ダイヤモンドステークス2025(第75回)の考察

ダイヤモンドステークス2025の出馬表

ダイヤモンドステークス2025の登録馬は20頭。

 

20頭の登録馬のうち、ハヤテノフクノスケ、ビップスコーピオン、ホウオウプロサンゲが回避、グリューネグリーンが除外され、16頭立て(フルゲート)となっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ワープスピード 牡6 58.0kg 横山 武史 高木 登 山田 弘
1枠 2番 オーロイプラータ 牡5 56.0kg 松岡 正海 宮本 博 吉田 勝己
2枠 3番 サスツルギ 牡5 56.0kg 北村 宏司 木村 哲也 (有)サンデーレーシング
2枠 4番 セイウンプラチナ 牡6 54.0kg 内田 博幸 千葉 直人 西山 茂行
3枠 5番 ジャンカズマ 牡7 54.0kg 野中 悠太郎 西田 雄一郎 吉田 和美
3枠 6番 メイショウブレゲ 牡6 56.0kg 藤岡 佑介 本田 優 松本 好雄
4枠 7番 ダンディズム せん9 57.0kg 田辺 裕信 野中 賢二 (株)カナヤマホールディングス
4枠 8番 ヘデントール 牡4 57.0kg 戸崎 圭太 木村 哲也 (有)キャロットファーム
5枠 9番 ヴェルミセル 牝5 53.0kg 川又 賢治 吉村 圭司 (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング
5枠 10番 トウセツ 牡6 55.0kg 吉田 豊 杉山 佳明 中辻 明
6枠 11番 シュトルーヴェ せん6 59.0kg 鮫島 克駿 堀 宣行 村木 克子
6枠 12番 コパノサントス 牡5 56.0kg 石橋 脩 梅田 智之 小林 祥晃
7枠 13番 シルブロン 牡7 57.0kg 大野 拓弥 稲垣 幸雄 (有)シルクレーシング
7枠 14番 マイネルケレリウス 牡5 55.0kg 石川 裕紀人 奥村 武 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
8枠 15番 フタイテンロック 牡6 54.0kg 木幡 巧也 佐藤 吉勝 木幡 巧也
8枠 16番 ショウナンバシット 牡5 57.5kg 横山 和生 須貝 尚介 国本 哲秀

回避した3頭は、ハヤテノフクノスケ、ビップスコーピオン、ホウオウプロサンゲの3頭。

 

ハヤテノフクノスケとビップスコーピオンは、登録時点で除外対象だった馬で、ホウオウプロサンゲは登録時点では出走可能だった馬だった。

 

ノーザンファーム生産のホウオウプロサンゲが回避したことで、抽選対象だったオーロイプラータ、サスツルギ、トウセツは出走することができた。

菊花賞2着馬出走からの考察

前年の菊花賞で2着になったヘデントールが出走してきた。

 

菊花賞で2着になった馬が、翌年のダイヤモンドステークスに出走してきたケースは、馬齢表記が変更された2001年以降に限ると、2009年のフローテーション、2010年のフォゲッタブルの2ケース。

 

フローテーションは、菊花賞2着の後、ステイヤーズステークス2着、有馬記念9着という戦歴を刻んだ後、ダイヤモンドステークスに1人気で出走し、12着に惨敗している。

 

フォゲッタブルは、菊花賞2着の後、ステイヤーズステークス1着、有馬記念4着になり、ダイヤモンドステークスに1人気で出走し1着になっている。

 

フローテーションが条件戦出走を持たない馬であるのに対し、フォゲッタブルは条件戦出走歴を持つ馬である。

 

ヘデントールは、条件戦出走歴があるので、フローテーションよりフォゲッタブルに近い馬であると思う。

 

では、フォゲッタブルが出走した2010年ダイヤモンドステークスの結果を見てみる。

 

2010年ダイヤモンドステークス(1回東京6日・東京3400m・16頭立て・出走取消戦)

1着 フォゲッタブル 牡4 57㎏ 7枠13番(逆4番)武豊騎手 1人気

2着 ベルウッドローツェ 牡4 52㎏ 1枠1番(逆16番)松岡正海騎手 6人気

3着 ドリームフライト 牡6 50㎏ 1枠2番(逆15番)酒井学騎手 10人気

 

2010年ダイヤモンドステークスで勝利したフォゲッタブルは、1000万下条件戦の阿賀野川特別(新潟2200m)2着からラジオ日本賞セントライト記念に出走して3着となり、菊花賞の優先出走権を獲得し、菊花賞で2着となり、ステイヤーズステークス1着、有馬記念4着を経て、2010年ダイヤモンドステークスに57㎏斤量で出走し、1人気で優勝していたノーザンファーム生産、金子真人ホールディングスが馬主の4歳馬。

 

フォゲッタブルの同枠のビエンナーレは、2008年9月の札幌日経オープン(札幌2600m)を勝ってから連対すらなかった51㎏斤量の7歳牝馬(15人気)。

 

2着に入ったベルウッドローツェは、前走で1000万下条件戦のグッドラックハンデキャップ(中山2500m)をゾロ目で勝ってきた52㎏斤量の4歳馬。

 

ベルウッドローツェの同枠馬で3着になったドリームフライトは、年明けの万葉ステークスで7着、日経新春杯で9着になっていた50㎏斤量のノーザンファーム生産馬。

 

2010年ダイヤモンドステークスの結果から考えると、菊花賞2着馬のヘデントール、軽ハンデの馬は気になる。

シュトルーヴェ出走からの考察

ダイヤモンドステークス2025に、騙馬のシュトルーヴェが出走してきた。

 

シュトルーヴェは、前年の目黒記念に58.5㎏斤量で出走して勝利し、ダイヤモンドステークス2025に59㎏で出走してきた騙馬である。

 

過去のダイヤモンドステークスに出走した馬で、前年の目黒記念を勝っていた騙馬は、2018年ダイヤモンドステークスに出走していたフェイムゲームしかいない。

 

フェイムゲームが出走した2018年ダイヤモンドステークスは、14頭立てで行われ、大外の14番に配置されたトップハンデのフェイムゲーム(1人気)が1着、2着は1枠1番に配置されたマル地のリッジマン(52㎏斤量)が入っている。

 

リッジマンは、年明けの万葉ステークスで2着になっていた馬だった。

結論

前年の菊花賞で2着になったフォゲッタブルが出走した2010年ダイヤモンドステークスは、1人気のフォゲッタブルが1着。

 

前年の目黒記念を勝ったフェイムゲームが出走した2018年ダイヤモンドステークスは、1人気のフェイムゲームが1着。

 

どちらのダイヤモンドステークスも、1人気の馬が勝っている。

 

ダイヤモンドステークス2025の現在の1人気は、前年の菊花賞で2着になったヘデントール。

 

今回の軸はヘデントールにしてみる。

 

相手は、ワープスピード、ショウナンバシット、シュトルーヴェ、ダンディズム、メイショウブレゲあたり。