サンケイスポーツ賞フローラステークス2024(第59回)の考察

サンケイスポーツ賞フローラステークス2024の出馬表

サンケイスポーツ賞フローラステークス2024には15頭が登録。

 

登録馬15頭のうち、コガネノソラが回避し、14頭立てとなっている。

 

回避したコガネノソラは、桜花賞の前日に行われた中山3歳1勝クラスで、1人気に応えて2勝目を挙げていたゴールドシップ産駒のビッグレッドファームが馬主の馬である。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 バロネッサ 牝3 55.0kg 津村 明秀 田中 博康 (有)キャロットファーム
2枠 2番 ニシノコイゴコロ 牝3 55.0kg 野中 悠太郎 根本 康広 西山 茂行
3枠 3番 ラヴァンダ 牝3 55.0kg 岩田 望来 中村 直也 森永 聡
3枠 4番 エルフストラック 牝3 55.0kg 横山 和生 中村 直也 (有)サンデーレーシング
4枠 5番 メアヴィア 牝3 55.0kg 田辺 裕信 金成 貴史 尾上 寿夫
4枠 6番 トロピカルティー 牝3 55.0kg 戸崎 圭太 林 徹 保坂 和孝
5枠 7番 コスモディナー 牝3 55.0kg 松岡 正海 伊藤 伸一 (有)ビッグレッドファーム
5枠 8番 アドマイヤベル 牝3 55.0kg 横山 武史 加藤 征弘 近藤 旬子
6枠 9番 サンセットビュー 牝3 55.0kg 三浦 皇成 新谷 功一 飯田 貴大
6枠 10番 マルコタージュ 牝3 55.0kg 菅原 明良 小島 茂之 (有)社台レースホース
7枠 11番 ユキワリザクラ 牝3 55.0kg 鮫島 克駿 田中 剛 松村 真司
7枠 12番 コンテソレーラ 牝3 55.0kg 吉田 豊 手塚 貴久 (株)インゼルレーシング
8枠 13番 カニキュル 牝3 55.0kg 北村 宏司 菊沢 隆徳 (有)キャロットファーム
8枠 14番 クリスマスパレード 牝3 55.0kg 石川 裕紀人 加藤 士津八 (株)G1レーシング

ドゥラメンテ産駒のサンセットビューとマルコタージュが同枠配置となっている。

桜花賞からの考察

オークスへの優先出走権は、桜花賞の1~5着馬、サンケイスポーツ賞フローラステークスの1~2着馬、スイトピーステークスの1着馬に与えられる。

 

ということは、桜花賞はサンケイスポーツ賞フローラステークスとスイトピーステークスと並ぶオークスへのステップレースであると解釈できる。

 

今年の桜花賞は、阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬のステレンボッシュが1着、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬のアスコリピチェーノが2着という結果だった。

 

阪神ジュベナイルフィリーズを連対した2頭が、桜花賞でも連対していると考えれば、ソダシとサトノレイナスが阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞を連対した2021年が参考になるだろうし、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬が桜花賞2着になったと考えれば、 ラッキーライラックが桜花賞2着になった2018年が参考になるだろう。

 

では、2018年と2021年のサンケイスポーツ賞フローラステークスの結果を見てみる。

 

16頭立てで行われた2018年サンケイスポーツ賞フローラステークスは、M.デムーロ騎手が騎乗した1人気のサトノワルキューレが1着。

 

サトノワルキューレは、京都1800mの新馬戦を勝った後、京都2400mの3歳500万下条件戦の梅花賞に出走して3着になり、報知杯フィリーズレビューの前日に行われた阪神2400mの3歳500万下条件戦のゆきやなぎ賞で1着になっていた馬。

 

サトノワルキューレの同枠馬のウスベニノキミは、6戦目の3歳未勝利戦(京都2000m)を勝った後、中山1800mの牝馬限定別定重賞のフラワーカップに出走して4着になっていた馬。

 

2018年サンケイスポーツ賞フローラステークスの2着馬のパイオニアバイオは、フラワーカップと同日に行われた中山2000mの3歳未勝利戦で初勝利を挙げていた13人気の1勝馬。

 

パイオニアバイオの同枠馬で3着に入ったノームコアは、福島1800mの新馬戦と中山1600mの2歳500万下条件戦を連勝した後、フラワーカップに出走して3着に敗れていた馬。

 

17頭立てで行われた2021年サンケイスポーツ賞フローラステークスは、ルメール騎手が騎乗した5人気のクールキャットが1着。

 

クールキャットは、東京1400mの2歳新馬戦を勝った後、アルテミスステークス5着、フェアリーステークス10着、フラワーカップ5着だった1勝馬。

 

クールキャットの同枠馬のエトワールマタンは、3戦目となる中山2000mの3歳未勝利戦で初勝利を挙げ、フラワーカップで6着になっていた馬。

 

クールキャットの同枠馬のアンフィニドールは、デビュー戦となった3月20日の3歳未勝利戦で勝っていた馬。

 

2021年サンケイスポーツ賞フローラステークスの2着馬のスライリーは、東京1800mの2歳新馬戦で勝った後、札幌2歳ステークス14着、2歳1勝クラスの赤松賞(東京1600m)7着、3歳1勝クラスの菜の花賞(中山1600m)1着、デイリー杯クイーンカップ10着の成績を残していた14人気の馬。

 

スライリーの同枠のスノーハレーションは、2月に行われた3歳未勝利戦で初勝利を挙げていた馬。

 

2018年サンケイスポーツ賞フローラステークスの1着枠は、報知杯フィリーズレビューの前日に行われた500万下条件戦の1着馬とフラワーカップ4着馬、2着枠は、フラワーカップと同日の中山2000mの3歳未勝利戦1着馬とフラワーカップ3着馬。

 

2021年サンケイスポーツ賞フローラステークスの1着枠は、フラワーカップ5着馬とフラワーカップ6着馬、フラワーカップと同日の阪神1800mの3歳未勝利戦1着馬、2着枠は、デイリー杯クイーンカップ10着馬とデイリー杯クイーンカップと同日の3歳未勝利戦1勝馬。

 

2018年サンケイスポーツ賞フローラステークス1着馬のサトノワルキューレと2021年サンケイスポーツ賞フローラステークス2着馬のスライリーは、デビュー戦からサンケイスポーツ賞フローラステークスまで同じ騎手が騎乗していた馬だった。

 

2018年と2021年のサンケイスポーツ賞フローラステークスの結果から考えると、フラワーカップ出走馬、3歳1勝クラスを勝ってきた馬、デビュー戦からサンケイスポーツ賞フローラステークスまで同じ騎手が騎乗していた馬あたりが気になる。

結論

サンケイスポーツ賞フローラステークスと同じ東京2000mの未勝利戦を勝ち、フラワーカップで6着に敗れていたカニキュルを軸にしてみる。

 

相手は、3歳1勝クラスを勝っているクリスマスパレード、1人気が予想されるバロネッサ、桜花賞のステップレース後に初勝利を飾っているメアヴィア、松岡正海騎手がデビューから騎乗しているコスモディナー、コスモディナーと同枠のアドマイヤベルあたり。