ターコイズステークス2024(第10回)の考察

ターコイズステークス2024の出馬表

ターコイズステークス2024の登録馬は20頭。

 

20頭の登録馬のうち、グランスラムアスク、ジューンオレンジ、メイショウホシアイが回避し、マスクオールウィンが抽選で外れ、16頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 モズゴールドバレル 牝5 53.0kg 丹内 祐次 藤岡 健一 (株)キャピタル・システム
1枠 2番 アドマイヤベル 牝3 54.0kg 横山 武史 加藤 征弘 近藤 旬子
2枠 3番 キタウイング 牝4 52.0kg 丸田 恭介 小島 茂之 (有)ミルファーム
2枠 4番 イフェイオン 牝3 54.0kg 戸崎 圭太 杉山 佳明 (有)社台レースホース
3枠 5番 フィールシンパシー 牝5 54.0kg 横山 琉人 小島 茂之 岡田 牧雄
3枠 6番 アルジーヌ 牝4 55.5kg 西村 淳也 中内田 充正 (株)ロードホースクラブ
4枠 7番 ミアネーロ 牝3 54.5kg C.ルメール 林 徹 (有)シルクレーシング
4枠 8番 ペイシャフラワー 牝4 52.0kg 永島 まなみ 高橋 康之 北所 直人
5枠 9番 マメコ 牝5 53.0kg 武 英智 武 英智 中西 功
5枠 10番 ミシシッピテソーロ 牝4 53.0kg 木幡 巧也 畠山 吉宏 了德寺健二ホールディングス(株)
6枠 11番 ワイドラトゥール 牝3 53.0kg 北村 友一 藤原 英昭 幅田 昌伸
6枠 12番 ビヨンドザヴァレー 牝4 53.0kg 菱田 裕二 橋口 慎介 (有)社台レースホース
7枠 13番 セントカメリア 牝5 53.0kg 松岡 正海 高野 友和 (有)シルクレーシング
7枠 14番 ドゥアイズ 牝4 55.5kg C.デムーロ 庄野 靖志 (株)G1レーシング
8枠 15番 シングザットソング 牝4 55.0kg 斎藤 新 高野 友和 (有)社台レースホース
8枠 16番 コナコースト 牝4 55.0kg 三浦 皇成 清水 久詞 (有)サンデーレーシング

抽選対象で出走が叶ったのが、モズゴールドバレルである。

WIN5からの考察

JRA70周年特別企画のWIN5ボリュームアップキャンペーンにより、土曜日開催のレースにも、WIN5対象レースが適用されることになっている。

 

今回取り上げたターコイズステークス2024も、WIN5対象レースとなっているが、既に終了したWIN5ボリュームアップキャンペーンによりWIN5対象レース化した重賞の結果を見てみる。

 

11月30日に行われたWIN5対象レースの重賞は、スポーツニッポン賞ステイヤーズステークスとチャレンジカップの2レース。

 

今年のスポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(別定戦)は、前走でG2の京都大賞典を勝っていたシュヴァリエローズ(2人気)が勝っている。

 

一方、今年のチャレンジカップ(別定戦)は、前走でG1のエリザベス女王杯2着になったラヴェル(3人気)が勝利している。

 

12月7日に行われたWIN5対象レースの重賞は、中日新聞杯のみ。

 

今年の中日新聞杯(ハンデ戦)は、前走でリステッド競走のアンドロメダステークスを勝利しているデシエルトが優勝している。

 

今年のスポーツニッポン賞ステイヤーズステークスを勝ったシュヴァリエローズは増量馬であり、デシエルトもトップハンデではないが、58㎏斤量を背負わされている。

 

また、ラヴェルは増量馬ではなかったが、牝馬G1とはいえ、G1のエリザベス女王杯で2着になるなど、格という観点で見れば、上位馬だったといえるだろう。

 

チャレンジカップ2024の出走馬で、トップハンデはアルジーヌとドゥアイズの55.5kg、次いでハンデが重い馬はシングザットソングとコナコーストとなっている。

 

また、3歳馬が4頭出走するが、ミアネーロだけが54.5kg斤量となっている。

結論

ターコイズステークス2024に出走するイフェイオンは、中山1600mの牝馬限定重賞のフェアリーステークスの優勝歴を持つ3歳馬。

 

イフェイオンが勝ったフェアリーステークスの優勝タイムは1:34.0であり、このタイムは、2020年フェアリーステークスの優勝タイムと同じである。

 

2020年フェアリーステークスを勝ったスマイルカナは、2020年ターコイズステークスで勝っている馬であり、ターコイズステークス2024でイフェイオンと同枠になったキタウイングは、2023年フェアリーステークスの覇者である。

 

ターコイズステークスもフェアリーステークスも、中山1600mを舞台とする牝馬限定重賞であることから、フェアリーステークス覇者が揃った2枠は気になる。

 

そこで、イフェイオンを軸にしてみる。

 

相手は、サンケイスポーツ賞フローラステークスを勝っているアドマイヤベル、フラワーカップの勝ち馬のミアネーロ、ミアネーロの同枠馬のペイシャフラワー、前走と前々走で同じ着順を刻んでいるドゥアイズあたり。