ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、札幌記念2022について考えてみたいと思います。
札幌記念はサマー2000シリーズに含まれるレースですが、他のサマー2000シリーズと明らかに異なる点があります。
それは、G2重賞であることと定量戦で行われることです。
札幌記念はG2重賞ということで、サマー2000シリーズに参戦していない馬が出走してくることは珍しくありません。
ただし、特別指定交流競走である点については、他のサマー2000シリーズと同じです。
この特別指定交流競走というのが、このレースの肝だと思います。
札幌記念2022の出走予定
札幌記念2022の登録馬は17頭。
昨年の札幌記念優勝馬のソダシ、函館記念の勝ち馬のハヤヤッコ、令和のツインターボといわれているパンサラッサなどが登録してきました。
現在のところ、フィオリキアリとフォワードアゲンが抽選対象となっています。
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | アイスバブル | 牡7 | 57.0kg | 水口 優也 | 池江 泰寿 |
2 | アラタ | 牡5 | 57.0kg | 横山 武史 | 和田 勇介 |
3 | アンティシペイト | 牡5 | 57.0kg | 横山 和生 | 国枝 栄 |
4 | ウインマリリン | 牝5 | 55.0kg | 松岡 正海 | 手塚 貴久 |
5 | グローリーヴェイズ | 牡7 | 57.0kg | C.ルメール | 尾関 知人 |
6 | ケイデンスコール | 牡6 | 57.0kg | 古川 吉洋 | 安田 隆行 |
7 | サトノクロニクル | 牡8 | 57.0kg | 斎藤 新 | 池江 泰寿 |
8 | ジャックドール | 牡4 | 57.0kg | 藤岡 佑介 | 藤岡 健一 |
9 | ソダシ | 牝4 | 55.0kg | 吉田 隼人 | 須貝 尚介 |
10 | ハヤヤッコ | 牡6 | 57.0kg | 池添 謙一 | 国枝 栄 |
11 | パンサラッサ | 牡5 | 57.0kg | 吉田 豊 | 矢作 芳人 |
12 | フィオリキアリ | 牝5 | 55.0kg | 清水 久詞 | |
13 | フォワードアゲン | せん5 | 57.0kg | 黛 弘人 | 中野 栄治 |
14 | マカヒキ | 牡9 | 57.0kg | 武 豊 | 友道 康夫 |
15 | ユニコーンライオン | 牡6 | 57.0kg | 坂井 瑠星 | 矢作 芳人 |
16 | ユーバーレーベン | 牝4 | 55.0kg | M.デムーロ | 手塚 貴久 |
17 | レッドガラン | 牡7 | 57.0kg | 岩田 康誠 | 安田 隆行 |
参考 netkeiba
出走構成からのサイン
昨年の札幌記念優勝馬のソダシが、札幌記念2022に登録してきました。
そして、今年の函館記念1着馬のハヤヤッコも、札幌記念2022に登録しています。
前年の札幌記念優勝馬と同年の函館記念1着馬が、揃って札幌記念に出走してきたケースは2009年、2010年、2014年の3回。
ただし、2009年と2014年の札幌記念は、クラシックを勝った3歳牝馬が連対しているので、違う感じ。
では、残った2010年の札幌記念の結果を見てみます。
2010年札幌記念(16頭立て)
1着 アーネストリー 牡5 57㎏ 3枠6番(逆11番)佐藤哲三騎手 1人気
前走 宝塚記念(阪神2200m・出走取消戦)3人気3着(1着対角)
前々走 金鯱賞(京都2000m・カク指定・別定)1人気1着
1着同枠兼3着 アクシオン 牡7 57㎏ 岩田康誠騎手 7人気
前走 宝塚記念(阪神2200m・出走取消戦)10人気15着(1着同枠)
前々走 金鯱賞(京都2000m・カク指定・別定)3人気7着
2着 ロジユニヴァース 牡4 57㎏ 5枠10番(逆7番)横山典弘騎手 5人気
前走 宝塚記念(阪神2200m・出走取消戦)5人気13着
前々走 日経賞(中山2500m・指定・別定)1人気6着同着
2着同枠 マイネルキッツ 牡7 57㎏ 松岡正海騎手 6人気
前走 天皇賞(春)(京都3200m)4人気2着
前々走 日経賞(中山2500m・指定・別定)6人気1着
6着 マイネルスターリー 牡5 57㎏ 1枠1番(逆16番)三浦皇成騎手 3人気
前走 函館記念(函館2000m・特指・ハンデ)2人気1着 56㎏斤量 ホワイト騎手
前々走 新潟大賞典(新潟2000m・カク指定・ハンデ)7人気4着(1着同枠)
14着 ヤマニンキングリー 牡5 57㎏ 8枠16番(逆1番)武豊騎手 9人気
前走 シンガポール航空国際カップ(シンガポール2000m)11着
前々走 産経大阪杯(阪神2000m・指定・別定)2人気7着
2009年札幌記念1着馬
2010年札幌記念を勝ったアーネストリーは、前年10月に行われた1600万下条件戦の夕刊フジ杯大原ステークス(京都2000m)を勝った後、特別指定交流競走ハンデ戦のアルゼンチン共和国杯(東京2500m)で2着、特別指定交流競走ハンデ戦の中日新聞杯(中京2000m)で1着、カク指定別定戦の金鯱賞(京都2000m)で1着、宝塚記念で3着だった馬。
アーネストリーの同枠馬で3着になったアクシオンは、年初めの日刊スポーツ賞中山金杯(中山2000m・カク指定・ハンデ)を勝った後、金鯱賞(京都2000m)7着、宝塚記念15着(1着同枠)だった馬。
2着になったロジユニヴァースは、前年の日本ダービーを勝った後、日経賞で6着同着、宝塚記念で13着と惨敗していた馬。
ロジユニヴァースの同枠のマイネルキッツは、2009年天皇賞(春)を勝っているG1馬。
2010年は、カク指定別定戦のアメリカジョッキークラブカップ(中山2200m)で4着、指定交流競走別定戦の日経賞で1着、天皇賞(春)で2着の成績を残していました。
2010年函館記念1着馬のマイネルスターリーは6着、2009年札幌記念優勝馬のヤマニンキングリーは14着に敗れています。
この2頭は、2010年札幌記念で対角配置になっていますが、共に連対馬の筋配置にもなっていません。
2010年札幌記念の結果から考えると、G2重賞以上で連対している馬、特別指定交流競走の重賞で勝っている馬、日本ダービーを勝っているマカヒキ、今年の日刊スポーツ賞中山金杯を勝っているレッドガランあたりは気になります。
最後に
札幌記念2022でキーになる馬は、間違いなく、パンサラッサになると思います。
札幌2000mのコース形態を考えると、パンサラッサが有利といえそうですね。
また、出馬表が確定したら、再検討してみたいと思います。