フェアリーステークス2025(第41回)の考察

フェアリーステークス2025の出馬表

フェアリーステークス2025には26頭が登録。

 

26頭の登録馬のうち、ザローズハーツが回避、アイサンサン、カリーン、キスアンドクライ、キョウエイボニータ、シホリーン、ジョリーレーヌ、パーリーラスター、プリンセッサ、ホリーアンの9頭が抽選で外れ、16頭立て(フルゲート)となっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 マイスターヴェルク 牝3 55.0kg T.マーカンド 勢司 和浩 (有)キャロットファーム
1枠 2番 キタノクニカラ 牝3 55.0kg 丸田 恭介 小島 茂之 (有)ミルファーム
2枠 3番 ジャルディニエ 牝3 55.0kg 斎藤 新 奥村 豊 NYレーシング
2枠 4番 ネーブルオレンジ 牝3 55.0kg 丹内 祐次 杉山 佳明 吉田 千津
3枠 5番 ハードワーカー 牝3 55.0kg 佐々木 大輔 竹内 正洋 池田 草龍
3枠 6番 ミーントゥビー 牝3 55.0kg 松岡 正海 堀内 岳志 塚本 幹雄
4枠 7番 ホウオウガイア 牝3 55.0kg 田辺 裕信 大竹 正博 小笹 芳央
4枠 8番 レイユール 牝3 55.0kg 嶋田 純次 手塚 貴久 榊原 源一郎
5枠 9番 モルティフレーバー 牝3 55.0kg 北村 宏司 清水 久詞 (有)キャロットファーム
5枠 10番 ルージュミレネール 牝3 55.0kg 横山 和生 斎藤 誠 (株)東京ホースレーシング
6枠 11番 エストゥペンダ 牝3 55.0kg 三浦 皇成 高柳 瑞樹 Viridian Keiba Club
6枠 12番 エリカエクスプレス 牝3 55.0kg 戸崎 圭太 杉山 晴紀 三木 正浩
7枠 13番 ティラトーレ 牝3 55.0kg 木幡 巧也 牧 光二 STレーシング
7枠 14番 ニシノラヴァンダ 牝3 55.0kg 菅原 明良 奥平 雅士 西山 茂行
8枠 15番 ミラーダカリエンテ 牝3 55.0kg 石川 裕紀人 相沢 郁 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
8枠 16番 レモンバーム 牝3 55.0kg 団野 大成 嘉藤 貴行 (有)ビッグレッドファーム

 

回避したザローズハーツは、3戦目となる東京ダート1600mの未勝利戦を勝っていたレイクヴィラファーム生産、大竹正博厩舎の馬である。

 

日刊スポーツ賞シンザン記念とW登録していたエストゥペンダとエリカエクスプレスが同枠、日刊スポーツ賞シンザン記念とW登録していたホウオウガイアとルージュミレネールが対角配置となっている。

日曜開催のフェアリーステークスからの考察

フェアリーステークスは、2009年に12月から1月に日程移動があり、以後、1月に継続して行われている。

 

2009年は日刊スポーツ賞シンザン記念と同日の日曜日、2010年~2012年は日刊スポーツ賞シンザン記念の翌日の月曜日(祝日)、2013年は土曜日、2014年~2016年は日刊スポーツ賞シンザン記念の翌日の月曜日(祝日)、2017年は日刊スポーツ賞シンザン記念と同日の日曜日、2018年は日曜日、2019年は土曜日、2020年~2023年は日刊スポーツ賞シンザン記念の翌日の月曜日(祝日)、2024年は日曜日開催となっている。

 

日程移動があった2009年以降で考えると、2018年と2024年が今年と近い感じ。

 

2018年フェアリーステークス(1回中山2日・16頭立て)

1着 プリモシーン 牝3  54㎏ 7枠14番(逆3番)戸崎圭太騎手 2人気

2着 スカーレットカラー 牝3  54㎏ 5枠10番(逆7番)太宰啓介騎手 6人気

3着 レッドベルローズ 牝3  54㎏ 7枠13番(逆4番)蛯名正義騎手 7人気

 

2018年フェアリーステークスで勝利したプリモシーンは、中山1600mの新馬戦を1人気2着で敗れた後、東京1600mの未勝利戦で1人気になり、1着になっていたノーザンファーム生産、シルクレーシングが馬主の美浦の馬。

 

2着になったスカーレットカラーは、2戦目の中京1600mの未勝利戦で初勝利を挙げ、3戦目のアルテミスステークスで5着、500万下条件戦の白菊賞(京都1600m)で2着になっていたノースヒルズ生産の栗東の馬。

 

プリモシーンの同枠馬で3着になったレッドベルローズは、東京1600mの新馬戦を3人気で勝ってきたノーザンファーム生産の美浦の馬。

 

2024年フェアリーステークス(1回中山2日・14頭立て)

1着 イフェイオン 牝3  55㎏ 8枠13番(逆2番) 西村淳也騎手 5人気

2着 マスクオールウィン 牝3  55㎏ 3枠3番(逆12番)津村明秀騎手 6人気

3着 ラヴスコール 牝3  55㎏ 1枠1番(逆14番)横山武史騎手 4人気

 

2024年フェアリーステークスを勝ったイフェイオンは、京都1600mの新馬戦を6人気3着で敗れた後、京都1600mの未勝利戦を2人気で勝ってきた社台ファーム生産、社台レースホースが馬主の栗東の馬。

 

2着に入ったマスクオールウィンは、2戦目の福島1200mの未勝利戦で初勝利を挙げ、5戦目の1勝クラスの黒松賞(中山1200m)で2勝目を獲得してきた社台ファーム生産の美浦の馬。

 

3着になったラヴスコールは、札幌1500mの新馬戦を勝った後、アルテミスステークスに出走し、6着に敗れていたノーザンファーム生産の美浦の馬。

 

2018年のフェアリーステークスは、秋季の中山でデビューし、未勝利戦を勝ってきたノーザンファーム生産馬が1着、夏季の阪神でデビューし、アルテミスステークスを5着に敗れていたノースヒルズ生産馬が2着になっている。

 

2024年のフェアリーステークスは、秋季の京都でデビューし、未勝利戦を勝ってきた社台ファーム生産馬が1着、夏季の東京でデビューし、オープンクラスに出走経験があり、中山1200mの1勝クラスを勝ってきた社台ファーム生産馬が2着になっている。

 

ということは、2018年と2024年のフェアリーステークスは、秋にローカルではない競馬場でデビューし、未勝利戦を勝ってきた馬が1着、2着はローカルではない競馬場で夏季にデビューし、オープンクラスを経験している馬という決着になっている。

結論

フェアリーステークス2025の出走馬に、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ出走馬が2頭いる。

 

阪神ジュベナイルフィリーズは、2歳牝馬レースの頂点のレース。

 

そして、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズは、阪神ではなく京都で行われた。

 

京都で行われた昨年の阪神ジュベナイルフィリーズに出走した2頭が、おそらく、このフェアリーステークスのキーホースになる。

 

ジャルディニエとミーントゥビーの2頭が、京都で行われた昨年の阪神ジュベナイルフィリーズに出走した2頭である。

 

この2頭のうち、ローカルではない競馬場で夏季にデビューした馬は、ジャルディニエである。

 

今回は、ジャルディニエを軸とする。

 

相手は、エリカエクスプレス、レイユール、ティラトーレ、マイスターヴェルク、ミーントゥビーあたり。