アーリントンカップ2024(第33回)の考察

アーリントンカップ2024の出馬表

アーリントンカップ2024の登録馬は17頭。

 

17頭の登録馬のうち、オベイユアマスターが回避し、16頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ポッドテオ 牡3 57.0kg 北村 宏司 畠山 吉宏 小川 眞査雄
1枠 2番 アレンジャー 牡3 57.0kg 横山 典弘 昆 貢 安原 浩司
2枠 3番 ディスペランツァ 牡3 57.0kg J.モレイラ 吉岡 辰弥 (有)ターフ・スポート
2枠 4番 シンドリームシン 牡3 57.0kg 浜中 俊 武 幸四郎 藤田 晋
3枠 5番 シヴァース 牡3 57.0kg 川田 将雅 友道 康夫 佐々木 主浩
3枠 6番 グローリーアテイン 牡3 57.0kg 松山 弘平 金成 貴史 (有)社台レースホース
4枠 7番 チャンネルトンネル 牡3 57.0kg 坂井 瑠星 福永 祐一 窪田 芳郎
4枠 8番 タイキヴァンクール 牡3 57.0kg 幸 英明 中尾 秀正 (有)大樹ファーム
5枠 9番 ワールズエンド 牡3 57.0kg B.ムルザバエフ 池添 学 (有)キャロットファーム
5枠 10番 トップオブザロック 牡3 57.0kg M.デムーロ 石坂 公一 犬塚 悠治郎
6枠 11番 セレスト 牡3 57.0kg 川端 海翼 羽月 友彦 阿部 東亜子
6枠 12番 アスクワンタイム 牡3 57.0kg 松若 風馬 梅田 智之 廣崎 利洋
7枠 13番 ジュンヴァンケット 牡3 57.0kg 岩田 望来 友道 康夫 河合 純二
7枠 14番 ケイケイ 牡3 57.0kg 岩田 康誠 杉浦 宏昭 桑野 克己
8枠 15番 オフトレイル 牡3 57.0kg 武 豊 吉村 圭司 ゴドルフィン
8枠 16番 タガノデュード 牡3 57.0kg 古川 吉洋 宮 徹 八木 良司

5枠は、外国人が騎乗する馬同士の枠となっている。

過去のアーリントンカップからの考察

アーリントンカップは、2018年にNHKマイルカップのステップレースになったことで、1回阪神1日から2回阪神7日に開催時期が繰り下がった。

 

指定交流競走となった2018年以降の1人気を見ていく。

 

2018年アーリントンカップでの1人気になったのは、京王杯2歳ステークスを勝利し、朝日杯フューチュリティステークスで3着になっていた3勝馬のタワーオブロンドンで、タワーオブロンドンは1着になっている。

 

2019年アーリントンカップの1人気は、中京1400mの新馬戦を勝った後、共同通信杯で4着になり、中山1600mの3歳500万下条件戦を勝ってきたマル外のフォッサマグナで、フォッサマグナは16着に惨敗している。

 

2020年アーリントンカップの1人気は、京王杯2歳ステークスで優勝し、朝日杯フューチュリティステークスで2着に連対していたタイセイビジョンで、タイセイビジョンは優勝している。

 

2021年アーリントンカップの1人気は、中京1600mのOPの野路菊ステークスを勝利した後、デイリー杯2歳ステークス2着、朝日杯フューチュリティステークス9着だったホウオウアマゾンで、ホウオウアマゾンは1着になっている。

 

2022年アーリントンカップの1人気は、阪神1800mのリステッド競走の萩ステークスを勝った後、 朝日杯フューチュリティステークスで3着、共同通信杯で7着になっていたダノンスコーピオンで、ダノンスコーピオンは1着になっている。

 

2023年アーリントンカップの1人気は、中京1600mの牝馬限定OPのエルフィンステークスを勝っていたユリーシャで、ユリーシャは11着に惨敗している。

 

1人気で出走し、連対できなかったのは、3歳500万下条件戦を勝ってきたフォッサマグナと牝馬限定OPのエルフィンステークスを勝ってきたユリーシャの2頭で、1人気で1着になっていたタワーオブロンドンとタイセイビジョンには指定戦の京王杯2歳ステークスの1着歴、ホウオウアマゾンには指定戦のデイリー杯2歳ステークス2着歴があった。

 

また、1人気で1着になっていた2022年のダノンスコーピオン自身には、指定戦での連対歴はなかったが、ダノンスコーピオンの平行配置には、京王杯2歳ステークスの1着馬のキングエルメスが配置されていた。

 

そして、ユリーシャが1人気で11着に惨敗していた2023年アーリントンカップは、京王杯2歳ステークス優勝馬のオオバンブルマイが勝っている。

 

残った2019年アーリントンカップはゾロ目決着だったが、2着になったカテドラルは、指定戦の東京スポーツ杯2歳ステークスで2着馬の同枠に配置されていた馬だった。

 

以上から考えると、指定戦となったアーリントンカップは、指定重賞に出走し、直接連対あるいは連対馬の筋にいた馬が鍵を握っていたといえるだろう。

 

アーリントンカップ2024の出走馬、指定重賞に出走していた馬は、京王杯2歳ステークスと朝日杯フューチュリティステークスに出走していたアスクワンタイム、朝日杯フューチュリティステークスに出走していたタイキヴァンクール、タガノデュード、フジテレビ賞スプリングステークスに出走していたチャンネルトンネル、ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスとホープフルステークスに出走していたディスペランツァの5頭。

 

この中で気になるのは、京王杯2歳ステークスで2着対角だったアスクワンタイム、ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで1着平行だったディスペランツァである。

2019年アーリントンカップからの考察

今年のアーリントンカップは、小倉2歳ステークスを勝っているアスクワンタイム以外は、オープンを勝っていない出走馬が並んでいる。

 

そして、アスクワンタイムが1人気に支持されることは、近走の成績からもないだろう。

 

となると、今年のアーリントンカップの出走構成は、2019年が一番近いのではないだろうか。

 

2019年アーリントンカップは、2歳500万下条件戦のさざんか賞(阪神1200m)を勝った後、指定戦の報知杯フィリーズレビュー(阪神1400m)に出走して4着(優先出走権を獲得できなかった馬の最上位着順の馬)になっていたイベリスが1着。

 

2019年アーリントンカップの2着馬で、イベリスの同枠馬だったカテドラルは、阪神1800mの別定戦の野路菊ステークスを勝利した後、指定戦の東京スポーツ杯2歳ステークスで2着馬の同枠の11着、中山2000mの別定重賞の京成杯で2着馬の同枠の11着だった馬である。

 

また、2019年アーリントンカップの3着馬のトオヤリトセイトは、東京1400mの3歳500万下条件戦を勝ってきた馬だった。

 

この2019年アーリントンカップから考えると、指定戦のフジテレビ賞スプリングステークスで4着同着(優先出走権を獲得できなかった馬の最上位着順の馬)になっていたチャンネルトンネルあたりは気になる。

結論

チャンネルトンネルを軸にしてみる。

 

相手は、ディスペランツァ、シヴァース、ジュンヴァンケット、アスクワンタイムあたり。