。

 

3着に入ったセイウンダイモスは、福島1200mの未勝利戦を勝った後、新潟2歳ステークスに出走して6着になっていたブービー人気の馬。

ご当地2歳重賞からの考察

今年から2歳重賞の馬齢重量が1㎏増量されている。

 

今年の函館2歳ステークス、新潟2歳ステークス、札幌2歳ステークス、小倉2歳ステークスの連対馬を検証してみる。

 

2回函館5日に行われた2023年函館2歳ステークスは、函館ダート1000mの新馬戦(1人気)を55㎏斤量で勝っていた非社台系のゼルトザームが1着、2着は初戦の函館1200mの新馬戦を5人気2着、次戦の函館1200mの未勝利戦(1人気)を53㎏斤量で勝っていた非社台系のナナオ。

 

3回新潟6日に行われた2023年新潟2歳ステークスは、東京1400mの新馬戦(1人気)を55㎏斤量で勝っていた社台系のアスコリピチェーノが1着、2着は中京1600mの新馬戦(4人気)を55㎏斤量で勝っていた非社台系のショウナンマヌエラ。

 

2回札幌7日に行われた2023年札幌2歳ステークスは、函館1800mの新馬戦を5人気2着になった後、札幌1800mの未勝利戦(1人気)を55㎏斤量で勝ってきた非社台系のセットアップが1着、2着は札幌1800mの新馬戦(6人気)を55㎏斤量で勝ってきた非社台系のパワーホール。

 

3回小倉8日に行われた2023年は、中京1200mの新馬戦を2人気2着になった後、中京1200mの未勝利戦(1人気)を55㎏斤量で勝ってきた非社台系のアスクワンタイムが1着、2着は阪神1200mの新馬戦(1人気)を55㎏斤量で勝ってきた社台系のミルテンベルク。

 

この4レースは、前走で1人気になり、勝利を掴んでいる馬が1着になっている。

結論

前走で1人気1着だったのはシュトラウスだけ。

 

ココは、シュトラウスを軸にしてみる。

 

相手はボンドガール、ウインアクトゥール、ゴンバデカーブース、マイネルブリックスあたり。