ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、ダイヤモンドステークス2023について考えてみたいと思います。
ダイヤモンドステークス2023の出走予定
ダイヤモンドステークス2023の登録馬は16頭。
トップハンデが56kg、最軽量ハンデが53kgと、あまり斤量差がないメンバーが集まりましたね。
重賞馬は、2021年目黒記念1着馬のウインキートス、2022年京都新聞杯優勝馬のアスクワイルドモア、2019年報知杯弥生賞の勝ち馬のメイショウテンゲンの3頭だけ。
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | アスクワイルドモア | 牡4 | 56.0kg | 田中 勝春 | 藤原 英昭 |
2 | ウインキートス | 牝6 | 55.0kg | 横山 和生 | 宗像 義忠 |
3 | ヴェローチェオロ | 牡5 | 56.0kg | 戸崎 圭太 | 須貝 尚介 |
4 | カウディーリョ | 牡7 | 56.0kg | 大野 拓弥 | 堀 宣行 |
5 | キスラー | 牡7 | 54.0kg | 池江 泰寿 | |
6 | シルブロン | 牡5 | 55.0kg | C.ルメール | 稲垣 幸雄 |
7 | スタッドリー | 牡5 | 56.0kg | J.モレイラ | 奥村 豊 |
8 | タイセイモナーク | 牡7 | 53.0kg | 三浦 皇成 | 西村 真幸 |
9 | トラストケンシン | 牡8 | 54.0kg | 丸田 恭介 | 高橋 文雅 |
10 | トーセンカンビーナ | 牡7 | 56.0kg | 加藤 征弘 | |
11 | ヒュミドール | せん7 | 56.0kg | 田辺 裕信 | 小手川 準 |
12 | ベスビアナイト | せん6 | 55.0kg | 石橋 脩 | 国枝 栄 |
13 | マリノアズラ | 牝5 | 53.0kg | 横山 武史 | 小手川 準 |
14 | ミクソロジー | 牡4 | 56.0kg | 西村 淳也 | 辻野 泰之 |
15 | メイショウテンゲン | 牡7 | 55.0kg | 木幡 巧也 | 池添 兼雄 |
16 | レクセランス | 牡6 | 56.0kg | T.バシュロ | 池添 学 |
参考 netkeiba
万葉ステークス1着馬出走からのサイン
ダイヤモンドステークス2023に登録しているミクソロジーは、前走でハンデ戦のオープンレースである万葉ステークスを1人気で勝ってきた4歳馬。
万葉ステークスは、1997年に条件戦からオープンレースに昇格したレースですが、1997年から2004年までは別定戦として行われており、2005年に別定戦からハンデ戦に変更されたレースです。
ハンデ戦に変更された2005年以降で、4歳馬が万葉ステークスを勝ったケースは2011年のコスモメドウと2020年のタガノディアマンテの2頭。
コスモメドウとタガノディアマンテは、万葉ステークスを勝った後、ダイヤモンドステークスに出走しています。
では、コスモメドウが出走した2011年ダイヤモンドステークス、タガノディアマンテが出走した2020年ダイヤモンドステークスの結果を見てみます。
2011年ダイヤモンドステークス(2場開催・16頭立て)
1着 コスモメドウ マル外 牡4 53㎏ 2枠4番(逆13番)クラストゥス騎手 2人気
前走 万葉ステークス(京都3000m・ハンデ)5人気1着 51㎏斤量
前々走 1600万下条件戦・オリオンステークス(阪神2400m)4人気8着
1着同枠 スノークラッシャー 牡6 55㎏ 松岡正海騎手 7人気
前走 1600万下条件戦・2010プロミネント ジョッキーズトロフィー(東京2000m)1人気1着
前々走 1600万下条件戦・ノベンバーステークス(東京1800m)3人気1着
2着 コスモヘレノス 牡4 56㎏ 4枠7番(逆10番)ベリー騎手 4人気
前走 日経新春杯(京都2400m・カク指定・ハンデ)6人気12着
前々走 スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(中山3600m・特指・別定 )5人気1着
2着同枠 ゲシュタルト 牡4 56㎏ 池添謙一騎手 9人気
前走 日経新春杯(京都2400m・カク指定・ハンデ)5人気6着(1着同枠)
前々走 中日新聞杯(小倉2000m・特指・ハンデ)4人気3着(2着同枠)
3着 キタサンアミーゴ 牡5 54㎏ 4枠7番(逆10番)安藤勝己騎手 6人気
前走 1600万下条件戦・松籟ステークス(京都2400m)7人気1着
前々走 1600万下条件戦・寿ステークス(京都2000m)4人気7着
2011年ダイヤモンドステークスを勝利したコスモメドウは、前々走の1600万下条件戦のオリオンステークスで8着に敗れた後、万葉ステークスを51㎏斤量で勝ってきた飛び級の4歳馬。
コスモメドウの同枠のスノークラッシャーは、1600万下条件戦の2010プロミネント ジョッキーズトロフィーを勝ってきた6歳馬。
2着になったコスモヘレノスは、前年のスポーツニッポン賞ステイヤーズステークスで1着になっていたコスモメドウと同一馬主の4歳馬。
コスモヘレノスの同枠のゲシュタルトは、ハンデ戦の中日新聞杯で2着馬の同枠配置、ハンデ戦の日経新春杯で1着馬の同枠に配置されていた4歳馬。
3着になったキタサンアミーゴは、1600万下条件戦の松籟ステークスを勝ってきた5歳馬。
2020年ダイヤモンドステークス(3場開催・16頭立て)
1着 ミライヘノツバサ 牡7 54㎏ 8枠16番(逆1番)木幡巧也騎手 最下位人気
前走 白富士ステークス(リステッド・東京2000m・特指・別定 )14人気8着
前々走 ラジオ日本賞(中山1800m・特指・別定 )10人気11着
1着同枠 バレリオ 牡5 54㎏ ミナリク騎手 6人気
前走 3勝クラス・オリオンステークス(阪神2400m)3人気1着
前々走 3勝クラス・六社ステークス(東京2400m)3人気5着
2着 メイショウテンゲン 牡4 55㎏ 7枠14番(逆3番)池添謙一騎手 3人気
前走 スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(中山3600m・特指・別定 )5人気4着
前々走 菊花賞(京都3000m)15人気12着
2着同枠 ヴァントシルム 牡6 55㎏ M.デムーロ騎手 7人気
前走 スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(中山3600m・特指・別定 )3人気7着(1着対角)
前々走 丹頂ステークス(札幌2600m・特指・ハンデ)1人気10着(2着平行)
3着 オセアグレイト 牡4 54㎏ 1枠1番(逆16番)野中悠太郎騎手 2人気
前走 3勝クラス・迎春ステークス(中山2200m)4人気1着
前々走 朝日杯セントライト記念(中山2200m・指定・馬齢)4人気14着(1着同枠)
6着 タガノディアマンテ 牡4 55㎏ 4枠7番(逆10番)川田将雅騎手 1人気
前走 万葉ステークス(京都3000m・特指・ハンデ)1人気1着
前々走 菊花賞(京都3000m)11人気7着
2020年ダイヤモンドステークスを制したのは、最下位人気のミライヘノツバサ。
ミライヘノツバサは、2017年日経賞で2着になった実力馬でしたが、屈腱炎を発症した影響もあり、長期休養をしていた馬で、2018年秋以降は、連対すらできていなかった馬。
ミライヘノツバサの同枠のバレリオは、3勝クラスのオリオンステークスを勝ってきた5歳馬。
2着になったメイショウテンゲンは、前年の報知杯弥生賞を勝っていた4歳馬。(前年の日本ダービーでは2着馬の同枠配置)
メイショウテンゲンの同枠のヴァントシルムは、2019年5月に行われた1600万下条件戦(東京2400m)が最終賞金加算だった馬。
3着のオセアグレイトは、ミライヘノツバサの対角に配置されていた馬で、3勝クラスの迎春ステークスを勝ってきた馬。
万葉ステークス1着馬のタガノディアマンテは、7着に敗れ、連対馬の筋にもなっていません。
タガノディアマンテは条件戦に出走していない馬で、2011年ダイヤモンドステークスに出走していたコスモメドウはタイプが異なります。
万葉ステークス1着馬が出走した2011年と2020年ダイヤモンドステークスの結果から考えると、コスモメドウと同じ条件戦から飛び級で万葉ステークスを勝ったミクソロジー、3勝クラスを勝っているシルブロンあたりは気になります。
最後に
ダイヤモンドステークス2023に登録しているスタッドリーの騎乗騎手は、モレイラ騎手のようですね。
モレイラ騎手は、フェブラリーステークス2023の海外招待馬であるシャールズスパイトの騎乗騎手として来日しましたが、2018年エリザベス女王杯をリスグラシューで制するなど、日本でも実績のあるジョッキーです。
また、出馬表が出たら、再検討してみたいと思います。