ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、紫苑ステークス2022について考えてみたいと思います。
紫苑ステークスは、2000年に秋華賞のトライアルレースとして、中山1800mのオープンレースとして新設され、2007年に2000mに距離延長、2016年にG3重賞に昇格されたレースです。
今年は、オープンからG3重賞に昇格された2016年以来の賞金増額戦となりますね。
紫苑ステークス2022の出走予定
紫苑ステークス2022の登録馬は13頭。
オークス2着馬のスタニングローズが登録してきました!
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | エコルフリューゲル | 牝3 | 54.0kg | 鈴木 慎太郎 | |
2 | エバーハンティング | 牝3 | 54.0kg | 横山 琉人 | 小島 茂之 |
3 | カヨウネンカ | 牝3 | 54.0kg | 田辺 裕信 | 斎藤 誠 |
4 | コルベイユ | 牝3 | 54.0kg | 勝浦 正樹 | 新開 幸一 |
5 | サウンドビバーチェ | 牝3 | 54.0kg | 横山 武史 | 高柳 大輔 |
6 | サンカルパ | 牝3 | 54.0kg | C.ルメール | 田中 博康 |
7 | サークルオブライフ | 牝3 | 54.0kg | M.デムーロ | 国枝 栄 |
8 | シーグラス | 牝3 | 54.0kg | 丹内 祐次 | 武藤 善則 |
9 | スタニングローズ | 牝3 | 54.0kg | 坂井 瑠星 | 高野 友和 |
10 | ニシノラブウインク | 牝3 | 54.0kg | 小手川 準 | |
11 | モチベーション | 牝3 | 54.0kg | 清水 英克 | |
12 | ライラック | 牝3 | 54.0kg | 戸崎 圭太 | 相沢 郁 |
13 | ロジレット | 牝3 | 54.0kg | 石川 裕紀人 | 稲垣 幸雄 |
参考 netkeiba
オークス2着馬出走からのサイン
今年の紫苑ステークスに、オークス2着馬のスタニングローズが登録してきました。
紫苑ステークスに、オークス2着馬が出走したのは、2003年、2011年、2019年の3回。
では、2003年、2011年、2019年の紫苑ステークスの結果を見てみます。
2003年紫苑ステークス(5回中山1日・中山1800m・14頭立て)
1着 レンドフェリーチェ 牝3 54㎏ 2枠2番(逆13番)中舘英二騎手 4人気
馬主 社台レースホース 社台ファーム生産
前走 マーメイドステークス(阪神2000m・特指・別定)5人気4着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(中京1800m)2人気1着
2着 タイムウィルテル 牝3 54㎏ 5枠7番(逆8番)吉田豊騎手 3人気
馬主 サンデーレーシング ノーザンファーム生産
前走 オークス(東京2400m)6人気15着
前々走 サンケイスポーツ賞フローラステークス(東京2000m・指定・馬齢)3人気2着
2着同枠兼3着 ヤマニンスフィアー 牝3 54㎏ 二本柳壮騎手 1人気
前走 3歳以上1000万下条件戦・かもめ島特別(函館1800m)2人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(東京1400m)1人気1着
6着 チューニー 牝3 54㎏ 7枠12番(逆3番)後藤浩輝騎手 2人気
前走 オークス(東京2400m)13人気2着
前々走 桜花賞(阪神1600m)9人気12着
2003年紫苑ステークスを勝ったレンドフェリーチェは、桜花賞終了後の5月に行われた京都1600mの未勝利戦で初勝利を挙げ、6月に行われた3歳500万下条件戦(中京1800m)で2勝目をマーク、その後、古馬戦のマーメイドステークスに出走し、4着だった社台ファーム生産馬。
2着に入ったタイムウィルテルは、2月に行われた中山1800mの500万下条件戦のセントポーリア賞で2勝目を挙げた後、アネモネステークス(中山1600m)で4着(1着平行)、サンケイスポーツ賞フローラステークス2着、オークス15着で春シーズンを終え、夏競馬は休養していたノーザンファーム生産馬。
タイムウィルテルの同枠馬で3着に入ったヤマニンスフィアーは、アネモネステークスで2着に入り、優先出走権を得て桜花賞に出走したものの、桜花賞では13着に惨敗。
その後、スイートピーステークスで3着に敗れたため、条件戦からやり直し、東京1400mの3歳500万下条件戦と3歳以上1000万下条件戦のかもめ島特別を連勝し、紫苑ステークスに出走してきた馬。
オークス2着馬で、紫苑ステークスで2人気になっていたチューニーは6着に敗れています。
チューニーは、デイリー杯クイーンカップ1着から、直接、桜花賞に出走してきた馬でした。
2011年紫苑ステークス(4回中山1日・中山2000m・15頭立て)
1着 カルマート 牝3 54㎏ 4枠6番(逆10番)安藤勝己騎手 4人気
馬主 サンデーレーシング 社台コーポレーション白老ファーム生産
前走 3歳以上500万下条件戦・平場(新潟1800m)3人気1着
前々走 3歳以上500万下条件戦・平場(新潟1800m)6人気3着
1着同枠 スピードリッパー 牝3 54㎏ 北村宏司騎手 2人気
前走 オークス(東京2400m)14人気5着
前々走 桜花賞(阪神1600m)10人気10着
2着 デルマドゥルガー 牝3 54㎏ 5枠9番(逆7番) 田辺裕信騎手 6人気
馬主 浅沼廣幸 ファニーヒルファーム生産
前走 北海道新聞杯クイーンステークス(札幌1800m・特指・別定)13人気10着
前々走 オークス(東京2400m)11人気10着
2着同枠 マヒナ 牝3 54㎏ 村田一誠騎手 7人気
前走 3歳以上500万下条件戦・平場(新潟1800m)1人気7着
前々走 サンケイスポーツ賞フローラステークス(東京2000m・指定・馬齢)4人気8着
3着 コスモバタフライ 牝3 54㎏ 6枠10番(逆6番)丹内祐次騎手 12人気
前走 3歳以上500万下条件戦・平場(函館1800m)2人気1着
前々走 3歳以上500万下条件戦・平場(函館1800m)5人気3着(1着同枠)
12着 ピュアブリーゼ 牝3 54㎏ 3枠5番(逆11番)石橋脩騎手 1人気
馬主 キャロットファーム ノーザンファーム生産
前走 オークス(東京2400m)8人気2着
前々走 サンケイスポーツ賞フローラステークス(東京2000m・指定・馬齢)3人気3着
2011年紫苑ステークスを勝ったカルマートは、オークスで16着に敗れた後、新潟1800mの3歳以上500万下条件戦で勝ってきた社台コーポレーション白老ファーム生産馬。
カルマートの同枠のスピードリッパーは、報知杯フィリーズレビューで2着、桜花賞で10着、オークスで5着になっていたノーザンファーム生産馬。
2着になったデルマドゥルガーは、デイリー杯クイーンカップ3着(1着同枠)の後、桜花賞11着、オークス10着、北海道新聞杯クイーンステークス10着と惨敗続きだった馬。
デルマドゥルガーの同枠のマヒナは、新潟1800mの3歳以上500万下条件戦に出走し、1人気7着だったノーザンファーム生産馬。
3着になったコスモバタフライは、函館1800mの3歳以上500万下条件戦で勝ってきた馬。
オークス2着馬で、紫苑ステークスで1人気になっていたピュアブリーゼは12着に惨敗しています。
ただし、ピュアブリーゼは秋華賞にも出走しているので、紫苑ステークスで惨敗しても、賞金的には問題なかったということでしょう。
2019年紫苑ステークス(4回中山1日・中山2000m・15頭立て)
1着 パッシングスルー 牝3 54㎏ 8枠15番(逆1番)戸崎圭太騎手 2人気
馬主 キャロットファーム ノーザンファーム生産
前走 3歳以上1勝クラス・平場(福島2000m)1人気1着
前々走 サンケイスポーツ賞フローラステークス(東京2000m・指定・馬齢)6人気4着
1着同枠兼3着 カレンブーケドール 牝3 54㎏ 津村明秀気騎手
前走 オークス(東京2400m)12人気2着
前々走 スイートピーステークス(リステッド・東京1800m・指定・馬齢)2人気1着
2着 フェアリーポルカ 牝3 54㎏ 三浦皇成騎手 6人気
馬主 山本剛士 ノーザンファーム生産
前走 オークス(東京2400m)11人気16着(1着同枠)
前々走 サンケイスポーツ賞フローラステークス(東京2000m・指定・馬齢)4人気5着
2着同枠 トーセンガーネット マル地 牝3 54㎏ 武藤雅騎手 14人気
前走 関東オークス(川崎ダート2100m)2人気3着
前々走 東京プリンセス賞(大井ダート1800m)1人気1着
2011年紫苑ステークスで優勝したパッシングスルーは、サンケイスポーツ賞フローラステークスで4着となり、オークスの優先出走権を確保できなかった馬で、サンケイスポーツ賞フローラステークス後に、福島2000mの3歳以上1勝クラスに出走し、勝ってきたノーザンファーム生産馬。
パッシングスルーの同枠馬で3着に入ったカレンブーケドールは、スイートピーステークス1着、オークス2着の実績を持つ社台ファーム生産馬。
2着になったフェアリーポルカは、サンケイスポーツ賞フローラステークスで5着になりながら、オークスに出走していたノーザンファーム生産馬。
フェアリーポルカの同枠のトーセンガーネットは、地方競馬から転厩してきた馬。
オークス2着馬が出走した2003年、2011年、2019年の紫苑ステークスの結果から考えると、社台系の馬(特にノーザンファーム生産馬)、3歳以上1勝クラスを勝ってきた馬、サンケイスポーツ賞フローラステークスなどの指定レースで掲示板に入っていた馬(優先出走権を獲得していない馬)あたりが気になります。
紫苑ステークスの登録馬で、社台系の馬はエコルフリューゲル(社台ファーム)、エバーハンティング(社台ファーム)、コルベイユ(社台コーポレーション白老ファーム)、サンカルパ(ノーザンファーム)、スタニングローズ(ノーザンファーム)、ロジレット(ノーザンファーム)といったところ。
サンカルパやロジレットは、ノーザンファーム系であり、賞金額的にも、ココで秋華賞の優先出走権を獲っておきたいところでしょう。
最後に
阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬のサークルオブライフが、紫苑ステークス2022に登録してきましたが、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬が紫苑ステークスに出走してきたのは、2005年以外ありません。
2004年阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬のショウナンパントルは、阪神ジュベナイルフィリーズを勝った後、デイリー杯クイーンカップ12着、桜花賞13着、オークス7着を経て、紫苑ステークス(当時はオープン)で1人気2着になっています。
ショウナンパントルは、デビューから紫苑ステークスまで、吉田豊騎手が騎乗していましたが、サークルオブライフもデビューから一貫して、M.デムーロ騎手が乗り続けています。
また、出馬表が出たら、再検討してみたいと思います。