
チューリップ賞と報知杯フィリーズレビューが終了し、桜花賞のステップレースは、アネモネステークスのみとなった。
チューリップ賞が土曜開催から日曜開催に、報知杯フィリーズレビューが日曜開催から土曜開催に変わったように、アネモネステークスも日曜開催から土曜開催に変化している。
アネモネステークス2025の覇者には、どんな馬が選ばれるのだろうか?
アネモネステークス2025の出馬表
アネモネステークス2025には16頭が登録したが、ウィルサヴァイブ、キョウエイボニータ、コムユンプリュム、レモンバームが回避し、12頭立てとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | トワイライトシティ | 牝3 | 55.0kg | 横山 武史 | 杉山 晴紀 | エムズレーシング |
2枠 | 2番 | ベルビースタローン | 牝3 | 55.0kg | 杉原 誠人 | 西村 真幸 | 宮崎 俊也 |
3枠 | 3番 | ラブアイミー | 牝3 | 55.0kg | 長浜 鴻緒 | 森田 直行 | 増田 陽一 |
4枠 | 4番 | キタノクニカラ | 牝3 | 55.0kg | 丸田 恭介 | 小島 茂之 | (有)ミルファーム |
5枠 | 5番 | ムーンライトラガー | 牝3 | 55.0kg | 戸崎 圭太 | 大久保 龍志 | 奥村 啓二 |
5枠 | 6番 | プリムツァール | 牝3 | 55.0kg | 津村 明秀 | 蛯名 正義 | (有)社台レースホース |
6枠 | 7番 | ヴィヴァラリス | 牝3 | 55.0kg | 三浦 皇成 | 尾関 知人 | (株)ローレルレーシング |
6枠 | 8番 | アルメントフーベル | 牝3 | 55.0kg | C.ルメール | 宮田 敬介 | (有)サンデーレーシング |
7枠 | 9番 | ホウオウショコラ | 牝3 | 55.0kg | 大野 拓弥 | 大竹 正博 | 小笹 芳央 |
7枠 | 10番 | ジョリーレーヌ | 牝3 | 55.0kg | 石川 裕紀人 | 大竹 正博 | (有)キャロットファーム |
8枠 | 11番 | ミーントゥビー | 牝3 | 55.0kg | 松岡 正海 | 堀内 岳志 | 塚本 幹雄 |
8枠 | 12番 | ピコローズ | 牝3 | 55.0kg | 田辺 裕信 | 伊藤 大士 | 石部 高史 |
回避したキョウエイボニータとコムユンプリュムの2頭は、1勝クラスを勝っていた2勝馬である。
2018年アネモネステークスからの考察
今年のチューリップ賞は、代替開催の阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬のビップデイジーが、3着になっている。
阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬が、チューリップ賞で3着になったのは、2015年、2017年、2018年。
一方、今年の報知杯フィリーズレビューは、阪神ジュベナイルフィリーズ4着馬が勝利し、2着には同枠馬が入り、ゾロ目決着となっている。
2015年、2017年、2018年の報知杯フィリーズレビューには、阪神ジュベナイルフィリーズ4着馬は出走していないが、2018年報知杯フィリーズレビューは、ゾロ目決着となっている。
まずは、今年のチューリップ賞と報知杯フィリーズレビューから導き出された2018年のアネモネステークスの結果を見てみる。
2018年アネモネステークス(2回中山6日・13頭立て)
1着 ハーレムライン 牝3 54㎏ 4枠5番(逆9番)大野拓弥騎手 1人気
2着 レッドレグナント 牝3 1枠1番(逆13番)戸崎圭太騎手 2人気
3着 ノーブルアース 牝3 2枠2番(逆12番)内田博幸騎手 6人気
2018年アネモネステークスを勝利したハーレムラインは、5戦目となる年明けの3歳未勝利戦(中山1600m)で初勝利を挙げた後、続く東京1600mの3歳500万下条件戦で2勝目をマークしていた1人気の社台ファーム生産馬。
ハーレムラインの同枠のムーランナヴァンは、2戦目の2歳未勝利戦(中山1800m)を勝った後、福島1800mの2歳500万下条件戦のきんもくせい特別に出走し、4着に敗れていたサンデーレーシングが馬主の馬。(12人気)
2着になったレッドレグナントは、2戦目の札幌1500mの2歳未勝利戦を勝った後、2歳500万下条件戦のサフラン賞(中山1600m)で2勝目を挙げていたノーザンファーム生産馬。
3着になったノーブルアースは、新潟1600mの2歳新馬戦を勝った後、阪神ジュベナイルフィリーズなど3戦に出走し、連対がなかった馬。
2018年のアネモネステークスの結果から考えると、1人気の馬、2人気の馬、年明け後に初勝利を挙げていた馬が気になる。
報知杯フィリーズレビューからの考察
日曜開催から土曜開催に変わった今年の報知杯フィリーズレビューは、ショウナンザナドゥが1着、2着は同枠のチェルビアットという結果だった。
ショウナンザナドゥとチェルビアットの同枠には、最下位人気のチギリがいた。
ショウナンザナドゥは、阪神ジュベナイルフィリーズ2人気4着、デイリー杯クイーンカップ2人気9着の実績を持つノーザンファーム生産の1勝馬で、条件クラスの出走歴のない馬だった。
一方、2着に入ったチェルビアットは、2歳時は3戦3敗で、3歳になって初勝利を挙げていた社台コーポレーション白老ファーム生産の1勝馬だった。
日曜開催から土曜開催に変わった今年の報知杯フィリーズレビューの結果は、オープンクラス以上の出走歴がある1勝馬が1着、3歳になって初勝利を挙げ、オープンクラス以上の出走歴がない馬が2着になっている。
結論
中山1600mの3歳1勝クラスの菜の花賞を勝ったコムユンプリュムが回避した。
コムユンプリュムが回避したことで、中山1600mの1勝クラスを勝ちあがった馬がいなくなった。
アネモネステークスは、中山1600mを舞台とするレースなので、中山1600mの3歳1勝クラスの菜の花賞を勝った馬がいない影響はあると思う。
ルメール騎手が騎乗するアルメントフーベルは、中山1600mの2歳新馬戦を勝ってきた1戦1勝馬。
おそらく、ルメール人気もあり、この馬が1人気に支持されると思う。
ただし、中山1600mの3歳1勝クラスの菜の花賞で2着になったピコローズの存在は嫌だと思われる。
アルメントフーベルが勝った2歳新馬戦よりも、中山1600m戦では上位戦となる菜の花賞で、1着馬の対角に位置し、2着になったピコローズ。
そこで、アルメントフーベルからピコローズとミーントゥビーに馬連で流してみる。