ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
秋のG1第1弾は、中山1200mで行われるスプリンターズステークスですね。
ところで、ステークスって、どういう意味か知っていますか?
主催者によると、元々、ステークスって、馬主同士が賞金を出し合って、その賞金を取り合うレースのことのようですよ。
本来のステークスは馬主どうしが賞金を拠出して、その賞金を取り合うレースのこと。現在、本賞金は全部主催者の日本中央競馬会が出しているので、登録料を付加賞として1着から3着まで7・2・1の割合で配分する形で残っている。最近は外国でも純粋のステークスは非常に少なくなっている。特別登録料のある競走は一応全部ステークスで、ほとんどの特別競走がステークス制をとっていると解釈してもよいであろう。
出典 JRA
そして、春G1の第1弾がフェブラリーステークスで、秋G1の第1弾がスプリンターズステークスとステークスで合わせているというのも、不思議ですよね。
今回は、秋G1の第1弾として行われるスプリンターズステークス2019について考えたいと思います。
スプリンターズステークス2019の出走予定
スプリンターズステークス2019の出走予定は19頭。
産経賞セントウルステークス1着馬のタワーオブロンドン、 キーンランドカップ1着馬のダノンスマッシュの名前もあります。
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | アレスバローズ | 牡7 | 57.0kg | 菱田 裕二 | 角田 晃一 |
2 | イベリス | 牝3 | 53.0kg | 浜中 俊 | 角田 晃一 |
3 | キングハート | 牡6 | 57.0kg | 北村 宏司 | 星野 忍 |
4 | グランアレグリア | 牝3 | 53.0kg | 藤沢 和雄 | |
5 | ステルヴィオ | 牡4 | 57.0kg | 木村 哲也 | |
6 | セイウンコウセイ | 牡6 | 57.0kg | 幸 英明 | 上原 博之 |
7 | ダイメイプリンセス | 牝6 | 57.0kg | 秋山 真一郎 | 森田 直行 |
8 | ダノンスマッシュ | 牡4 | 57.0kg | 川田 将雅 | 安田 隆行 |
9 | タワーオブロンドン | 牡4 | 57.0kg | C.ルメール | 藤沢 和雄 |
10 | ディアンドル | 牝3 | 53.0kg | 藤岡 佑介 | 奥村 豊 |
11 | ノーワン | 牝3 | 53.0kg | 内田 博幸 | 笹田 和秀 |
12 | ハッピーアワー | 牡3 | 55.0kg | 吉田 隼人 | 武 幸四郎 |
13 | ファンタジスト | 牡3 | 55.0kg | 武 豊 | 梅田 智之 |
14 | マルターズアポジー | 牡7 | 57.0kg | 丸山 元気 | 堀井 雅広 |
15 | ミスターメロディ | 牡4 | 57.0kg | 福永 祐一 | 藤原 英昭 |
16 | モズスーパーフレア | 牝4 | 55.0kg | 松若 風馬 | 音無 秀孝 |
17 | ラブカンプー | 牝4 | 55.0kg | 酒 井学 | 森田 直行 |
18 | リナーテ | 牝5 | 55.0kg | 三浦 皇成 | 須貝 尚介 |
19 | レッツゴードンキ | 牝7 | 55.0kg | 岩田 康誠 | 梅田 智之 |
参考 netkeiba
4回中山9日開催からのサイン
スプリンターズステークスは、2000年から2011年まで(2002年は新潟開催のため除く)は4回中山8日に行われていました。
しかし、2012年からは4回中山9日開催となり、スプリンターズステークス2019も4回中山9日となっています。(2014年は3回新潟8日開催、2016年は4回中山9日開催)
では、4回中山9日開催で行われたスプリンターズステークスの結果を見てみます。
2012年スプリンターズステークス(16頭立て)
1着 ロードカナロア 牡4 57kg 8枠16番(逆1番)岩田康誠騎手 2人気
前走 セントウルステークス(阪神1200m)1人気2着
前々走 函館スプリントステークス(函館1200m)1人気2着
3走前 高松宮記念(中京1200m)1人気3着
4走前 シルクロードステークス(京都1200m)1人気1着
2着 カレンチャン 牝5 55kg 7枠14番(逆3番)池添謙一騎手 1人気
前走 セントウルステークス(阪神1200m)3人気4着
前々走 高松宮記念(中京1200m)2人気1着
3走前 夕刊フジ賞オーシャンステークス(中山1200m)1人気4着
2012年スプリンターズステークスは、シルクロードステークスから直接、高松宮記念に出走し1人気で3着になり、函館スプリントステークス2着を挟んで、セントウルステークスで2着となったロードカナロアが1着。
2着となったカレンチャンは、G1前哨戦の夕刊フジ賞オーシャンステークスとセントウルステークスで共に4着となっています。
2013年スプリンターズステークス(16頭立て)
1着 ロードカナロア 牡5 57kg 5枠10番(逆7番)岩田康誠騎手 1人気
前走 セントウルステークス(阪神1200m)1人気2着
前々走 安田記念(東京1600m)1人気1着
3走前 高松宮記念(中京1200m)1人気1着(ゾロ目)
4走前 阪急杯(阪神1400m)1人気1着
2着 ハクサンムーン 牡4 57kg 4枠7番(逆10番)酒井学騎手 2人気
前走 セントウルステークス(阪神1200m)2人気1着
前々走 アイビスサマーダッシュ(新潟1000m)1人気1着
4走前 高松宮記念(中京1200m)10人気3着
5走前 夕刊フジ賞オーシャンステークス(中山1200m)3人気9着
ロードカナロアは、前年と異なり、G1前哨戦には出走し、2着となったハクサンムーンも、G1前哨戦に出走しています。
ただし、ロードカナロアが連覇したということは、2012年と2013年はワンセットと考えられます。
2015年スプリンターズステークス(16頭立て・取消戦)
1着 ストレイトガール 牝6 55kg 1枠2番(逆15番)戸崎圭太騎手 1人気
前走 セントウルステークス(阪神1200m)3人気4着
前々走 ヴィクトリアマイル(東京1600m)5人気1着
3走前 高松宮記念(中京1200m)1人気13着
4走前 香港スプリント(香港1200m)7人気3着
2着 サクラゴスペル 牡7 57kg 2枠4番(逆13番)横山典弘騎手 11人気
前走 安田記念(東京1600m)13人気最下位
前々走 京王杯スプリングカップ(東京1400m)5人気1着
3走前 高松宮記念(中京1200m)12人気8着
4走前 夕刊フジ賞オーシャンステークス(中山1200m)7人気1着
5走前 ラピスラズリステークス(中山1200m)8人気2着
2015年スプリンターズステークスは、香港スプリント3着から高松宮記念に1人気で出走し13着に敗れた後、ヴィクトリアマイルを制し、セントウルステークスで4着になっていたストレイトガールが1着。
2着には、ラピスラズリステークスと夕刊フジ賞オーシャンステークスで中山連続連対歴のあるサクラゴスペルが2着
2017年スプリンターズステークス(16頭立て)
1着 レッドファルクス 牡6 57kg 4枠8番(逆11番)M.デムーロ騎手 1人気
前走 安田記念(東京1600m)3人気3着
前々走 京王杯スプリングカップ(東京1400m)2人気1着
3走前 高松宮記念(中京1200m)1人気3着
4走前 香港スプリント(香港1200m)3人気12着
2着 レッツゴードンキ 牝5 55kg 1枠2番(逆15番)岩田康誠騎手 5人気
前走 ヴィクトリアマイル(東京1600m)3人気11着
前々走 高松宮記念(中京1200m)2人気2着
3走前 京都牝馬ステークス(京都1400m)1人気1着
2017年スプリンターズステークスは、香港スプリント12着から高松宮記念3着となり、京王杯スプリングカップ1着を経て、安田記念3着から前哨戦に出走していないレッドファルクスが1着。
レッドファルクスは連覇ですね。
また、2着になったレッツゴードンキも、京都牝馬ステークスを勝った後、高松宮記念に出走し2着となり、ヴィクトリアマイル11着からスプリンターズステークスに出走しています。
2018年スプリンターズステークス(16頭立て)
1着 ファインニードル 牡5 57kg 4枠8番(逆9番)川田将雅騎手 1人気
前走 産経賞セントウルステークス(阪神1200m)1人気1着
前々走 チェアマンズスプリント(シャティン1200m)6人気4着
3走前 高松宮記念(中京1200m)2人気1着
4走前 シルクロードステークス(京都1200m)4人気1着
2着 ラブカンプー 牝3 53kg 5枠9番(逆8番)和田竜二騎手 11人気
前走 産経賞セントウルステークス(阪神1200m)2人気2着
前々走 テレビ西日本賞北九州記念(小倉1200m)7人気3着
2018年スプリンターズステークスは、シルクロードステークスで1着になった後、前哨戦に出走していないで、高松宮記念に出走して1着となり、チェアマンズスプリント4着を経て、産経賞セントウルステークスで1着となったファインニードルが1着。
2着には、産経賞セントウルステークスで2着の3歳馬のラブカンプーが入っています。
この結果を見ると、ロードカナロアの連覇した2013年を除けば、高松宮記念の前走で前哨戦である阪急杯あるいは夕刊フジ賞オーシャンステークスを経ずに、高松宮記念で1着あるいは1人気をとった馬が、4回中山9日開催のスプリンターズステークスで勝利しています。
スプリンターズステークス2019で考えると、2019年高松宮記念を制したミスターメロディは阪急杯を使っているので、違うと思います。
可能性があるといえば、シルクロードステークスを勝ってから、1人気で高松宮記念に出走している ダノンスマッシュ、あるいは、高松宮記念で1着同枠の2着となっているセイウンコウセイ(高松宮記念の前走はシルクロードステークス)あたりでしょうか。
最後に
スプリンターズステークス2019に出走予定のタワーオブロンドンの戦歴が気になります。
スプリンターズステークスの前哨戦であるキーンランドカップで2着を取りながら、産経賞セントウルステークスにも出走し、1着になっています。
なぜ、タワーオブロンドンは、こんな面倒臭いことをしているのでしょうか?