関西テレビ放送賞ローズステークス2023の考察

関西テレビ放送賞ローズステークス2023の出馬表

関西テレビ放送賞ローズステークス2023には、19頭が登録。

 

登録馬19頭のうち、ベレザニーニャとルクスドヌーヴが回避し、17頭立てとなった。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 フォーチュンコード 牝3 54.0kg 秋山 真一郎 小林 真也 吉田 千津
1枠 2番 ソーダズリング 牝3 54.0kg 武 豊 音無 秀孝 (有)社台レースホース
2枠 3番 レミージュ 牝3 54.0kg 和田 竜二 松永 幹夫 (株)ノースヒルズ
2枠 4番 アリスヴェリテ 牝3 54.0kg 藤岡 康太 中竹 和也 加藤 誠
3枠 5番 ブレイディヴェーグ 牝3 54.0kg C.ルメール 宮田 敬介 (有)サンデーレーシング
3枠 6番 ラファドゥラ 牝3 54.0kg 木幡 巧也 小島 茂之 丸山 担
4枠 7番 ラヴェル 牝3 54.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人 (有)キャロットファーム
4枠 8番 ユリーシャ 牝3 54.0kg 菱田 裕二 中村 直也 竹下 佳利
5枠 9番 アンリーロード 牝3 54.0kg 吉田 隼人 茶木 太樹 三木 正浩
5枠 10番 マラキナイア 牝3 54.0kg 川田 将雅 吉岡 辰弥 (有)社台レースホース
6枠 11番 ココナッツブラウン 牝3 54.0kg 横山 武史 上村 洋行 下河辺 隆行
6枠 12番 マスクトディーヴァ 牝3 54.0kg 岩田 望来 辻野 泰之 (有)社台レースホース
7枠 13番 リサリサ 牝3 54.0kg 浜中 俊 田村 康仁 山藤賢(株)
7枠 14番 コンクシェル 牝3 54.0kg J.モレイラ 清水 久詞 前田 晋二
8枠 15番 ブライトジュエリー 牝3 54.0kg 鮫島 克駿 橋口 慎介 西村 清子
8枠 16番 トリオンファルマン 牝3 54.0kg 池添 謙一 笹田 和秀 (株)ノースヒルズ
8枠 17番 セーヌドゥレーヴ 牝3 54.0kg 松山 弘平 吉岡 辰弥 (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング

2枠はキズナ産駒同士の枠となっている。

オークス馬不在からの考察

今年のオークスは、阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞を勝っているリバティアイランドが勝利した。

 

過去に、桜花賞とオークスだけでなく、阪神ジュベナイルフィリーズを勝っていた牝馬は、ブエナビスタ、アパパネの2頭。

 

ブエナビスタは、2009年オークスを勝った後、札幌記念で2着になり、秋華賞のステップレースに出走しないで秋華賞に出走してきた。

 

一方、アパパネは、2010年オークスを勝った後、関西テレビ放送賞ローズステークスに出走して4着に敗れた後、秋華賞に出走していた。

 

今年の関西テレビ放送賞ローズステークスは、オークス馬のリバティアイランドが出走してこなかったので、ブエナビスタが出走してこなかった2009年が近いと思う。

 

では、ブエナビスタが出走しなかった2009年関西テレビ放送賞ローズステークスを見てみる。

 

2009年関西テレビ放送賞ローズステークス(18頭立て・地方馬あり)

1着 ブロードストリート 牝3 54kg 2枠4番(逆15番)藤田伸二騎手 5人気

前走 オークス(東京2400m)6人気4着

前々走 スイートピーステークス(東京1800m・指定・馬齢)1人気1着

2着 レッドディザイア 牝3 54kg 6枠11番(逆8番)四位洋文騎手 1人気

前走 オークス(東京2400m)2人気2着

前々走 桜花賞(阪神1600m)2人気2着

3着 クーデグレイス 牝3 54kg 7枠13番(逆6番)川田将雅騎手 10人気

前走 3歳以上1000万下条件戦・ルスツ特別(札幌1800m)5人気2着

前々走 3歳以上500万下条件戦・織姫賞(福島1800m)1人気1着

 

2009年関西テレビ放送賞ローズステークスを制したブロードストリートは、阪神2000mのオープンレースである忘れな草賞で1人気2着、東京1800mのオープンレースのスイートピーステークスで1人気1着、G1のオークスで6人気4着になっていた3勝馬。(オークス以外は連対人気を確保していた馬)

 

ブロードストリートの同枠のワイドサファイアは、ブロードストリートと同じアグネスタキオン産駒の馬で、エルフィンステークス2着、サンケイスポーツ賞フローラステークス2着歴を持つ1勝馬。

 

2着になったレッドディザイアは、京都1600mのオープンレースのエルフィンステークス1人気1着、G1の桜花賞とオークスで連続2着になっていた2勝馬。(新馬戦からオークスまで連対人気を確保していた馬)

 

レッドディザイアの同枠のダイナマイトボディは、中央競馬では1600万下条件戦の安芸ステークス(阪神1400m)で最下位という実績しかなかった地方馬。

 

3着になったクーデグレイスは、福島1800mの3歳以上500万下条件戦の織姫賞を勝った後、札幌1800mの3歳以上1000万下条件戦のルスツ特別で2着になっていた馬。

結論

土曜日に行われた阪神2000mのハンデ戦であるケフェウスステークスは、1:57.2のタイムで、宮田敬介厩舎のエピファニーがルメール騎手騎乗で勝っている。

 

阪神競馬場の開幕2週目ということもあり、時計も速い感じ。

 

3歳牝馬戦の関西テレビ放送賞ローズステークスなので、速い持ち時計を持っている馬も少ないが、ブレイディヴェーグが東京2000mの1勝クラスで出した1:57.9のタイムは優秀である。

 

このブレイディヴェーグもエピファニーと同様に、宮田敬介厩舎の馬でルメール騎手騎乗という共通性がある。

 

ココは、ブレイディヴェーグのキレる脚を買って、軸にしてみる。

 

相手は、オークス以外は連対人気を確保しているソーダズリング、デビューから連対人気を誇っているココナッツブラウン、3日間開催での出走歴を持つラファドゥラとセーヌドゥレーヴあたり。