ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、ユニコーンステークス2021について考えてみたいと思います。
3歳のダート路線は、中央競馬では、レパードステークスとユニコーンステークスの2レースしか重賞がありませんが、レパードステークスが馬齢戦、ユニコーンステークスは別定戦と設定が異なっています。
そして、ユニコーンステークスへの前哨戦といえるのが、青竜ステークス、ヒヤシンスステークス、昇竜ステークスといったオープンレースでしょう。
ただし、ユニコーンステークス2021の出走馬で考えると、ヒヤシンスステークスを勝ったラペルーズが青竜ステークスで11着に惨敗したり、ヒヤシンスステークスで5着に終わったゲンパチフォルツァが青竜ステークスで1着になるなど、確固たる本命馬といえる存在がいない状況なんですよね。
おまけに、土曜日の雨の影響で、馬場が悪くなる可能性もありますよね。
ユニコーンステークス2021の出馬表
ユニコーンステークス2021には19頭が登録しましたが、オセアダイナスティとルコルセールが回避し、レディバグが除外となり、16頭立てとなっています。
回避したオセアダイナスティとルコルセールは、共に年明けの東京ダート1600mの未勝利戦で初勝利を挙げていた馬ですね。
そして、この2頭は芝のレースを使っていた馬で、芝からダートに路線変更した馬ですね。
また、出走してくれば、面白い存在と考えていたレディバグが除外になっちゃいました!
現在のところ、1人気はラペルーズ、2人気はルーチェドーロ、3人気はケイアイロベージとなっていますが、まだまだ動きがありそうですね。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | ゲンパチフォルツァ | 牡3 | 56.0kg | 木幡 巧也 | 堀井 雅広 | 平野 武志 |
1枠 | 2番 | スマッシャー | 牡3 | 56.0kg | 坂井 瑠星 | 吉岡 辰弥 | (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
2枠 | 3番 | ティアップリオン | 牡3 | 56.0kg | 内田 博幸 | 奥平 雅士 | 田中 昇 |
2枠 | 4番 | ラペルーズ | 牡3 | 56.0kg | C.ルメール | 藤沢 和雄 | 多田 信尊 |
3枠 | 5番 | イグナイター | 牡3 | 56.0kg | 武藤 雅 | 福永 敏 | 野田 善己 |
3枠 | 6番 | クリーンスレイト | 牡3 | 56.0kg | 田辺 裕信 | 久保田 貴士 | ゴドルフィン |
4枠 | 7番 | ケイアイロベージ | せん3 | 56.0kg | 三浦 皇成 | 野中 賢二 | (株)ケイアイスタリオン |
4枠 | 8番 | サンライズウルス | 牡3 | 56.0kg | 藤井 勘一郎 | 安田 翔伍 | 松岡 隆雄 |
5枠 | 9番 | ブラックアーメット | 牡3 | 56.0kg | 津村 明秀 | 角田 晃一 | 窪田 芳郎 |
5枠 | 10番 | プロバーティオ | 牡3 | 56.0kg | M.デムーロ | 田中 剛 | (株)ノースヒルズ |
6枠 | 11番 | ヴィゴーレ | 牡3 | 56.0kg | 丸山 元気 | 松永 幹夫 | (株)ノースヒルズ |
6枠 | 12番 | ローウェル | 牡3 | 56.0kg | 団野 大成 | 斉藤 崇史 | (有)シルクレーシング |
7枠 | 13番 | ピンクカメハメハ | 牡3 | 56.0kg | 北村 宏司 | 森 秀行 | 木村 久子 |
7枠 | 14番 | カレンロマチェンコ | 牡3 | 56.0kg | 松若 風馬 | 高柳 大輔 | 鈴木 隆司 |
8枠 | 15番 | サヴァ | 牡3 | 56.0kg | 石川 裕紀人 | 上村 洋行 | 藤田 孟司 |
8枠 | 16番 | ルーチェドーロ | 牡3 | 56.0kg | 戸崎 圭太 | 高橋 裕 | ディアレストクラブ(株) |
4枠はヘニーヒューズ産駒同士の枠となっていますね。
地方馬出走のユニコーンステークスからのサイン
1996年に新設されたユニコーンステークスですが、地方馬が出走したのは、1996年から2002年と2008年。
ただし、1996年から2000年は定量戦として行われていたので、別定戦の現在とは異なります。
では、残った2001年、2002年、2008年のユニコーンステークスの結果を見てみます。
2001年ユニコーンステークス(16頭立て・地方馬2頭出走)
1着 ナスダックパワー 牡3 55㎏ 3枠6番(逆11番)江田照男騎手 3人気
前走 昇竜ステークス(中京1700m・特指・別定)5人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(京都1800m)2人気1着
1着同枠 コスモリバーサル 牡3 55㎏ 小林淳一騎手 6人気
前走 マーガレットステークス(阪神芝1400m・指定・別定)2人気4着(2着同枠)
2着 フジノテンビー マル地 牡3 55㎏ 4枠8番(逆9番)後藤浩輝騎手 1人気
前走 NHKマイルカップ(東京芝1600m)6人気8着(1着同枠)
前々走 フジテレビ賞スプリングステークス(中山芝1800m・指定・定量)2人気14着(1着同枠)
2着同枠 トーホウメドゥーサ マル外 牝3 53㎏ 蛯名正義騎手 4人気
前走 3歳500万下条件戦・平場(中山1200m)1人気1着
2001年ユニコーンステークスで1着となったナスダックパワーは、芝で4戦し未勝利だったため、ダートに路線変更し、連勝していた馬。
ナスダックパワーの同枠のコスモリバーサルは、指定交流競走別定戦のマーガレットステークスで2着同枠に配置されていた馬。
2着となったフジノテンビーは、芝のデイリー杯3歳ステークスを勝利した馬で、指定交流競走定量戦のフジテレビ賞スプリングステークスとNHKマイルカップでは1着同枠に配置されていました。
フジノテンビーの同枠は、年明けデビューのトーホウメドゥーサで、トーホウメドゥーサは前走までオール1人気だった馬。
2002年ユニコーンステークス(16頭立て・地方馬1頭出走)
1着 ヒミツヘイキ 地方馬 牡3 55㎏ 7枠14番(逆3番)左海誠二騎手 7人気
前走 五月会盃(船橋1700m)1人気1着
前々走 平和賞(船橋1600m)3人気1着
1着同枠 サクラハーン 牡3 55㎏ 菊沢隆徳騎手 15人気
前走 昇竜ステークス(中京1700m・特指・別定)13人気8着
前々走 橘ステークス(京都芝1200m・特指・別定)14人気最下位
2着 インタータイヨウ 牡3 55㎏ 3枠6番(逆11番)秋山真一郎騎手 1人気
前走 兵庫チャンピオンシップ(園田1870m)2人気1着
前々走 ヒヤシンスステークス(東京1600m・特指・別定)2人気6着
2着同枠 アサクサデンエン マル外 牡3 55㎏ 後藤浩輝騎手 8人気
前走 2歳500万下条件戦・ひいらぎ賞(中山芝1600m)5人気1着
前々走 2歳新馬戦(東京芝1600m)3人気1着
2002年ユニコーンステークスの1着馬は、地方馬のヒミツヘイキ。
ヒミツヘイキは、地方の船橋でオール連対していた馬。
ヒミツヘイキの同枠のサクラハーンは、ブービー人気の馬でしたが、芝のレースにも出走していた馬。
2着になったインタータイヨウは、特別指定交流競走別定戦のシクラメンステークスとバイオレットステークスを勝っていた馬で、芝のレースにも出走していました。
インタータイヨウの同枠のアサクサデンエンは、後に安田記念を制した馬。
ユニコーンステークスの前までは、芝のレースのみに出走し、無敗でした。
2008年ユニコーンステークス(16頭立て・地方馬1頭出走)
1着 ユビキタス 牡3 56㎏ 3枠6番(逆11番)安藤勝己騎手 1人気
前走 昇竜ステークス(中京1700m・特指・別定)1人気1着
前々走 端午ステークス(京都1800m・特指・別定)2人気2着(ゾロ目)
1着同枠 アンダーカウンター マル外 牡3 56㎏ 吉田豊騎手 11人気
前走 NHKマイルカップ(東京芝1600m)17人気15着
前々走 マーガレットステークス(阪神芝1400m・特指・別定)6人気3着
2着 シルクビッグタイム マル外 牡3 56㎏ 4枠7番(逆10番)岩田康誠騎手 3人気
前走 中日スポーツ賞ファルコンステークス(中京芝1200m・指定・別定)3人気7着
前々走 バイオレットステークス(京都ダート1400m・特指・別定)1人気1着
2着同枠 スカーレットライン 牡3 56㎏ 内田博幸騎手 12人気
前走 伏竜ステークス(中山1800m・特指・別定)4人気7着(2着対角)
前々走 3歳500万下条件戦・平場(中山1800m)1人気1着
2008年ユニコーンステークスは、特別指定交流競走別定戦の端午ステークスでゾロ目の2着、同じく特別指定交流競走別定戦の昇竜ステークスで1着だった1人気のユビキタスが1着。
ユビキタスの同枠は、NHKマイルカップで15着だったアンダーカウンター。
2着のシルクビッグタイムは、特別指定交流競走別定戦のバイオレットステークスで1着だった馬。
シルクビッグタイムは、芝の中日スポーツ賞ファルコンステークスにも出走していました。
シルクビッグタイムの同枠のスカーレットラインは、芝のレースに出走していて、ダート路線に変更した後、500万下条件戦の平場で1着、伏竜ステークスで2着対角に配置されていた馬。
2001年、2002年、2008年のユニコーンステークスの結果から考えると、1600mを超える距離で連対していた馬、別定戦で連対していた馬、芝のレースに出走していた馬の枠に入った馬、1人気、6番配置の馬あたりが気になります。
最後に
ラペルーズを軸にしてみます。
相手はクリーンスレイト、ケイアイロベージ、ヴィゴーレ、ルーチェドーロ、ピンクカメハメハあたりに軽く流してみます。