関西テレビ放送賞ローズステークス2024(第42回)の考察

関西テレビ放送賞ローズステークス2024の出馬表

関西テレビ放送賞ローズステークスには16頭が登録。

 

16頭の登録馬のうち、パレハが回避し、15頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 カニキュル 牝3 55.0kg 戸崎 圭太 菊沢 隆徳 (有)キャロットファーム
2枠 2番 クイーンズウォーク 牝3 55.0kg 川田 将雅 中内田 充正 (有)サンデーレーシング
2枠 3番 オーロラエックス 牝3 55.0kg 松山 弘平 杉山 晴紀 草間 庸文
3枠 4番 チェレスタ 牝3 55.0kg 西村 淳也 松下 武士 (有)シルクレーシング
3枠 5番 タガノエルピーダ 牝3 55.0kg 幸 英明 斉藤 崇史 八木 良司
4枠 6番 レディーヴァリュー 牝3 55.0kg 永島 まなみ 小林 真也 加藤 裕司
4枠 7番 サンセットビュー 牝3 55.0kg 鮫島 克駿 新谷 功一 飯田 貴大
5枠 8番 ラビットアイ 牝3 55.0kg 横山 典弘 鈴木 孝志 ライオンレースホース(株)
5枠 9番 ラヴァンダ 牝3 55.0kg 岩田 望来 中村 直也 森永 聡
6枠 10番 セキトバイースト 牝3 55.0kg 藤岡 佑介 四位 洋文 TNレーシング
6枠 11番 フレミングフープ 牝3 55.0kg M.デムーロ 友道 康夫 金子真人ホールディングス(株)
7枠 12番 ザブライド 牝3 55.0kg 和田 竜二 西村 真幸 (有)キャロットファーム
7枠 13番 ハワイアンティアレ 牝3 55.0kg 池添 謙一 松永 幹夫 名古屋友豊(株)
8枠 14番 サフィラ 牝3 55.0kg 北村 友一 池添 学 (有)シルクレーシング
8枠 15番 レガレイラ 牝3 55.0kg C.ルメール 木村 哲也 (有)サンデーレーシング

 

2歳G1のホープフルステークスを勝ったレガレイラは、大外の8枠15番に配置された。

2014年関西テレビ放送賞ローズステークスからの考察

今年の秋の3歳牝馬路線は、2014年をベースにしている。

 

2014年は、阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬のハープスターが桜花賞を制し、ハープスターは続くオークスで2着になっている。

 

今年の3歳牝馬路線は、阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬のステレンボッシュが桜花賞を勝ち、ステレンボッシュはオークスで2着。

 

わかりやすい構図である。

 

そして、3歳牝馬の秋初戦となった紫苑ステークスである。

 

2014年の紫苑ステークスは新潟2000mで行われた。

 

2014年の紫苑ステークスで優勝したのは、前走で3歳以上1000万下条件戦の小豆島特別(阪神1600m)で4着に終わっていたサンデーレーシングが馬主のレーヴデトワールだった。

 

ただし、このレーヴデトワールが勝利するためには、サポート馬の助けが必要だった。

 

レーヴデトワールの同枠に配置されていたのが、2014年紫苑ステークスと同舞台である新潟2000mの3歳以上500万下条件戦で1着対角に配置されていたホワイトマニキュア。

 

2014年の紫苑ステークスで、2着に入ったのが、2014年紫苑ステークスと同舞台の新潟2000mの3歳以上500万下条件戦の糸魚川特別を勝ってきたショウナンパンドラだったので、新潟2000mに設定された2014年紫苑ステークスらしい決着だったといえる。

 

一方、今年の紫苑ステークスは、通常開催の中山2000mで行われた。

 

今年の紫苑ステークスの1着馬は、中山2000mの新馬戦と中山2200mの2歳1勝クラスの水仙賞の連勝歴を持つクリスマスパレード。

 

クリスマスパレードは、水仙賞を勝った後、東京2000mの指定馬齢戦のサンケイスポーツ賞フローラステークスで4着、地方ダート重賞の関東オークスで9着だった馬。

 

今年の紫苑ステークスで、2着に入ったミアネーロは、別定戦から馬齢戦に変更された中山1800mのフラワーカップを勝利し、オークスで14着に惨敗していた馬。

 

今年の紫苑ステークスで連対したクリスマスパレードとミアネーロは、夏季競馬に参加していない馬だった。

 

では、2014年の関西テレビ放送賞ローズステークスは、どんな結果だったのだろうか?

 

2014年関西テレビ放送賞ローズステークスは、通常開催の阪神1800mで行われた。

 

2014年関西テレビ放送賞ローズステークスの1人気は、日本ダービーで12着だった阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬のレッドリヴェール。

 

奇しくも、レッドリヴェールは今年の日本ダービーに挑戦し、5着に終わっているホープフルステークス1着馬のレガレイラに似ている気がするが…

 

2014年関西テレビ放送賞ローズステークスを制したのは、桜花賞3着、オークス優勝歴を持つ2人気のヌーヴォレコルト。

 

2014年関西テレビ放送賞ローズステークスで2着に入ったのは、15人気の低評価を覆したタガノエトワール。

 

タガノエトワールは、2014年5月11日の京都1600mの3歳未勝利戦でデビューし、3戦目となる小倉2000mの3歳未勝利戦で初勝利を挙げていた馬。

 

タガノエトワールの同枠のアドマイヤアロマも、タガノエトワールと同様に二桁人気の馬で、3歳以上500万下条件戦の十勝岳特別(札幌1800m)を勝っていた馬だった。

 

今年の関西テレビ放送賞ローズステークスには、オークス馬のチェルヴィニアは出走していない。

結論

土曜日に行われた中京メインのケフェウスステークスは、ルメール騎手騎乗の3人気のフライライクバードが1着、2着には川田将雅騎手騎乗の1人気のマキシ、3着にはマル地の最下位人気のベラジオソノダラブが入った。

 

フライライクバードは、夏季の関越ステークス(新潟1800m)で6着に敗れていた馬。

 

マキシは、春季の3勝クラスの六社ステークス(東京2400m)を勝ってきた馬。

 

ベラジオソノダラブは、夏季の福島テレビオープン(福島1200m)を15着に敗れた馬だった。

 

ケフェウスステークスは、上位3頭が揃って、夏季のレースで賞金を加算していないという結果になっている。

 

そこで、現在2人気のクイーンズウォークを軸にしてみる。

 

クイーンズウォークに騎乗する川田将雅騎手は、今年、中京2000mで行われた金鯱賞をプログノーシスで制し、同じく今年、中京2000mに変更された小倉記念をリフレーミングで勝っている。

 

この点からも、川田将雅騎手は中京2000mと相性が良さそうだ。

 

相手は、サンセットビュー、ラヴァンダ、レガレイラ、オーロラエックス、フレミングフープあたり。