ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、ラジオNIKKEI賞2021について考えてみたいと思います。
ラジオNIKKEI賞は、3歳重賞唯一のハンデ戦として、福島1800mで行われるレース!
毎年、7月の第1週あるいは6月の終わりごろに開催されます。
今年は、例年4月に開催される1回福島開催が、地震による影響で新潟開催に変更となったため、ラジオNIKKEI賞は、1回福島開催で行われますが、2日目開催というのは、2013年以来変わっていません。
ラジオNIKKEI賞2021の出走予定
ラジオNIKKEI賞2021の出走予定は18頭。
皐月賞やNHKマイルカップに出走した馬も登録しています。
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | アイコンテーラー | 牝3 | 51.0kg | 亀田 温心 | 河内 洋 |
2 | アサマノイタズラ | 牡3 | 56.0kg | 嶋田 純次 | 手塚 貴久 |
3 | ヴァイスメテオール | 牡3 | 54.0kg | 丸山 元気 | 木村 哲也 |
ヴェイルネビュラ | 牡3 | 55.0kg | 田辺 裕信 | 手塚 貴久 | |
5 | グランオフィシエ | 牡3 | 53.0kg | 大野 拓弥 | 久保田 貴士 |
6 | シュヴァリエローズ | 牡3 | 55.0kg | 吉田 隼人 | 清水 久詞 |
7 | ジュンブルースカイ | 牡3 | 54.0kg | 岩田 望来 | 友道 康夫 |
8 | スペシャルドラマ | 牡3 | 53.0kg | 戸崎 圭太 | 宮田 敬介 |
9 | タイソウ | 牡3 | 53.0kg | 三浦 皇成 | 西園 正都 |
10 | デルマセイシ | 牝3 | 51.0kg | 菅原 明良 | 音無 秀孝 |
11 | ネクストストーリー | 牝3 | 51.0kg | 中川 公成 | |
12 | ノースブリッジ | 牡3 | 54.0kg | 岩田 康誠 | 奥村 武 |
13 | プレイイットサム | 牡3 | 54.0kg | M.デムーロ | 藤岡 健一 |
14 | ボーデン | 牡3 | 55.0kg | 武藤 雅 | 木村 哲也 |
15 | リッケンバッカー | 牡3 | 56.0kg | 幸 英明 | 西村 真幸 |
16 | ロードトゥフェイム | 牡3 | 53.0kg | 木幡 巧也 | 尾形 和幸 |
17 | ワザモノ | 牡3 | 53.0kg | 柴田 善臣 | 尾関 知人 |
18 | ワールドリバイバル | 牡3 | 53.0kg | 津村 明秀 | 牧田 和弥 |
参考 netkeiba
フジテレビ賞スプリングステークス3着馬出走からのサイン
2006年に、ラジオたんぱ賞からラジオNIKKEI賞にレース名が変更されてから、フジテレビ賞スプリングステークス3着馬が出走したのは、2014年のクラリティシチーと2019年のディキシーナイトの2頭。
では、2014年と2019年のラジオNIKKEI賞の結果を見てみましょう。
2014年ラジオNIKKEI賞(16頭立て)
1着 ウインマーレライ 牡3 54㎏ 5枠9番(逆8番)松岡正海騎手 5人気
前走 テレビ東京杯青葉賞(東京2400m・指定・馬齢)13人気8着
前々走 フジテレビ賞スプリングステークス(中山1800m・指定・馬齢)9人気8着
7走前 2歳未勝利戦(福島1800m)1人気1着
1着同枠 ハドソンヤード 牡3 53㎏ 松若風馬騎手 8人気
前走 3歳以上500万下条件戦・平場(阪神1800m)4人気1着
前々走 3歳未勝利戦(新潟2000m)5人気1着
2着 クラリティシチー 牡3 55㎏ 2枠4番(逆13番)内田博幸騎手 1人気
前走 3歳500万下条件戦・平場(阪神1800m)1人気1着(ゾロ目)
前々走 皐月賞(中山2000m)10人気8着
3走前 フジテレビ賞スプリングステークス(中山1800m・指定・馬齢)4人気3着
2着同枠兼3着 ウインフェニックス 牡3 54㎏ 石橋脩騎手 7人気
前走 NHKマイルカップ(東京1600m)9人気11着
前々走 ニュージーランドトロフィー(中山1600m・指定・馬齢)5人気5着
3走前 3歳500万下条件戦・平場(中山1600m)1人気1着
9走前 2歳未勝利戦(福島1800m)1人気1着
2014年ラジオNIKKEI賞は、フジテレビ賞スプリングステークスとテレビ東京杯青葉賞で連続8着だったウインマーレライが1着。
ウインマーレライは、ラジオNIKKEI賞と同じ福島1800mで行われた2歳未勝利戦を1人気で勝っている馬。
2着に入ったクラリティシチーは、1人気に支持されたフジテレビ賞スプリングステークス3着馬。
クラリティシチーの同枠で、3着に入ったウインフェニックスは、福島1800mの2歳未勝利戦を1人気で勝っている馬で、1着になったウインマーレライとは馬主が同じ。
つまり、2014年ラジオNIKKEI賞は、福島1800mの2歳未勝利戦を勝った馬の枠で決まったといえます。
2019年ラジオNIKKEI賞(16頭立て)
1着 ブレイキングドーン 牡3 55㎏ 7枠14番(逆3番) 田辺裕信騎手 3人気
前走 京都新聞杯(京都2200m・指定・馬齢)4人気6着(2着同枠)
前々走 皐月賞(中山2000m)13人気11着
1着同枠兼3着 ゴータイミング 牡3 53㎏ 武豊騎手 6人気
前走 3歳500万下条件戦・平場(阪神1600m)3人気1着
前々走 日刊スポーツ賞シンザン記念(京都1600m・特指・別定)7人気7着
2着 マイネルサーパス 牡3 54㎏ 1枠2番(逆15番)柴田大知騎手 9人気
前走 日本ダービー(東京2400m)最下位人気11着
前々走 プリンシパルステークス(東京2000m・指定・馬齢)6人気9着
4走前 2歳500万下条件戦・きんもくせい特別(福島1800m)3人気1着(レコード)
2着同枠 ギルマ 牡3 53㎏ 三浦皇成騎手 12人気
前走 3歳500万下条件戦・山藤賞(中山1800m)3人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(中山1600m)4人気3着
11着 ディキシーナイト 牡3 56㎏ 3枠5番(逆12番)石橋脩騎手 2人気
前走 フジテレビ賞スプリングステークス(中山1800m・指定・馬齢)7人気3着(1着同枠)
前々走 クロッカスステークス(リステッド・東京1400m・特指・別定)1人気1着
4走前 2歳500万下条件戦・きんもくせい特別(福島1800m)2人気4着(1着対角)
2019年ラジオNIKKEI賞は、阪神1800mの2歳新馬戦を勝利した後、負け続けていたブレイキングドーンが1着。
ブレイキングドーンは、1800mという距離に関しては、初戦の新馬戦を勝利し、2戦目の萩ステークスで除外になった以外は、出走していません。
ブレイキングドーンの同枠馬で3着になったゴータイミングは、日刊スポーツ賞シンザン記念で7着になった後、阪神1600mの500万下条件戦に出走し、1着になっている馬。
G1とG3の違いはありますが、重賞で敗れた後、条件戦で勝ってきた馬という観点で考えれば、2014年ラジオNIKKEI賞の2着馬のクラリティシチーに似ています。
2着となったマイネルサーパスは、福島1800mで行われた2歳500万下条件戦のきんもくせい特別で1着になっている馬です。
フジテレビ賞スプリングステークスで3着になったディキシーナイトは、福島1800mのきんもくせい特別で1着対角の4着になっていましたが、マイネルサーパスが出走した影響もあり、11着に敗れています。
2014年と2019年のラジオNIKKEI賞の結果から考えると、フジテレビ賞スプリングステークス3着馬という戦歴だけでは、ラジオNIKKEI賞に連対することはできないですし、福島1800mの未勝利戦あるいは1勝クラスを勝った馬自身及び筋配置の馬には、気を付けるべきであると分かります。
また、重賞を勝った後、1勝クラスを勝ってきた馬自身及び筋配置の馬も、連対の可能性がありそうですね。
そして、2014年と2019年のラジオNIKKEI賞で1着になった馬の共通項として、2歳戦で勝ってから3歳戦で勝っていない馬という点が挙げられます。
まあ、こちらは偶然かもしれないですが…
ラジオNIKKEI賞2021の登録馬で考えると、日本ダービーのステップレースであるプリンシパルステークスで3着に敗れた後、京都から中京替わりとなった1勝クラスのメルボルントロフィーを勝ってきたタイソウ、福島1200mの未勝利戦を勝っているネクストストーリーあたりは気になります。
最後に
ラジオNIKKEI賞は、今年、第70回を迎えるレースですが、同じ第70回として開催されたフジテレビ賞スプリングステークスは、気になるレースです。
ラジオNIKKEI賞2021に、フジテレビ賞スプリングステークス2着馬のアサマノイタズラと3着馬のボーデンが登録してきたのも意味があると思います。
ではまた。