日刊スポーツ賞中山金杯2024(第73回)の考察

明けましておめでとうございます。

 

新年早々、能登地方の地震や羽田空港事故などの災害が発生しており、正直、競馬の予想なんかしていて良いのだろうかと考えてしまいますよね。

 

ただ、暗いことばかりを考えていても、人生は楽しくない!

 

まあ、ほどほどに競馬は楽しみたいと思います。

 

さて、新年1発目の重賞は東西金杯!

 

今回は、日刊スポーツ賞中山金杯2024を考えてみます。

日刊スポーツ賞中山金杯2024の出馬表

日刊スポーツ賞中山金杯2024の登録馬は24頭。

 

24頭の登録馬のうち、アケルナルスターが回避、エリカヴィータ、クロミナンス、コスタボニータ、サンストックトン、ショウナンマグマ、ナイママの6頭が除外され、17頭立てのフルゲートとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 キタウイング 牝4 53.0kg 杉原 誠人 小島 茂之 (有)ミルファーム
1枠 2番 アラタ 牡7 58.0kg 横山 和生 和田 勇介 村田 能光
2枠 3番 リカンカブール 牡5 56.0kg 津村 明秀 田中 克典 (株)ラ・メール
2枠 4番 エピファニー 牡5 57.0kg R.ピーヒュレク 宮田 敬介 (有)シルクレーシング
3枠 5番 マイネルファンロン 牡9 56.0kg 丸山 元気 手塚 貴久 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
3枠 6番 クリノプレミアム 牝7 55.5kg 松岡 正海 伊藤 伸一 栗本 博晴
4枠 7番 ククナ 牝6 54.0kg 戸崎 圭太 栗田 徹 (有)キャロットファーム
4枠 8番 ボーンディスウェイ 牡5 55.0kg 木幡 巧也 牧 光二 平田 修
5枠 9番 サクラトゥジュール 牡7 57.0kg R.キング 堀 宣行 (株)さくらコマース
5枠 10番 マテンロウレオ 牡5 58.5kg 横山 典弘 昆 貢 寺田 千代乃
6枠 11番 ゴールデンハインド 牝4 54.0kg 菅原 明良 武市 康男 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
6枠 12番 ホウオウアマゾン 牡6 58.0kg 横山 武史 矢作 芳人 小笹 芳央
7枠 13番 カテドラル 牡8 58.5kg 荻野 極 池添 学 (有)キャロットファーム
7枠 14番 カレンシュトラウス 牡7 56.0kg 藤懸 貴志 平田 修 鈴木 隆司
8枠 15番 マイネルクリソーラ 牡5 55.0kg M.デムーロ 中野 栄治 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
8枠 16番 サトノエルドール 牡8 56.0kg 三浦 皇成 国枝 栄 里見 治
8枠 17番 エミュー 牝4 54.0kg 佐々木 大輔 和田 正一郎 前田 幸治

4歳牝馬のキタウイングとエミューが対角配置となっている。

1月6日開催の中山金杯からの考察

今年の日刊スポーツ賞中山金杯は、1月6日に行われる。

 

グレード制になった1984年以降で、1月6日に行われた日刊スポーツ賞中山金杯は2007年と2018年。

 

まずは、この2年の日刊スポーツ賞中山金杯の結果を見てみる。

 

2007年日刊スポーツ賞中山金杯(16頭立て)

1着 シャドウゲイト 牡5 53㎏ 5枠9番(逆8番)田中勝春騎手 3人気

前走 1000万下条件戦・香取特別(中山1800m)2人気1着

前々走 1000万下条件戦・HTB杯(函館2000m)3人気3着(2着同枠)

1着同枠 ロジック 牡4 56㎏ 内田博幸騎手 11人気

前走 マイルチャンピオンシップ(京都1600m)9人気17着

前々走 カシオペアステークス(京都1800m・特指・別定)3人気8着

2着 アサカディフィート せん9 57.5㎏ 4枠8番(逆9番)小牧太騎手 10人気

前走 鳴尾記念(阪神1800m・特指・別定)9人気6着

前々走 アンドロメダステークス(京都2000m・特指・ハンデ)4人気1着

2着同枠 キープクワイエット 牝6 50㎏ 吉田隼人騎手 14人気

前走 愛知杯(中京2000m・特指・ハンデ)13人気9着(1着対角)

前々走 中日新聞杯(中京2000m・特指・ハンデ)11人気8着

3着 ブラックタイド 牡6 55㎏ 6枠12番(逆5番)後藤浩輝騎手 2人気

前走 ディセンバーステークス(中山1800m・特指・別定)1人気3着

前々走 アンドロメダステークス(京都2000m・特指・ハンデ)5人気2着

 

2007年日刊スポーツ賞中山金杯を勝利したのは、前年の12月17日に、中山1800mで行われた1000万下条件戦の香取特別を勝ってきた社台ファーム生産馬のシャドウゲイト。

 

シャドウゲイトの同枠のロジックは、2006年NHKマイルカップ1着歴を持つ明け4歳馬。

 

2着のアサカディフィートは、前年の日刊スポーツ賞中山金杯2着歴を持つトップハンデの9歳騙馬。

 

アサカディフィートの同枠のキープクワイエットは、2006年10月に行われた1000万下条件戦で勝ってから、連対がなかったサンデーレーシングが馬主の6歳牝馬。

 

3着に入ったブラックタイドは、2004年フジテレビ賞スプリングステークスを勝利し、2004年皐月賞で3着同枠配置だった6歳馬。

 

2018年日刊スポーツ賞中山金杯(17頭立て)

1着 セダブリランテス 牡4 55㎏ 3枠6番(逆12番) 戸崎圭太騎手 1人気

前走 アルゼンチン共和国杯(東京2500m・特指・ハンデ)3人気3着

前々走 ラジオNIKKEI賞(福島1800m・特指・ハンデ)2人気1着

1着同枠 デニムアンドルビー 牝8 54㎏ 川田将雅騎手 6人気

前走 チャレンジカップ(阪神2000m・特指・別定)5人気2着

前々走 アルゼンチン共和国杯(東京2500m・特指・ハンデ)4人気8着(1着同枠)

2着 ウインブライト 牡4 56㎏ 1枠1番(逆17番)松岡正海騎手 2人気

前走 福島記念(福島2000m・特指・ハンデ)2人気1着

前々走 毎日王冠(東京1800m・指定・別定)9人気10着(2着同枠)

2着同枠 レアリスタ 牡6 55㎏ 石橋脩騎手 8人気

前走 キャピタルステークス(東京1600m・特指・別定)3人気3着

前々走 1600万下条件戦・府中ステークス(東京2000m)1人気1着

3着 ストレンジクォーク 牡6 54㎏ 6枠11番(逆7番)柴山雄一

前走 1600万下条件戦・修学院ステークス(京都2000m)7人気1着

前々走 1600万下条件戦・秋風ステークス(中山1600m)4人気11着

 

2018年日刊スポーツ賞中山金杯を勝ったのは、前年のラジオNIKKEI賞を勝利し、ハンデ戦のアルゼンチン共和国杯で3着になっていた社台コーポレーション白老ファーム生産、シルクレーシングが馬主の4歳馬のセダブリランテス。

 

セダブリランテスの同枠のデニムアンドルビーは、2013年ジャパンカップ2着、2015年宝塚記念2着歴を持つノーザンファーム生産、金子真人ホールディングスが馬主の8歳牝馬で、前々走のアルゼンチン共和国杯では、1着馬の同枠に配置されていた。

 

2着になったウインブライトは、中山競馬場で4戦2勝、2着1回の中山巧者(唯一の着外は皐月賞)で、前走はハンデ戦の福島記念で勝利していた4歳馬。

 

ウインブライトの同枠のレアリスタは、東京2000mの1600万下条件戦の府中ステークスを勝った後、キャピタルステークスで3着になっていたノーザンファーム生産の6歳馬。

 

3着に入ったストレンジクォークは、前走で京都2000mの1600万下条件戦の修学院ステークスを勝ってきたノーザンファーム生産の6歳馬。

 

1月6日に行われた2007年と2018年の日刊スポーツ賞中山金杯の結果から考えると、最終賞金加算が条件戦だった馬、中山競馬場で好走していた馬、社台系の馬、高齢馬あたりが気になる。

結論

今年の日刊スポーツ賞中山金杯には、3頭の明け4歳牝馬が出走している。

 

馬齢表記が変更された2001年以降で、日刊スポーツ賞中山金杯に4歳牝馬が出走してきたのは、2001年と2004年しかない。

 

2001年と2004年の日刊スポーツ賞中山金杯は、4歳馬が連対しているので、おそらく、日刊スポーツ賞中山金杯2024に出走する3頭の明け4歳牝馬のうち、1頭は連対するのではないだろうか。

 

ただし、軸は最終賞金加算が条件戦だったマイネルクリソーラにしてみる。

 

相手は、キタウイング、ゴールデンハインド、エミュー、サクラトゥジュール、エピファニーあたり。