函館記念2024(第60回)の考察

函館記念2024の出馬表

20頭が登録した函館記念2024だったが、カネフラ、キャプテンシー、グリューネグリーン、ショウナンバシットの4頭が除外され、16頭立てのフルゲートで行われることになった。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 サヴォーナ 牡4 57.5kg 池添 謙一 中竹 和也 加藤 誠
1枠 2番 オニャンコポン 牡5 57.0kg 菱田 裕二 小島 茂之 田原 邦男
2枠 3番 エンパイアウエスト 牝5 53.0kg 横山 武史 黒岩 陽一 吉田 勝己
2枠 4番 グランディア せん5 56.0kg 三浦 皇成 中内田 充正 (有)キャロットファーム
3枠 5番 サンストックトン 牡5 55.0kg 藤岡 佑介 鹿戸 雄一 (株)加藤ステーブル
3枠 6番 リカンカブール 牡5 58.0kg 津村 明秀 田中 克典 (株)ラ・メール
4枠 7番 エミュー 牝4 54.0kg 鮫島 克駿 和田 正一郎 前田 幸治
4枠 8番 プラチナトレジャー 牡6 55.0kg 永野 猛蔵 国枝 栄 嶋田 賢
5枠 9番 アウスヴァール せん6 54.0kg 古川 吉洋 昆 貢 (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング
5枠 10番 トップナイフ 牡4 57.5kg 横山 和生 昆 貢 安原 浩司
6枠 11番 アケルナルスター 牡5 56.0kg 黛 弘人 清水 英克 永見 貴昭
6枠 12番 ホウオウビスケッツ 牡4 57.5kg 岩田 康誠 奥村 武 小笹 芳央
7枠 13番 デビットバローズ 牡5 56.0kg 武 豊 上村 洋行 猪熊 広次
7枠 14番 ハヤヤッコ 牡8 58.5kg 浜中 俊 国枝 栄 金子真人ホールディングス(株)
8枠 15番 チャックネイト せん6 58.5kg 佐々木 大輔 堀 宣行 金子真人ホールディングス(株)
8枠 16番 マイネルクリソーラ 牡5 56.0kg 丹内 祐次 手塚 貴久 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン

昆貢厩舎のアウスヴァールとトップナイフが、5枠に集められている。

函館スプリントステークスと函館2歳ステークスからの考察

函館競馬場で行われる重賞は、函館スプリントステークス、函館2歳ステークス、そして、函館記念の3レース。

 

今年の函館スプリントステークスの1着馬は、16頭立ての2枠4番に配置されていたサトノレーヴ。

 

サトノレーヴは、堀宣行厩舎の馬で、2人気になっていた。

 

サトノレーヴの同枠馬のアサカラキングは、1人気に支持されていた4歳牡馬。

 

今年の函館スプリントステークスの2着馬のウイングレイテストは、5枠10番(逆7番)に配置されていた59㎏斤量の7歳馬。(5人気)

 

ウイングレイテストの同枠馬のキミワクイーンは、前年の函館スプリントステークスの覇者で、6人気になっていた5歳牝馬。

 

一方、今年の函館2歳ステークスの1着馬は、14頭立ての5枠7番(逆8番)に配置されていた1人気のサトノカルナバルだった。

 

サトノカルナバルは、堀宣行厩舎の管理馬。

 

サトノカルナバルの同枠馬のラインパシオンは、最下位人気の牝馬。

 

今年の函館2歳ステークスの2着馬のニシノラヴァンダは、4枠5番(逆10番)に配置されていた8人気の牝馬。

 

ニシノラヴァンダの同枠馬のモズナナスターは、12人気の牝馬。

 

この2レースの結果をまとめると、1着馬は里見治氏が馬主、堀宣行厩舎が管理する馬で、1着枠には1人気がいた。

 

2着馬は、正逆10番の馬が配置されていて、牝馬のいる枠の馬だった。

1人気からの考察

今年の函館記念の1人気は、サヴォーナになりそうだ。

 

サヴォーナは、日経新春杯が最終賞金加算で、前走の天皇賞(春)で58㎏を背負い、6着に敗れ、今回の函館記念で57.5kg斤量になっている4歳馬である。

 

馬齢表記変更後の2001年以降で、函館記念の1人気に支持された馬が、57.5kg斤量になっていたケースは、2007年、2014年、2015年の3回。

 

ただし、2015年の函館記念の1人気のエアソミュールは、前走の鳴尾記念で57㎏斤量となっていた。

 

残ったのは、2007年と2014年。

 

2007年の函館記念を制したのは、2005年と2006年の函館記念を勝っていた騙馬の7歳馬のエリモハリアー。

 

エリモハリアーは、前走の巴賞で11着(58㎏斤量)に敗れていた57㎏斤量の馬だった。

 

2007年函館記念の2着馬のロフティーエイムは、52㎏斤量の5歳牝馬。

 

ロフティーエイムは、前走の巴賞で8着(53㎏斤量)に負けていた。

 

2014年函館記念の1着馬は、56㎏斤量の5歳馬のラブイズブーシェ。

 

ラブイズブーシェは、前走の目黒記念で2着(56㎏斤量)になっていた。

 

2014年函館記念の2着馬のダークシャドウは、前走のエプソムカップで59㎏斤量で3着になり、58㎏斤量で出走していた7歳馬。

 

この2レースは、5枠に入った馬が2着に入り、7歳馬が連対している。

結論

5枠10番に入ったトップナイフを軸にしてみる。

 

トップナイフは、札幌記念で2着に入っており、洋芝適性はあるように感じられる。

 

相手は、サヴォーナ、マイネルクリソーラ、チャックネイト、エンパイアウエスト、グランディアあたり。