ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス2023の考察

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス2023の出馬表

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス2023には、15頭が登録。

登録馬15頭のうち、マーゴットソラーレが回避し、14頭立てとなっている。

回避したマーゴットソラーレは、函館1800mの新馬戦を勝った後、札幌2歳ステークスで4着、1勝クラスの百日草特別（東京2000ｍ）で2着に敗れていた馬だった。（最終賞金加算は夏季開催で、重賞に挑戦して賞金加算ができなかった馬）

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは、京都2000ｍで行われていたオープンレースの京都2歳ステークスが、2014年に格上げされ重賞化されたレースである。

今年のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは、全馬1勝馬であり、マル外と牝馬がいる出走構成となっている。

重賞化された2014年以降で、マル外が出走してきたのは、2016年と2022年の2回。

ただし、2022年のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは阪神開催だったので、2016年のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの結果を見てみる。

2016年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（10頭立て）

1着　カデナ　牡2　55㎏　3枠3番（逆8番）福永祐一騎手　3人気

前走　500万下条件戦・百日草特別（東京2000ｍ）3人気2着

前々走　未勝利戦（阪神1800ｍ）1人気1着

2着　ヴァナヘイム　牡2　55㎏　8枠9番（逆2番）シュタルケ騎手　1人気

前走　萩ステークス（京都1800ｍ・特指・別定）1人気2着

前々走　新馬戦（小倉1800ｍ）1人気1着

3着兼2着同枠　ベストアプローチ　マル外　牡2　55㎏　8枠10番（逆1番）川田将雅騎手　6人気

前走　新馬戦（京都2000ｍ）3人気1着

2016年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスを勝ったカデナは、秋季開催の阪神1600ｍの新馬戦で2着、阪神1800ｍの未勝利戦で1人気1着、東京2000ｍの500万下条件戦の百日草特別で2着だった1勝馬。

2着になったヴァナヘイムは、小倉1800ｍの新馬戦を1人気で勝った後、オープンの萩ステークスに出走して1人気2着に敗れていた1人気の1勝馬。

ヴァナヘイムの同枠馬で3着に入ったベストアプローチは、ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスと同じ舞台である京都2000ｍの新馬戦を勝ってきたマル外の馬。

2016年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの結果から考えると、マル外のシンエンペラー、1人気の馬、京都2000ｍで勝っている馬が気になる。

今年、牡馬および騙馬は9月までは55㎏（変更前は54㎏）、10月から12月までは56㎏（変更前は55㎏）、牝馬は12月まで55㎏（変更前は54㎏）に2歳馬の馬齢重量が変更された。

そして、ホープフルステークスの地方馬向けのステップレースは、G2の東京スポーツ杯2歳ステークスとG3のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスである。

既に終了した今年の東京スポーツ杯2歳ステークスは、10月に行われた東京2000ｍの新馬戦を56㎏斤量で勝ってきたシャンパンマークと同枠になったモレイラ騎手騎乗のシュトラウスが1着。

シュトラウスは、東京1600ｍの新馬戦を勝利し、東京1600ｍのサウジアラビアロイヤルカップで3着に敗れていた馬だった。

2着は、札幌1800ｍの新馬戦を1人気で勝利し、札幌1800ｍの札幌2歳ステークスで1人気に支持されながら6着（1着平行）に敗れていたガイアメンテの平行配置になっていたシュバルツクーゲル。

シュバルツクーゲルは、8頭立ての中山2000ｍの新馬戦を55㎏斤量で勝ってきた馬だった。

この結果から考えると、京都コースのみを2戦走ってきたキープカルムが気になる。

そこで、キープカルムを軸にしてみる。

相手は、シンエンペラー、パワーホール、ディスペランツァ、ホウオウプロサンゲ、オールナットあたりで。