デイリー杯2歳ステークス2023の出馬表
デイリー杯2歳ステークス2023の登録馬は12頭。
登録馬12頭のうち、フナデが回避し、出走馬は11頭となった。
回避したフナデは、1800mばかりを走っていた馬で、2戦目の小倉1800mの未勝利戦を勝った後、オープンの野路菊ステークス(阪神1800m)で5着、1勝クラスの紫菊賞(京都1800m)で2着に敗れていたゴールドシップ産駒。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | クリーンエア | 牡2 | 56.0kg | 大野 拓弥 | 上原 博之 | ゴドルフィン |
2枠 | 2番 | ジャンタルマンタル | 牡2 | 56.0kg | 鮫島 克駿 | 高野 友和 | (有)社台レースホース |
3枠 | 3番 | ナムラフッカー | 牡2 | 56.0kg | 松山 弘平 | 村山 明 | 奈村 睦弘 |
4枠 | 4番 | ダノンキラウェア | 牡2 | 56.0kg | 川田 将雅 | 中内田 充正 | (株)ダノックス |
5枠 | 5番 | メイショウサチダケ | 牡2 | 56.0kg | 和田 竜二 | 鈴木 孝志 | 松本 好雄 |
6枠 | 6番 | テイエムチュララン | 牝2 | 55.0kg | 太宰 啓介 | 畑端 省吾 | 竹園 正繼 |
6枠 | 7番 | ジューンブレア | 牝2 | 55.0kg | 岩田 望来 | 武 英智 | 吉川 潤 |
7枠 | 8番 | フルレゾン | 牝2 | 55.0kg | R.ムーア | 池添 学 | (有)キャロットファーム |
7枠 | 9番 | カンティアーモ | 牝2 | 55.0kg | T.マーカンド | 木村 哲也 | (有)シルクレーシング |
8枠 | 10番 | エンヤラヴフェイス | 牡2 | 56.0kg | 幸 英明 | 森田 直行 | STレーシング |
8枠 | 11番 | ナムラエイハブ | 牡2 | 56.0kg | 浜中 俊 | 長谷川 浩大 | 奈村 睦弘 |
牝馬が6枠と7枠に集められている。
また、短期免許が交付されたムーア騎手とマーカンド騎手の騎乗馬は7枠同士になっている。
京王杯2歳ステークスからの考察
デイリー杯2歳ステークスは、京王杯2歳ステークスとともに、地方馬が朝日杯フューチュリティステークスに出走するためのステップレースとして位置づけられているレースである。
既に終了した今年の京王杯2歳ステークスは、牝馬のコラソンビートがレコードで勝利したが、 コラソンビートの同枠には、小倉2歳ステークスで2着になっていたミルテンベルクがいた。
過去の京王杯2歳ステークスで、小倉2歳ステークス2着馬の同枠馬が1着になったケースは、2007年と2015年の2回。
2007年と2015年のデイリー杯2歳ステークスの結果を見てみる。
2007年デイリー杯2歳ステークス(2場開催・13頭立て)
1着 キャプテントゥーレ 牡2 55㎏ 4枠5番(逆9番) 川田将雅騎手 3人気
前走 野路菊ステークス(阪神1800m・特指・別定)1人気3着
前々走 未勝利戦(小倉1800m)1人気1着
1着同枠 マイネルフェスタ 牡2 55㎏ 武幸四郎騎手 10人気
前走 未勝利戦(中山1800m)2人気1着
前々走 未勝利戦(新潟1800m)2人気3着
2着 タケミカヅチ 牡2 55㎏ 7枠11番(逆3番)木幡初広騎手 6人気
前走 新潟2歳ステークス(新潟1600m・特指・馬齢)1人気6着
前々走 新馬戦(新潟1600m)3人気1着
2着同枠 マルブツイースター 牡2 55㎏ 和田竜二騎手 4人気
前走 小倉2歳ステークス(小倉1200m・特指・馬齢)5人気1着
前々走 未勝利戦(小倉1000m)1人気1着
3着 ウイントリガー 牡2 55㎏ 8枠13番(逆1番)藤田伸二騎手 7人気
前走 札幌2歳ステークス(札幌1800m・特指・馬齢)2人気8着
前々走 クローバー賞(札幌1500m・特指・別定・出走取消戦・8頭立て)3人気1着
2007年デイリー杯2歳ステークスを勝ったのは、社台レースホースが馬主のキャプテントゥーレ。
キャプテントゥーレは、1800mばかりを3戦していた馬で、3戦すべてで1人気に支持されていた馬。
キャプテントゥーレの同枠のマイネルフェスタも、キャプテントゥーレと同様に1800m戦のみを走っていた馬で、中山1800mの未勝利戦で勝ってきた馬。
2着に入ったタケミカヅチは、新潟1600mの新馬戦を勝利した後、新潟2歳ステークスに出走し、1人気で6着に敗れていた社台レースホースが馬主の馬。
タケミカヅチの同枠のマルブツイースターは、小倉1000mの未勝利戦を勝った後、小倉2歳ステークスに出走して1着になっていた馬。
3着に入ったウイントリガーは、クローバー賞を勝った後、札幌2歳ステークスに出走して2人気で8着になっていた馬。
2007年デイリー杯2歳ステークスで1人気になったマリエンベルクは8着に敗退。
マリエンベルクは、小倉1200mの新馬戦を1人気3着に敗れた後、阪神1600mの新馬戦を2人気で勝ってきた馬だった。
2015年デイリー杯2歳ステークス(3場開催・14頭立て)
1着 エアスピネル 牡2 55㎏ 8枠13番(逆2番) 武豊騎手 2人気
前走 新馬戦(阪神1600m)1人気1着
2着兼1着同枠 シュウジ 牡2 55㎏ 8枠14番(逆1番)岩田康誠騎手 1人気
前走 小倉2歳ステークス(小倉1200m・特指・馬齢)1人気1着
前々走 スポーツ報知杯中京2歳ステークス(中京1600m・特指・別定)1人気1着
3着 ノーブルマーズ 牡2 55㎏ 6枠10番(逆5番)高倉稜騎手 7人気
前走 萩ステークス(京都1800m・特指・別定)5人気4着
前々走 未勝利戦(小倉1800m)2人気1着
2015年デイリー杯2歳ステークスを制したエアスピネルは、阪神1600m(秋季)の新馬戦を1人気で勝っていた社台ファーム生産馬。
エアスピネルの同枠馬で2着になったシュウジは、中京1400mの新馬戦、 中京1600mのスポーツ報知杯中京2歳ステークス、小倉2歳ステークスを1人気で3連勝していた1人気の馬。
ゾロ目決着になった2015年デイリー杯2歳ステークスの3着馬は、4戦目の小倉1800mの未勝利戦で初勝利を挙げた後、萩ステークスに出走し5頭立ての4着になっていたノーブルマーズ。
2007年と2015年のデイリー杯2歳ステークスの結果から考えると、前走の新馬戦で1人気で勝ってきたジューンブレアとダノンキラウェア、社台ファーム生産馬のジャンタルマンタルあたりは気になる。
ひまわり賞1着馬出走からの考察
九州産馬限定のオープンレースのひまわり賞を勝ったテイエムチュラランが出走してきた。
ひまわり賞を勝った馬が、デイリー杯2歳ステークスに出走してきたのは、2003年しかない。
2003年のデイリー杯2歳ステークスは、ひまわり賞を勝ったマルシゲアリダーと対角配置のメイショウボーラー(1人気)が1着、マルシゲアリダーと同枠だったグレイトジャーニー(2人気)が2着になっている。
メイショウボーラーは、小倉1000mの新馬戦、小倉1200mのフェニックス賞、小倉2歳ステークスを1人気で3連勝していた馬。
グレイトジャーニーは、阪神1400mの新馬戦を1人気で勝ってきた馬である。
結論
前走で、新潟1800mの新馬戦をレコード勝ちしたカンティアーモが人気になっているが、前走で騎乗した川田将雅騎手は、カンティアーモではなくダノンキラウェアの方を選択している。
ダノンキラウェアが、前走勝った新馬戦は6頭立てなので微妙な気がするが、1人気で勝ってきたダノンキラウェアを軸にしてみる。
相手は、フルレゾン、カンティアーモ、ジューンブレア、ナムラエイハブ、メイショウサチダケあたりに軽く。