ヴィクトリアマイル2024の出馬表
ヴィクトリアマイル2024には15頭が登録し、15頭全頭が出走してきた。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | ライラック | 牝5 | 56.0kg | 戸崎 圭太 | 相沢 郁 | 芹澤 精一 |
2枠 | 2番 | フィアスプライド | 牝6 | 56.0kg | C.ルメール | 国枝 栄 | ゴドルフィン |
2枠 | 3番 | スタニングローズ | 牝5 | 56.0kg | 西村 淳也 | 高野 友和 | (有)サンデーレーシング |
3枠 | 4番 | コンクシェル | 牝4 | 56.0kg | 岩田 望来 | 清水 久詞 | 前田 晋二 |
3枠 | 5番 | ウンブライル | 牝4 | 56.0kg | 川田 将雅 | 木村 哲也 | (有)サンデーレーシング |
4枠 | 6番 | マスクトディーヴァ | 牝4 | 56.0kg | J.モレイラ | 辻野 泰之 | (有)社台レースホース |
4枠 | 7番 | ハーパー | 牝4 | 56.0kg | 池添 謙一 | 友道 康夫 | エムズレーシング |
5枠 | 8番 | サウンドビバーチェ | 牝5 | 56.0kg | 松山 弘平 | 高柳 大輔 | 増田 雄一 |
5枠 | 9番 | テンハッピーローズ | 牝6 | 56.0kg | 津村 明秀 | 高柳 大輔 | 天白 泰司 |
6枠 | 10番 | ナミュール | 牝5 | 56.0kg | 武 豊 | 高野 友和 | (有)キャロットファーム |
6枠 | 11番 | ルージュリナージュ | 牝5 | 56.0kg | 横山 和生 | 宗像 義忠 | (株)東京ホースレーシング |
7枠 | 12番 | キタウイング | 牝4 | 56.0kg | 杉原 誠人 | 小島 茂之 | (有)ミルファーム |
7枠 | 13番 | モリアーナ | 牝4 | 56.0kg | 横山 典弘 | 武藤 善則 | 高橋 文男 |
8枠 | 14番 | フィールシンパシー | 牝5 | 56.0kg | 横山 琉人 | 小島 茂之 | 岡田 牧雄 |
8枠 | 15番 | ドゥアイズ | 牝4 | 56.0kg | 鮫島 克駿 | 庄野 靖志 | (株)G1レーシング |
高柳大輔厩舎のサウンドビバーチェとテンハッピーローズが、同枠配置となっている。
天皇賞(春)からの考察
今年のヴィクトリアマイルは、ナミュールとマスクトディーヴァの2強といわれている。
しかも、この2頭が対角配置になっているのも、微妙な感じである。
さて、今年のヴィクトリアマイルだが、指定レースの福島牝馬ステークスで優勝したコスタボニータが不在となっている。
2強が人気を集め、ステップレースの福島牝馬ステークス優勝馬が不在という出走構成は、テーオーロイヤルとドゥレッツァが人気になり、日経賞1着馬のシュトルーヴェが未出走だった今年の天皇賞(春)と似ている。
今年の天皇賞(春)は、シルクレーシングが馬主のサリエラとヒンドゥタイムズが同枠配置となり、染め分け帽戦として行われる予定だった。
しかし、ヒンドゥタイムズが出走を取消し、染め分け帽戦ではなくなっている。
結果は、6歳牡馬のテーオーロイヤルが勝利し、2着には5歳牡馬のブローザホーンが入り、3着には、ブローザホーンの同枠のディープボンドが入着し、ワイドゾロ目で決着している。
テーオーロイヤルは、ハンデ戦のダイヤモンドステークスで58.5㎏斤量を背負い、1着になった後、指定戦の阪神大賞典に57㎏斤量で出走し、1着になっている馬である。
天皇賞(春)は、4歳以上の牡馬と騙馬には58㎏斤量が課せられるレースであるが、テーオーロイヤルは、ダイヤモンドステークスで58㎏斤量を超える斤量で勝利しているので、58㎏斤量というハードルをクリアしている馬である。
そして、テーオーロイヤルは、指定戦の阪神大賞典で勝利しているので、天皇賞(春)の優先出走権を獲得している馬でもあった。
今年の天皇賞(春)で2着になったブローザホーンは、今年の日経新春杯を57㎏斤量で勝ち、テーオーロイヤルが勝利した阪神大賞典に1人気で出走し、58㎏斤量で3着に敗れていた馬である。
ブローザホーンは、58㎏斤量で出走したのは、今年の阪神大賞典と天皇賞(春)の2レースだけで、G1レースに出走するのは、今年の天皇賞(春)が初だった。
3着に入ったディープボンドは、前年の天皇賞(春)の2着馬で、前年の天皇賞(春)で2着になってから連対のなかった馬だった。
子の天皇賞(春)の結果を踏まえて、今年のヴィクトリアマイルを考えてみる。
今年のヴィクトリアマイルは染め分け帽戦になっておらず、現段階では出走取消馬は発生していない。
違う点は、天皇賞(春)が出走取消馬を含めたフルゲートになっているのに対し、今年のヴィクトリアマイルは15頭立てになっている。
今年の天皇賞(春)は、ダイヤモンドステークスで58㎏斤量を超える斤量で勝ったテーオーロイヤルが勝っていたが、今年のヴィクトリアマイルの出走馬で56㎏斤量以上の斤量で1年以内に連対していたのが、マスクトディーヴァ、ナミュール、ルージュリナージュの3頭である。
ただし、ルージュリナージュの56㎏斤量以上の斤量での勝利は、3勝クラスという条件戦のものだった。
残ったのは、マスクトディーヴァとナミュールの2頭。
おそらく、この2頭のどちらかが勝つのであろう。
今年の天皇賞(春)で2着になったブローザホーンは、テーオーロイヤルと異なり、天皇賞(春)まで、58㎏斤量で連対するというハードルを越えていなかった馬で、G1は初出走の馬だった。
ヴィクトリアマイル2024の出走馬で、今年のヴィクトリアマイルがG1初出走となるのは、フィアスプライド、テンハッピーローズ、ルージュリナージュ、フィールシンパシーの4頭。
結論
土曜日に行われた京王杯スプリングカップは、1人気のウインマーベルが1着、2人気のレッドモンレーヴが2着、8人気のスズハロームが3着となっていた。
ヴィクトリアマイルも、前日に行われた京王杯スプリングカップと同じ15頭立てというのも、嫌らしい流れで、いかにも、1人気と2人気で決まりそうな雰囲気を醸し出している。
さて、色々考えてみたが、今回の軸はマスクトディーヴァにしてみる。
京王杯スプリングカップで1着になったウインマーベルと同じ個性を持っていると思う。
相手は、ナミュール、フィールシンパシー、テンハッピーローズ、フィアスプライド、ルージュリナージュあたり。
後検証
15頭立てとなった今年のヴィクトリアマイルは、ブービー人気のテンハッピーローズが1着。
2着には、4人気のフィアスプライドが入り、3着に1人気のマスクトディーヴァが入着している。
マスクトディーヴァと人気を二分したナミュールは、8着に惨敗という結果に終わった。
ヴィクトリアマイルは、昨年から56㎏斤量になったレースだが、56㎏斤量初年度の昨年は18頭立てで行われていた。
昨年のヴィクトリアマイルの結果は、2022年安田記念を56㎏斤量で勝利したソングラインが1着、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスで56㎏斤量を背負い2着になっていたソダシが2着という結果になっていた。
そして、フルゲート割れとなった今年のヴィクトリアマイルは、ヴィクトリアマイルの前走まで56㎏斤量を背負ったことがなかったテンハッピーローズが1着、ローレル競馬場賞中山牝馬ステークスで56㎏斤量を背負い、1人気に支持されたものの、9着に敗れていたフィアスプライドが2着になっている。
3着になったマスクトディーヴァは、サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークスで56㎏斤量を背負い、1着という成績を残している。
つまり、今年のヴィクトリアマイルは、フルゲート割れとなったことで、昨年のヴィクトリアマイルを反転させたということなのだ。(56㎏斤量の連対歴がない馬が1着と2着、56㎏斤量の連対歴がある馬が3着)
テンハッピーローズとフィアスプライド、そして、フィールシンパシーは似たタイプの馬であったが、フィアスプライドとフィールシンパシーは対角配置だったことが大きかったと思う。
今年のダイヤモンドステークスと京王杯スプリングカップ、そして、フェブラリーステークスの結果からテンハッピーローズは要注意の馬だったが、1着になるとは思わなかった。
ウマゾーは、テンハッピーローズとマスクトディーヴァの馬連は購入していたが、テンハッピーローズとフィアスプライドの馬連は押さえられず、外れという結果で終わりました。
当たった方はおめでとうございます。
外れた方は、来週頑張りましょう!