ウマゾーです。
新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、新年最初の重賞といえば、東西金杯になりますよね。
今回は、日刊スポーツ賞中山金杯2022について考えてみたいと思います。
日刊スポーツ賞中山金杯のポイントの1つは、1着賞金が増額されることでしょう。
日刊スポーツ賞中山金杯で、1着賞金が増額されるのは2016年以来ですが、その時の日刊スポーツ賞中山金杯は4歳馬のヤマカツエースが勝っています。
日刊スポーツ賞中山金杯2022の出馬表
日刊スポーツ賞中山金杯2022には20頭が登録しましたが、ステラヴェローチェ、ヒンドゥタイムズが回避し、マイネルフラップが除外となっています。
アドマイヤアルバは、登録時点では除外対象でしたが、ステラヴェローチェとヒンドゥタイムズが回避してくれたおかげで、日刊スポーツ賞中山金杯2022に出走できるようになりました。
| 枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
| 1枠 | 1番 | オウケンムーン | 牡7 | 56.0kg | 菅原 明良 | 国枝 栄 | 福井 明 |
| 1枠 | 2番 | タガノディアマンテ | 牡6 | 56.0kg | 津村 明秀 | 鮫島 一歩 | 八木 良司 |
| 2枠 | 3番 | コスモカレンドゥラ | 牡6 | 54.0kg | 柴田 大知 | 田中 博康 | (有)ビッグレッドファーム |
| 2枠 | 4番 | ヒートオンビート | 牡5 | 56.0kg | 横山 武史 | 友道 康夫 | (有)社台レースホース |
| 3枠 | 5番 | アドマイヤアルバ | せん7 | 53.0kg | 吉田 豊 | 柄崎 孝 | 近藤 旬子 |
| 3枠 | 6番 | ヴィクティファルス | 牡4 | 56.0kg | 池添 謙一 | 池添 学 | (株)G1レーシング |
| 4枠 | 7番 |  トーセンスーリヤ |
牡7 | 57.5kg | 横山 和生 | 小野 次郎 | 島川 隆哉 |
| 4枠 | 8番 | レッドガラン | 牡7 | 56.0kg | 斎藤 新 | 安田 隆行 | (株)東京ホースレーシング |
| 5枠 | 9番 | ロザムール | 牝6 | 53.0kg | 北村 宏司 | 上原 博之 | 栗山 良子 |
| 5枠 | 10番 | ブレステイキング | 牡7 | 54.0kg | 丸山 元気 | 堀 宣行 | (有)サンデーレーシング |
| 6枠 | 11番 | シャムロックヒル | 牝5 | 52.0kg | 団野 大成 | 佐々木 晶三 | (有)社台レースホース |
| 6枠 | 12番 | サトノクロニクル | 牡8 | 56.0kg | 内田 博幸 | 池江 泰寿 | (株)サトミホースカンパニー |
| 7枠 | 13番 | アトミックフォース | 牡6 | 55.0kg | 戸崎 圭太 | 武藤 善則 | 吉田 千津 |
| 7枠 | 14番 | ジェットモーション | せん6 | 54.0kg | 田辺 裕信 | 藤岡 健一 | (株)G1レーシング |
| 8枠 | 15番 | アールスター | 牡7 | 56.0kg | 長岡 禎仁 | 杉山 晴紀 | KRジャパン |
| 8枠 | 16番 | ウインイクシード | 牡8 | 56.0kg | 松岡 正海 | 鈴木 伸尋 | (株)ウイン |
| 8枠 | 17番 | スカーフェイス | 牡6 | 54.0kg | 石橋 脩 | 橋田 満 | 伊藤 佳幸 |
3枠はハーツクライ産駒同士の枠となっていますね。
サマー2000シリーズチャンピオン出走からのサイン
2021年のサマー2000シリーズチャンピオンであるトーセンスーリヤが、日刊スポーツ賞中山金杯2022に出走してきました。
前年のサマー2000シリーズチャンピオンが、翌年の日刊スポーツ賞中山金杯に出走してきたのは、2009年、2010年、2011年の3回。
トーセンスーリヤは57.5㎏斤量のトップハンデであることを考えると、2009年のサマー2000シリーズチャンピオンが57.5㎏斤量のトップハンデで出走していた2010年が気になります。
では、2010年の日刊スポーツ賞中山金杯の結果を見てみます。
2010年日刊スポーツ賞中山金杯（16頭立て）
1着 アクシオン 牡7 57㎏ 2枠4番（逆13番）藤田伸二騎手 1人気
前走 鳴尾記念（阪神1800ｍ・特指・別定）7人気1着
前々走 1600万下条件戦・八坂ステークス（京都1800ｍ）2人気1着
1着同枠 ブルーマーテル 牡6 52㎏ 田中博康騎手 9人気
前走 1600万下条件戦・美浦ステークス（中山1800ｍ）3人気4着
2着 トウショウシロッコ 牡7 56㎏ 6枠12番（逆5番）吉田豊騎手 5人気
前走 ディセンバーステークス（中山1800ｍ・特指・別定）2人気5着（1着対角）
前々走 福島記念（福島2000ｍ・特指・ハンデ）5人気2着
2着同枠 ワンモアチャッター 牡10 52㎏ 小林淳一騎手 最下位人気
前走 七夕賞（福島2000ｍ・特指・ハンデ）最下位人気15着（2着平行）
3着 トウショウウェイヴ 牡5 54㎏ 5枠9番（逆8番）中舘英二騎手 15人気
前走 中日新聞杯（中京2000ｍ・特指・ハンデ）7人気11着
前々走 アルゼンチン共和国杯（東京2500ｍ・特指・ハンデ）3人気10着
12着 ホッコーパドゥシャ 牡8 57.5㎏ 1枠2番（逆15番）江田照男騎手 10人気
前走 天皇賞（秋）（東京2000ｍ）17人気16着（1着対角）
前々走 新潟記念（新潟2000ｍ・特指・ハンデ）5人気1着
2009年サマー2000シリーズチャンピオン
2009年サマー2000シリーズチャンピオンのホッコーパドゥシャが出走した2010年日刊スポーツ賞中山金杯は、1人気に支持された57㎏斤量のアクシオンが1着。
アクシオンは、菊花賞5着歴のある馬でしたが、屈腱炎のため長期療養し、2009年に復帰後、12月に行われた鳴尾記念で重賞初勝利を飾っていた馬。
2着になったトウショウシロッコは、福島記念で2着歴のある馬。
3着になったトウショウウェイヴは、トウショウシロッコと同じ馬主の馬で、トウショウシロッコもトウショウウェイヴも大久保洋吉厩舎の馬でした。
また、アクシオンとトウショウシロッコの同枠のブルーマーテルとワンモアチャッターは、共に52㎏斤量（一番低いハンデではない）の馬でした。
なお、前年のサマー2000シリーズチャンピオンのホッコーパドゥシャは12着に惨敗し、連対馬の筋にもなっていません。
2010年日刊スポーツ賞中山金杯の結果から、日刊スポーツ賞中山金杯2022を考えてみると、ハンデの重い馬、1人気の馬、5人気の馬、特別指定交流競走ハンデ戦で連対していた馬、複数出しの馬主の馬あたりが気になります。
最後に
賞金増額戦だった2016年の日刊スポーツ賞中山金杯は、4歳馬の3人気のヤマカツエースが1着、2着は5人気の5歳馬のマイネルフロストが入っています。
前年の2015年の日刊スポーツ賞中山金杯は、5歳馬の4人気のラブリーデイが1着で、ラブリーデイの同枠にはマイネルミラノがいました。（2着は皐月賞馬のロゴタイプ）
この2年は、サラブレッドクラブ・ラフィアンが馬主のマイネルフロストとマイネルミラノが連対枠として機能しています。
ということは、前年の日刊スポーツ賞中山金杯にヒントがあると見ます。
2021年の日刊スポーツ賞中山金杯は、阿部雅英氏が馬主のヒシイグアスが1着、ヒシイグアスの同枠にKRジャパンが馬主のアールスター、2着は星野壽市氏が馬主のココロノトウダイで、ココロノトウダイの同枠にサラブレッドクラブ・ラフィアンのマイネルサーパスとなっていました。
今年の日刊スポーツ賞中山金杯には、阿部雅英氏が馬主の馬も星野壽市氏が馬主の馬もサラブレッドクラブ・ラフィアンが馬主の馬も存在しませんが、KRジャパンが馬主のアールスターが出走します。
サラブレッドクラブ・ラフィアンが馬主のマイネルフラップが除外となっている理由もココにあるのかも知れません。
今回は、アールスターの同枠のウインイクシード（スカーフェイス）を軸にします。
相手は、ヴィクティファルス、ヒートオンビート、トーセンスーリヤ、アドマイヤアルバあたりにしてみます。
