チューリップ賞2024(第31回)の考察

チューリップ賞2024の出馬表

17頭が登録したチューリップ賞2024だったが、ヒヒーンが回避して16頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ブルーアイドガール 牝3 55.0kg 松山 弘平 吉岡 辰弥 ライオンレースホース(株)
1枠 2番 ラーンザロープス 牝3 55.0kg 横山 典弘 武 幸四郎 吉田 照哉
2枠 3番 エポックヴィーナス 牝3 55.0kg 和田 竜二 新谷 功一 山田 有暉朗
2枠 4番 ワイドラトゥール 牝3 55.0kg 北村 友一 藤原 英昭 幅田 昌伸
3枠 5番 ミラビリスマジック 牝3 55.0kg 田辺 裕信 国枝 栄 (有)社台レースホース
3枠 6番 スウィープフィート 牝3 55.0kg 武 豊 庄野 靖志 (株)YGGホースクラブ
4枠 7番 フルレゾン 牝3 55.0kg 鮫島 克駿 池添 学 (有)キャロットファーム
4枠 8番 セキトバイースト 牝3 55.0kg 藤岡 佑介 四位 洋文 TNレーシング
5枠 9番 スティールブルー 牝3 55.0kg 川田 将雅 宗像 義忠 (有)シルクレーシング
5枠 10番 ガルサブランカ 牝3 55.0kg C.ルメール 木村 哲也 (有)シルクレーシング
6枠 11番 ハワイアンティアレ 牝3 55.0kg 西村 淳也 松永 幹夫 名古屋友豊(株)
6枠 12番 ショウナンマヌエラ 牝3 55.0kg 石橋 脩 高野 友和 国本 哲秀
7枠 13番 エラトー 牝3 55.0kg B.ムルザバエフ 上村 洋行 (有)サンデーレーシング
7枠 14番 ラヴァンダ 牝3 55.0kg 松若 風馬 中村 直也 森永 聡
8枠 15番 イツモニコニコ 牝3 55.0kg 田中 健 浜田 多実雄 大田 恭充
8枠 16番 タガノエルピーダ 牝3 55.0kg 団野 大成 斉藤 崇史 八木 良司

シルクレーシングが馬主のスティールブルーとガルサブランカが、同枠に配置されたため、チューリップ賞2024は染め分け帽戦となっている。

阪神JF1~3着馬不在からの考察

チューリップ賞は、2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズや3歳G1の桜花賞と同じ阪神1600mで行われるレース。

 

阪神ジュベナイルフィリーズの連対馬が、春初戦にチューリップを使ってくるケースも多い。

 

そんな桜花賞への王道ルートであるチューリップ賞に、今年の阪神ジュベナイルフィリーズの連対馬は登録すらしてこなかった。

 

阪神ジュベナイルフィリーズというレース名になった2001年以降で、阪神ジュベナイルフィリーズ連対馬が揃って出走してこなかったケースは、2003年、2005年、2021年、2023年の4回。

 

現段階での阪神ジュベナイルフィリーズ連対馬の次走情報では、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬のアスコリピチェーノと2着馬のステレンボッシュは桜花賞に直行するらしいので、阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬が報知杯フィリーズレビューに出走した2003年と阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬がデイリー杯クイーンカップに出走した2005年は、今年とイメージが違う感じがする。

 

残ったのは、2021年と2023年のチューリップ賞なので、この2年の結果を見てみる。

 

2021年チューリップ賞(3場開催・12頭立て)

1着同着 メイケイエール 牝3 54㎏ 1枠1番(逆12番)武豊騎手 1人気

前走 阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神1600m)3人気4着

前々走 KBS京都賞ファンタジーステークス(阪神1400m・指定・馬齢)1人気1着(レコード)

1着同着 エリザベスタワー マル外 牝3 54㎏ 5枠5番(逆8番) 川田将雅騎手 3人気

前走 エルフィンステークス(リステッド・中京1600m・特指・別定)1人気9着

前々走 新馬戦(阪神1600m)2人気1着

3着 ストゥーティ 牝3 54㎏ 2枠2番(逆11番)松山弘平騎手 4人気

前走 3歳1勝クラス・菜の花賞(中山1600m)2人気3着(1着同枠)

前々走 2歳1勝クラス・こうやまき賞(中京1600m)1人気3着

 

2021年チューリップ賞は、1着同着が発生している。

 

1着同着となったメイケイエールは、小倉1200mの新馬戦と小倉2歳ステークス、阪神1400mのKBS京都賞ファンタジーステークスを3連勝した後、2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズに出走し、4着に敗れていたノーザンファーム生産の1人気の馬。(1600m戦未連対で重賞を勝っている馬)

 

1着同着のエリザベスタワーは、チューリップ賞と同じ阪神1600mで行なわれた新馬戦を勝った後、中京1600mのエルフィンステークスで1人気になったものの9着に敗れていた社台レースホースが馬主のマル外の馬。(最下位人気の馬と同枠)

 

3着になったストゥーティは、新潟1600mの新馬戦を勝った後、アルテミスステークス4着、こうやまき賞3着、菜の花賞3着の成績を残していたノーザンファーム生産の1勝馬。(1勝クラスを経験している馬)

 

2023年チューリップ賞(2場開催・17頭立て・染め分け帽戦)

1着 モズメイメイ 牝3 54㎏ 5枠9番(逆9番) 武豊騎手 7人気

前走 3歳1勝クラス・こぶし賞(阪神1600m)1人気1着

前々走 2歳1勝クラス・つわぶき賞(中京1400m)4人気3着

2着 コナコースト 牝3 54㎏ 7枠13番(逆9番)鮫島克駿騎手 6人気

前走 エルフィンステークス(リステッド・中京1600m・特指・別定)4人気2着

前々走 新馬戦(小倉1800m)1人気1着

3着 ペリファーニア 牝3 54㎏ 8枠17番(逆1番)横山武史騎手 2人気

前走 新馬戦(中山1600m)1人気1着

 

2023年チューリップ賞を制したモズメイメイは、東京1600mの新馬戦1着、中京1400mのつわぶき賞3着、阪神1600mのこぶし賞1着の成績を残していた社台ファーム生産の2勝馬。

 

2着になったコナコーストは、小倉1800mの新馬戦を勝った後、エルフィンステークスで2着になっていたノーザンファーム生産馬。

 

3着のペリファーニアは、2022年12月に行われた中山1600mの新馬戦を1人気で勝ってきたノーザンファーム生産馬。(染め分け帽の馬)

 

2021年と2023年のチューリップ賞の結果から考えると、阪神1600mを勝っている馬、社台ファーム生産馬、ノーザンファーム生産馬、武豊騎手の騎乗馬は気になる。

2023年アルテミスステークスからの考察

3歳戦は今年から馬齢重量が引き上げられ、チューリップ賞は54㎏から55㎏に負担重量が変更された。

 

2歳戦も3歳戦と同様に、馬齢重量が引き上げられているが、3歳戦の変更前年となる2023年に馬齢重量が引き上げられている。

 

チューリップ賞は、指定馬齢戦であり、1600mで行われるレースなので、2023年のアルテミスステークスが参考になりそうだ。

 

では、2023年アルテミスステークスと前年にあたる2022年アルテミスステークスの結果を見てみる。

 

2022年アルテミスステークス(10頭立て)

1着 ラヴェル 牝2 54㎏ 8枠10番(逆1番)坂井瑠星騎手 3人気

前走 新馬戦(小倉1800m)1人気1着

2着 リバティアイランド 牝2 54㎏ 3枠3番(逆8番)川田将雅騎手 1人気

前走 新馬戦(新潟1600m)1人気1着

3着 アリスヴェリテ 牝2 54㎏ 6枠6番(逆5番)田辺裕信騎手 6人気

前走 野路菊ステークス(中京2000m・特指・別定)5人気2着

前々走 新馬戦(小倉1800m)3人気1着

 

2023年アルテミスステークス(10頭立て)

1着 チェルヴィニア 牝2 55㎏ 4枠4番(逆7番)ルメール騎手 1人気

前走 未勝利戦(新潟1800m)1人気1着

前々走 新馬戦(東京1600m)1人気2着

2着 サフィラ 牝2 55㎏ 7枠8番(逆3番)松山弘平騎手 2人気

前走 未勝利戦(阪神1800m)1人気1着

前々走 新馬戦(新潟1600m)1人気3着

3着 スティールブルー 牝2 55㎏ 8枠9番(逆2番)荻野極騎手 4人気

前走 新馬戦(新潟1600m)3人気1着

 

2022年アルテミスステークスは、小倉1800mの新馬戦を1人気で勝ってきたノーザンファーム生産、キャロットファームが馬主のラヴェルが1着、2着は新潟1600mの新馬戦を1人気で勝ってきたノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主のリバティアイランド、3着は小倉1800mの新馬戦を3人気で勝利したノースヒルズ生産のアリスヴェリテとなっている。

 

一方、2023年アルテミスステークスは、東京1600mの新馬戦を1人気2着に敗れた後、新潟1800mの未勝利戦を1人気で勝ってきたノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主のチェルヴィニアが1着、2着は新潟1600mの新馬戦を1人気3着に負けた後、阪神1800mの未勝利戦を1人気で勝ってきたノーザンファーム生産、シルクレーシングが馬主のサフィラ、3着は新潟1600mの新馬戦を3人気で勝ったノーザンファーム生産、シルクレーシングが馬主のスティールブルーが入っている。

 

アルテミスステークスでは、この2年の連対馬が4頭とも前走まで1人気だった馬を起用しており、ノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主の馬を連対馬に使っている。(1着馬は1800m戦の勝利歴がある馬)

 

この結果から考えると、2023年のチューリップ賞の結果が気になってくる。

 

2023年のチューリップ賞は、東京1600mの新馬戦を1人気で勝利し、阪神1600mの3歳1勝クラスを1人気で勝ってきた社台ファーム生産、キャピタル・システムが馬主のモズメイメイが1着、2着は小倉1800mの新馬戦を1人気で勝利し、中京1600mのOPレース(特指別定戦)のエルフィンステークスを4人気2着に敗れたノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主のコナコースト、3着は中山1600mの新馬戦を1人気で勝ってきたノーザンファーム生産、キャロットファームが馬主のペリファーニアが入っている。

結論

チューリップ賞2024の出走馬で、1人気で初勝利を挙げた馬はラーンザロープス、ワイドラトゥール、セキトバイースト、ガルサブランカ、ラヴァンダの5頭。

 

この5頭のうち、社台ファームあるいはノーザンファーム生産の馬は、ラーンザロープスとガルサブランカの2頭。

 

ただし、ラーンザロープスの初勝利は1500m戦であることから、ガルサブランカを軸としてみる。

 

相手はタガノエルピーダ、ラーンザロープス、エラトー、ミラビリスマジック、スウィープフィートあたり。