旧競馬場の名前を、レース名に使っている根岸ステークス。
このレースは、2014年から東海テレビ杯東海ステークスと共に、フェブラリーステークスの指定レースとして機能してきた。
根岸ステークスは、今年大きな変更は見られないが、東海テレビ杯東海ステークスはプロキオンステークスにレース名が変更されている。
東海テレビ杯東海ステークスが、プロキオンステークスになったことによる影響が、根岸ステークスに及ぶのだろうか?
根岸ステークス2025の出馬表
根岸ステークス2025の登録馬は23頭。
登録馬23頭のうち、タイセイサムソン、ナスティウェザー、ナチュラルハイ、バトゥーキ、バトルクライ、ペリエール、ベルダーイメルが除外され、16頭立てとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | クロジシジョー | 牡6 | 57.0kg | 浜中 俊 | 岡田 稲男 | 河内 孝夫 |
1枠 | 2番 | ドンフランキー | 牡6 | 57.0kg | 池添 謙一 | 斉藤 崇史 | 早野 誠 |
2枠 | 3番 | メイショウテンスイ | 牡8 | 57.0kg | 吉田 豊 | 河内 洋 | 松本 好雄 |
2枠 | 4番 | アームズレイン | 牡5 | 57.0kg | 岩田 望来 | 上村 洋行 | 杉山 忠国 |
3枠 | 5番 | サンライズフレイム | 牡5 | 57.0kg | 藤岡 佑介 | 石坂 公一 | (株)ライフハウス |
3枠 | 6番 | バルサムノート | 牡5 | 57.0kg | 松岡 正海 | 高野 友和 | 吉田 勝己 |
4枠 | 7番 | エイシンスポッター | 牡6 | 57.0kg | 津村 明秀 | 吉村 圭司 | (株)栄進堂 |
4枠 | 8番 | フリームファクシ | 牡5 | 57.0kg | M.デムーロ | 須貝 尚介 | 金子真人ホールディングス(株) |
5枠 | 9番 | コスタノヴァ | 牡5 | 57.0kg | 横山 武史 | 木村 哲也 | 吉田 勝己 |
5枠 | 10番 | タガノビューティー | 牡8 | 59.0kg | 石橋 脩 | 西園 正都 | 八木 良司 |
6枠 | 11番 | アルファマム | 牝6 | 55.0kg | R.キング | 佐々木 晶三 | 平井 裕 |
6枠 | 12番 | サトノルフィアン | 牡6 | 57.0kg | 横山 典弘 | 高橋 康之 | 里見 治 |
7枠 | 13番 | ロードフォンス | 牡5 | 57.0kg | 横山 和生 | 安田 翔伍 | (株)ロードホースクラブ |
7枠 | 14番 | スレイマン | 牡7 | 57.0kg | 西村 淳也 | 池添 学 | (有)サンデーレーシング |
8枠 | 15番 | ショウナンライシン | 牡5 | 57.0kg | 菅原 明良 | 大竹 正博 | 国本 哲秀 |
8枠 | 16番 | スズカコテキタイ | 牡6 | 57.0kg | 内田 博幸 | 奥村 武 | 永井 啓弍 |
今年の根岸ステークスに4歳馬の出走はない。
また、昨年はいなかった増量馬(タガノビューティー)の存在は気になる。
プロキオンステークスからの考察
東海テレビ杯東海ステークスからレース名が変更されたプロキオンステークス。
レース名変更初年となった今年のプロキオンステークスは、リステッド競走のベテルギウスステークスを勝利したサンデーファンデーが1着、2着は1人気のサンライズジパングが入っている。
サンデーファンデーが勝ったベテルギウスステークスは、今年、代替開催の京都で行われていたレースである。
2着になったサンライズジパングは、祝日開催のみやこステークスを勝っていた馬で、サンライズジパングの同枠のオメガギネスは、代替開催のシリウスステークスで2着、祝日開催のみやこステークスで1人気になりながら10着になっていた馬だった。
今年のプロキオンステークスは、1着馬に代替開催のリステッド競走1着馬を起用し、2着馬に祝日開催の重賞1着馬を起用した。
今年のプロキオンステークスと逆のタイプの馬を求めるならば、条件クラスを勝ってきた馬が選ばれる可能性が高いが、今年の根岸ステークスには、前走で条件戦を勝ってきた馬はいない。
白富士ステークスからの考察
土曜日に行われた東京メインは、リステッド競走の白富士ステークスだった。
2025年白富士ステークス(1回東京1日・東京2000m・特指・別定・13頭立て)
1着 シュトラウス 牡4 56㎏ 4枠5番(逆9番)北村宏司騎手 2人気
2着 マイネルモーント 牡5 58㎏ 5枠6番(逆8番)石川裕紀人騎手 4人気
2025年白富士ステークスを制したのは、4歳馬のシュトラウス。
シュトラウスは、2023年東京スポーツ杯2歳ステークスの覇者だったが、東京スポーツ杯2歳ステークス以降は賞金加算ができていなかった馬。(前走は東京1400mのオーロカップでゾロ目の2着になっていた)
シュトラウスの同枠馬のグランドカリナンは、年明けの3勝クラスの寿ステークス(中京2000m)で1着になっていた馬。
2着に入ったマイネルモーントは、年明けの日刊スポーツ賞中山金杯(中山2000m)で2着になっていた馬。
マイネルモーントの同枠のウンブライルは、2023年NHKマイルカップ2着歴を持つ牝馬で、前走(キャピタルステークス)と前々走(北海道新聞杯クイーンステークス)で同じ着順を刻んでいた馬。
2025年白富士ステークスは、年明けのレースに出走して賞金を加算していた枠の決着となっている。
結論
東海テレビ杯東海ステークスは、今年、プロキオンステークスにレース名が変更された。
東海テレビ杯東海ステークスは、元々は5月に行われていたレースで、2013年に平安ステークスと入れ替わるように、日程移動があったレースである。
今年のプロキオンステークスは、5人気のサンデーファンデーが1着、1人気のサンライズジパングが2着という結果。
2013年の東海テレビ杯東海ステークスは、4人気のグレープブランデーが1着、8人気のナムラタイタンが2着。
一方、2013年の根岸ステークスは、5人気のメイショウマシュウが1着、1人気のガンジスが2着になっていた。
不思議なことに、今年のプロキオンステークスと2013年の根岸ステークスは、5人気が1着、1人気が2着という共通性がみられる。
そこで、現在4人気のロードフォンスを軸にしてみる。
相手は、増量馬と同枠になったコスタノヴァ、1人気のフリームファクシ、フリームファクシと同枠のエイシンスポッター、牝馬のアルファマムあたりで。