京都大賞典2024(第59回)の考察

京都大賞典2024の出馬表

京都大賞典2024の登録馬は11頭。

 

11頭全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 サトノグランツ 牡4 57.0kg 川田 将雅 友道 康夫 里見 治
2枠 2番 ケイアイサンデラ 牡4 57.0kg 藤懸 貴志 小林 真也 (株)ケイアイスタリオン
3枠 3番 メイショウブレゲ 牡5 57.0kg 酒井 学 本田 優 松本 好雄
4枠 4番 シュヴァリエローズ 牡6 57.0kg 北村 友一 清水 久詞 (有)キャロットファーム
5枠 5番 ジューンアヲニヨシ 牡4 57.0kg 田口 貫太 松下 武士 吉川 潤
6枠 6番 スマートファントム 牡4 57.0kg 藤岡 佑介 石橋 守 大川 徹
6枠 7番 ディープボンド 牡7 57.0kg 幸 英明 大久保 龍志 前田 晋二
7枠 8番 プラダリア 牡5 58.0kg 池添 謙一 池添 学 名古屋友豊(株)
7枠 9番 ドクタードリトル 牡4 57.0kg 松山 弘平 今野 貞一 谷掛 龍夫
8枠 10番 バビット 牡7 57.0kg 団野 大成 浜田 多実雄 宮田 直也
8枠 11番 ブローザホーン 牡5 59.0kg 菅原 明良 吉岡 辰弥 岡田 牧雄

今年の宝塚記念1着馬のブローザホーンは、8枠11番に配置されている。

宝塚記念1着馬出走からの考察

馬齢表記変更後の2001年以降で、宝塚記念1着馬が同年の京都大賞典に出走してきたのは、2003年、2013年、2015年の3回。

 

まずは、この3年から検証してみる。

 

2003年京都大賞典(10頭立て・出走取消戦)

1着 タップダンスシチー マル外 牡6 58㎏ 8枠10番(逆1番)佐藤哲三騎手 1人気

前走 宝塚記念(阪神2200m)4人気3着(ゾロ目決着)

前々走 金鯱賞(中京2000m・カク指定・別定)4人気1着

2着 ヒシミラクル 牡4 59㎏ 8枠9番(逆2番)角田晃一騎手 2人気

前走 宝塚記念(阪神2200m)6人気1着

前々走 天皇賞(春)(京都3200m)7人気1着

3着 ダンツランニング 牡6 57㎏ 7枠7番(逆4番)秋山真一郎騎手 3人気

前走 1600万下条件戦・ジューンステークス(東京2400m)3人気1着(レコード)

前々走 1600万下条件戦・エメラルドステークス(中京2000m)6人気6着

 

出走取消があった2003年京都大賞典を制したのは、前年の有馬記念2着馬のタップダンスシチー。

 

タップダンスシチーは、G2の金鯱賞を勝っていたため、1㎏斤量増の58㎏斤量で出走していた。

 

2003年京都大賞典で2着に入ったヒシミラクルは、同年の天皇賞(春)と宝塚記念を勝っていた馬で、G1を勝っていたため、2㎏斤量増の59㎏斤量で出走していた。

 

3着になったダンツランニングは、前走の条件戦をレコードで勝ってきた6歳馬。

 

2013年京都大賞典(13頭立て)

1着 ヒットザターゲット 牡5 56㎏ 2枠2番(逆12番)北村友一騎手 11人気

前走 宝塚記念(阪神2200m)9人気11着

前々走 目黒記念(東京2500m・カク指定・ハンデ)14人気4着

2着 アンコイルド マル外 牡4 56㎏ 1枠1番(逆13番)吉田隼人騎手 7人気

前走 札幌記念(函館2000m・特指・定量)14人気3着(ゾロ目決着)

前々走 函館記念(函館2000m・特指・ハンデ)7人気2着

3着 トーセンラー 牡5 57㎏ 7枠11番(逆3番)幸英明騎手 2人気

前走 宝塚記念(阪神2200m)4人気5着

前々走 天皇賞(春)(京都3200m)3人気2着

5着 ゴールドシップ 牡4 58㎏ 8枠12番(逆2番)内田博幸騎手 1人気

前走 宝塚記念(阪神2200m)2人気1着

前々走 天皇賞(春)(京都3200m)1人気5着

 

地方馬が出走した2013年京都大賞典を勝ったのは、同年の小倉大賞典を勝っていた11人気のヒットザターゲット。

 

2着になったアンコイルドは、函館開催の札幌記念でゾロ目決着の3着になっていた7人気の馬。

 

3着に入ったトーセンラーは、同年の京都記念1着、天皇賞(春)2着馬。

 

同年の宝塚記念を勝ったゴールドシップは、1人気に支持されたが、5着に敗れている。

 

ただし、ゴールドシップは、1着になったヒットザターゲットの対角に配置されていた。

 

2015年京都大賞典(10頭立て)

1着 ラブリーデイ 牡5 58㎏ 1枠1番(逆10番)川田将雅騎手 1人気

前走 宝塚記念(阪神2200m)6人気1着

前々走 鳴尾記念(阪神2000m・特指・別定)2人気1着

2着 サウンズオブアース 牡4 56㎏ 8枠10番(逆1番)浜中俊騎手 2人気

前走 天皇賞(春)(京都3200m)4人気9着

前々走 日経賞(中山2500m・指定・別定)1人気4着

3着 カレンミロティック せん7 56㎏ 7枠7番(逆4番)蛯名正義騎手

前走 宝塚記念(阪神2200m)5人気13着(2着同枠)

前々走 天皇賞(春)(京都3200m)10人気3着(1着同枠)

 

祝日開催となった2015年京都大賞典で優勝したのは、宝塚記念を勝っていた1人気のラブリーデイ。

 

2着になったサウンズオブアースは、前年の京都新聞杯2着、神戸新聞杯2着、菊花賞2着歴を持つ4歳馬。

 

3着に入ったカレンミロティックは、同年の宝塚記念で2着になったデニムアンドルビーの同枠になっていた騙馬。

 

宝塚記念1着馬が出走した2003年、2013年、2015年の京都大賞典は、宝塚記念1着馬が連対あるいは連対馬の筋になっている。

 

京都大賞典2024に出走するブローザホーンは、京都コースでの実績もあるが、前年の京都大賞典で競走中止になっていることが気になる。

結論

ブローザホーンの対角に配置されたサトノグランツを軸にしてみる。

 

相手は、ブローザホーン、バビット、スマートファントム、シュヴァリエローズあたり。