サンケイスポーツ賞フローラステークス2025(第60回)の考察

サンケイスポーツ賞フローラステークスは、桜花賞、スイートピーステークスと並ぶ優駿牝馬のステップレースとなっている。

 

今年のサンケイスポーツ賞フローラステークスは、テレビ東京杯青葉賞が前日の土曜日に行われるので、その結果を踏まえて考えることになるだろう。

 

さてさて、今年のサンケイスポーツ賞フローラステークスの結果は?

サンケイスポーツ賞フローラステークス2025の出馬表

サンケイスポーツ賞フローラステークス2025の登録馬は21頭。

 

21頭の登録馬のうち、エンジェルマーク、グローリーリンク、ピコローズが抽選で外れ、18頭立て(フルゲート)となっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 タガノアビー 牝3 55.0kg 藤岡 佑介 千田 輝彦 八木 良司
1枠 2番 ロートホルン 牝3 55.0kg 横山 武史 加藤 征弘 (有)キャロットファーム
2枠 3番 ドーギッド 牝3 55.0kg 吉田 豊 矢作 芳人 (株)G1レーシング
2枠 4番 エンジェルブリーズ 牝3 55.0kg 横山 典弘 中舘 英二 (有)フジワラ・ファーム
3枠 5番 タイセイプランセス 牝3 55.0kg 石橋 脩 池上 昌和 田中 成奉
3枠 6番 ティラトーレ 牝3 55.0kg 木幡 巧也 牧 光二 STレーシング
4枠 7番 ブラックルビー 牝3 55.0kg 戸崎 圭太 田中 博康 TNレーシング
4枠 8番 マーゴットレジーナ 牝3 55.0kg 北村 宏司 小林 真也 前田 良平
5枠 9番 ゴーソーファー 牝3 55.0kg 津村 明秀 手塚 貴久 藤田 晋
5枠 10番 カムニャック 牝3 55.0kg A.シュタルケ 友道 康夫 金子真人ホールディングス(株)
6枠 11番 ホウオウタイタン 牝3 55.0kg 佐々木 大輔 須貝 尚介 小笹 芳央
6枠 12番 ヴァルキリーバース 牝3 55.0kg C.ルメール 田中 博康 (有)サンデーレーシング
7枠 13番 ルクスジニア 牝3 55.0kg 池添 謙一 平田 修 (株)ルクス
7枠 14番 マイスターヴェルク 牝3 55.0kg 杉原 誠人 勢司 和浩 (有)キャロットファーム
7枠 15番 ロンドボス 牝3 55.0kg 西塚 洸二 藤原 英昭 (有)キャロットファーム
8枠 16番 ロジャリーマイン 牝3 55.0kg 菅原 明良 久保田 貴士 (有)キャロットファーム
8枠 17番 ハギノピアチェーレ 牝3 55.0kg 藤懸 貴志 高野 友和 日隈 良江
8枠 18番 エストゥペンダ 牝3 55.0kg 三浦 皇成 高柳 瑞樹 Viridian Keiba Club

キャロットファームが馬主のマイスターヴェルクとロンドボスが同枠になったので、前日に行われたテレビ東京杯青葉賞と同様に、今年のサンケイスポーツ賞フローラステークスは染め分け帽戦となっている。

テレビ東京杯青葉賞からの考察

土曜日に行われたテレビ東京杯青葉賞は、1人気と2人気の特殊決着だった。

 

まあ、こちらのサンケイスポーツ賞フローラステークスも、同様に人気決着になる可能性もあるが、まずは、今年のテレビ東京杯青葉賞から考えてみたい。

 

2025年テレビ東京杯青葉賞(13頭立て)

1着 エネルジコ 牡3 57㎏ 7枠10番(逆4番)ルメール騎手 1人気

2着 ファイアンクランツ 牡3 57㎏ 6枠9番(逆5番)モレイラ騎手 2人気

3着 ゲルチュタール 牡3 57㎏ 4枠4番(逆10番)シュタルケ騎手 4人気

 

今年のテレビ東京杯青葉賞を制したエネルジコは、東京1800mの2歳新馬戦と東京1800mの3歳1勝クラスのセントポーリア賞を連勝していたノーザンファーム生産、シルクレーシングが馬主の美浦の馬。

 

エネルジコの同枠のレッドバンデは、東京1800mの3歳未勝利戦を3着に敗れた後、3月15日に行われた中山2200mの3歳未勝利戦で初勝利を挙げた社台ファーム生産の美浦の馬。

 

2着に入ったファイアンクランツは、札幌1800mの2歳新馬戦を55㎏斤量で勝った後、札幌2歳ステークス3着、東京スポーツ杯2歳ステークス4着、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞(東京2400m)で2着になっていたノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主の美浦の馬。

 

ファイアンクランツの同枠のガルダイアは、東京1800mの2歳新馬戦を勝った後、東京1600mの2歳1勝クラスのベゴニア賞で3着、京成杯で最下位、3月29日に行われた毎日杯で2着になっていたノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主の美浦の馬。

 

3着になったゲルチュタールは、エネルジコの対角配置馬で、中京2000mの2歳新馬戦を勝った後、中山2000mの2歳1勝クラスの葉牡丹賞で2着、京成杯で10着、3月15日に行われた阪神2400mの3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞を勝ってきたノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主の栗東の馬。

 

今年の皐月賞の指定レースである報知杯弥生賞ディープインパクト記念は3月9日、スプリングステークスは3月16日、若葉ステークスは3月22日に行われているので、今年のテレビ東京杯青葉賞で2着に入ったファイアンクランツの同枠馬のガルダイアは、皐月賞の指定レース終了後に賞金加算をしていることになる。

 

また、エネルジコとレッドバンデが入った7枠は、フィーリウスが入った3枠とともに重賞が初の馬が入った枠だった。

結論

今年の桜花賞の指定レースのチューリップ賞は3月2日、報知杯フィリーズレビューは3月8日、アネモネステークスは3月15日に行われた。

 

3月15日の翌日である3月16日以降で賞金加算をした今年のサンケイスポーツ賞フローラステークス出走馬は、ルクスジニアしかいない。

 

ルクスジニアを軸にしてみる。

 

相手は、ブラックルビー、ヴァルキリーバース、カムニャック、ゴーソーファー、ロジャリーマインあたり。