ニュージーランドトロフィー2024(第42回)の考察

ニュージーランドトロフィー2024の出馬表

ニュージーランドトロフィー2024には17頭が登録。

 

17頭の登録馬のうち、クィーンズハットが抽選で外れ、16頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 カズミクラーシュ 牡3 57.0kg 菅原 明良 吉岡 辰弥 吉田 和美
1枠 2番 ドリーミングアップ 牡3 57.0kg 吉田 豊 高橋 文雅 古賀 和夫
2枠 3番 ボンドガール 牝3 55.0kg 武 豊 手塚 貴久 藤田 晋
2枠 4番 ユキノロイヤル 牡3 57.0kg 石橋 脩 小野 次郎 井上 基之
3枠 5番 ルージュスエルテ 牝3 55.0kg 横山 和生 国枝 栄 (株)東京ホースレーシング
3枠 6番 エンヤラヴフェイス 牡3 57.0kg 北村 宏司 森田 直行 STレーシング
4枠 7番 エコロブルーム 牡3 57.0kg 横山 武史 加藤 征弘 原村 正紀
4枠 8番 クリーンエア 牡3 57.0kg 松岡 正海 上原 博之 ゴドルフィン
5枠 9番 デビッドテソーロ 牡3 57.0kg 原 優介 小手川 準 了德寺健二ホールディングス(株)
5枠 10番 エイムフォーエース 牡3 57.0kg 森 泰斗 山下 貴之 星加 浩一
6枠 11番 キャプテンシー 牡3 57.0kg M.デムーロ 松永 幹夫 (有)サンデーレーシング
6枠 12番 シャインズオンユー 牡3 57.0kg 石川 裕紀人 青木 孝文 (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング
7枠 13番 ブライトマン 牡3 57.0kg 三浦 皇成 蛯名 正義 前田 幸貴
7枠 14番 オーサムストローク 牡3 57.0kg 田辺 裕信 伊藤 圭三 ライオンレースホース(株)
8枠 15番 スパークリシャール 牡3 57.0kg 浜中 俊 小島 茂之 西見 徹也
8枠 16番 サトミノキラリ 牡3 57.0kg 内田 博幸 鈴木 伸尋 田代 洋己

ボンドガールとルージュスエルテの2頭は、桜花賞にも登録していた馬である。

地方馬出走からの考察

地方馬のエイムフォーエースが、ニュージーランドトロフィー2024に出走してきた。

 

東京1400mから中山1600mに変更された2000年以降で、ニュージーランドトロフィーに地方馬が出走してきたのは、2001年、2007年、そして今年の3回しかない。

 

地方馬が出走し、取消馬が発生した2001年ニュージーランドトロフィーは、2勝馬のキタサンチャンネルが勝っている。

 

キタサンチャンネルは、2戦目の阪神ダート1200mの新馬戦で初勝利を挙げ、続く3歳500万下条件戦(京都ダート1200m)で2勝目、阪神芝1600mのアーリントンカップで2着に入り、ニュージーランドトロフィーで3人気になっていた馬。

 

キタサンチャンネルの同枠馬で、3着に入ったエアヴァルジャンは、中山1200mの未勝利戦で勝利した後、中山1200mの500万下条件戦のきんせんか賞で1人気4着(1着同枠)、3歳500万下条件戦の平場(中山1600m)で2勝目を獲得していた馬。

 

2001年ニュージーランドトロフィーで2着に入ったネイティヴハートは、1人気に支持された地方馬。

 

ネイティヴハートは、東京1400mのアイビーステークスで中央初勝利を挙げた後、東京1400mの京王杯3歳ステークスで2着、中山1600mのG1の朝日杯3歳ステークスで3着になっていた馬。

 

ネイティヴハートの同枠馬のラモンターニャは、マル外の出走取消馬で、中山ダート1200mの3歳新馬戦と中山1200mの3歳500万下条件戦を1人気で連勝していた馬。

 

地方馬が出走した2007年ニュージーランドトロフィーは、11人気のトーホウレーサーが1着。

 

トーホウレーサーは、6戦目となる京都ダート1800mの3歳未勝利戦で初勝利を挙げた後、阪神ダート1800mの3歳500万下条件戦で2勝目を飾り、阪神1800mの毎日杯で5着になっていた馬。

 

トーホウレーサーの同枠のハロースピードは、福島1200mの新馬戦と新潟1400mのOPのマリーゴールド賞を連勝した後、京都1400mのKBS京都賞ファンタジーステークスで3着、阪神ジュベナイルフィリーズで6着、デイリー杯クイーンカップで3着になっていた牝馬。

 

2007年ニュージーランドトロフィーで2着になったマイネルフォーグは、最下位人気の1勝馬。

 

マイネルフォーグは、2戦目の京都1600mの2歳未勝利戦で初勝利を挙げた後、京王杯2歳ステークスで2着、朝日杯フューチュリティステークスで13着、日刊スポーツ賞シンザン記念で最下位、マーガレットステークスで5着になっていた馬。

 

マイネルフォーグの同枠馬のボスアミーゴは、14人気の地方馬。

 

ボスアミーゴは2歳OPのいちょうステークスで4着(2着同枠)、東京スポーツ杯2歳ステークス6着(1着平行)、中山1200mのクリスマスローズステークスで4着になっていた馬。

 

2007年ニュージーランドトロフィーで3着になったワールドハンターは、3戦目となる京都ダート1200mの3歳未勝利戦で初勝利を挙げ、5戦目の京都ダート1400mの500万下条件戦で2勝目を叶えた後、中日スポーツ賞ファルコンステークスで5着になっていた馬。

 

2001年、2007年のニュージーランドトロフィーの結果から考えると、地方馬、3歳1勝クラスを勝ってきた馬が気になる。

結論

牝馬のクィーンズハットが抽選で出走できなかったこと、同枠になったユキノロイヤルが中山1600mで2戦2勝であることから、ボンドガールを軸にしてみる。

 

相手は、地方馬のエイムフォーエースと同枠になったデビッドテソーロ、牝馬のルージュスエルテ、日刊スポーツ賞シンザン記念2着馬のエコロブルーム、1月6日開催のジュニアカップを勝ってきたキャプテンシー、元地方競馬所属だった内田博幸騎手が騎乗するサトミノキラリあたり。