ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今年は、G1馬の引退式が多いですよね。
ジャパンカップが行われた11月28日は、東京競馬場でコントレイルの引退式があり、ジャパンカップに出走していたコントレイルが勝利!
12月18日には、中山競馬場でグランアレグリアの引退式が行われ、グランアレグリアの主戦ジョッキーを務めたルメール騎手の騎乗馬の同枠のアンドラステが、中山競馬場メインのターコイズステークスで2着になっています。
そして、有馬記念2021が行われる12月26日に、クロノジェネシスが中山競馬場で引退式を行うそうです。
有馬記念2021に出走するクロノジェネシスが、引退レースを勝って、有終の美を飾るのでしょうか?
それとも…
今回は、有馬記念2021について考えてみたいと思います。
有馬記念2021の出走予定
有馬記念2021の出走予定は17頭。
現段階では、エブリワンブラックが除外対象となっています。
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | アカイイト | 牝4 | 55.0kg | 幸 英明 | 中竹 和也 |
2 | アサマノイタズラ | 牡3 | 55.0kg | 田辺 裕信 | 手塚 貴久 |
3 | アリストテレス | 牡4 | 57.0kg | 武 豊 | 音無 秀孝 |
4 | ウインキートス | 牝4 | 55.0kg | 丹内 祐次 | 宗像 義忠 |
5 | エフフォーリア | 牡3 | 55.0kg | 横山 武史 | 鹿戸 雄一 |
6 | エブリワンブラック | 牡4 | 57.0kg | 武 幸四郎 | |
7 | キセキ | 牡7 | 57.0kg | 松山 弘平 | 辻野 泰之 |
8 | クロノジェネシス | 牝5 | 55.0kg | C.ルメール | 斉藤 崇史 |
9 | シャドウディーヴァ | 牝5 | 55.0kg | 横山 典弘 | 斎藤 誠 |
10 | ステラヴェローチェ | 牡3 | 55.0kg | M.デムーロ | 須貝 尚介 |
11 | タイトルホルダー | 牡3 | 55.0kg | 横山 和生 | 栗田 徹 |
12 | ディープボンド | 牡4 | 57.0kg | 和田 竜二 | 大久保 龍志 |
13 | パンサラッサ | 牡4 | 57.0kg | 菱田 裕二 | 矢作 芳人 |
14 | ペルシアンナイト | 牡7 | 57.0kg | C.デムーロ | 池江 泰寿 |
15 | メロディーレーン | 牝5 | 55.0kg | 岩田 望来 | 森田 直行 |
16 | モズベッロ | 牡5 | 57.0kg | 池添 謙一 | 森田 直行 |
17 | ユーキャンスマイル | 牡6 | 57.0kg | 藤岡 佑介 | 友道 康夫 |
参考 netkeiba
天皇賞(秋)1着馬からのサイン
今年の有馬記念のファン投票1位は、3歳牡馬のエフフォーリア!
エフフォーリアは3歳で天皇賞(秋)を制している馬です。
天皇賞(秋)がG1になってから、3歳馬(馬齢表記前は4歳)が天皇賞(秋)を勝ったのは、1996年のバブルガムフェロー、2002年のシンボリクリスエス、そして、エフフォーリアしかいません。
1996年の天皇賞(秋)を勝ったバブルガムフェローは、次戦でジャパンカップに出走し13着に惨敗し、有馬記念に出走しなかった馬なので、エフフォーリアとは異なります。
一方、シンボリクリスエスは、天皇賞(秋)を勝利した後、ジャパンカップを挟んで、有馬記念に出走していた馬。
では、シンボリクリスエスが出走した2002年の有馬記念の結果を見てみます。
2002年有馬記念(14頭立て)
1着 シンボリクリスエス マル外 牡3 55㎏ 1枠1番(逆14番)ペリエ騎手 2人気
前走 ジャパンカップ(中山2200m)1人気3着(2着同枠)
前々走 天皇賞(秋)(中山2000m)3人気1着
2着 タップダンスシチー マル外 牡5 57㎏ 5枠8番(逆7番)佐藤哲三騎手 13人気
前走 京阪杯(京都1800m・特指・ハンデ)6人気5着
前々走 アルゼンチン共和国杯(中山2500m・特指・ハンデ)2人気3着(1着同枠)
2着同枠 アメリカンボス マル外 牡7 57㎏ 江田照男騎手 11人気
前走 ジャパンカップ(中山2200m)14人気14着
前々走 アルゼンチン共和国杯(中山2500m・特指・ハンデ)4人気8着(1着平行)
3着 コイントス 牡4 57㎏ 2枠2番(逆13番)岡部幸雄騎手 8人気
前走 アルゼンチン共和国杯(中山2500m・特指・ハンデ)1人気2着
前々走 札幌記念(札幌2000m・特指・別定)1人気3着
2002年有馬記念は、中山開催の天皇賞(秋)を勝利し、中山開催のジャパンカップで2着同枠の3着だったシンボリクリスエスが1着。
シンボリクリスエスは日本ダービー2着歴はあるものの、天皇賞(秋)でG1初勝利を達成した馬。
2着になったタップダンスシチーは、同年の日経賞(中山2500m)で2着になった後、特別指定交流競走別定戦の朝日チャレンジカップで重賞初勝利を飾り、中山開催のアルゼンチン共和国杯で1着同枠だった馬。
タップダンスシチーの同枠のアメリカンボスは、中山2500mのアルゼンチン共和国で1着平行配置にいた馬。
3着になったコイントスは、中山2500mのアルゼンチン共和国で2着歴のあるシンボリクリスエスと同じ藤沢和雄厩舎の馬。
2002年有馬記念の結果から有馬記念2021を考えると、天皇賞(秋)1着馬のエフフォーリアは、連対候補に一見みえますが、エフフォーリアはマル外ではないし、ファン投票1位馬であることを考えると、ハードルは高く感じます。
他の馬では、日経賞2着同枠、産経賞オールカマーでゾロ目の2着になったウインキートスが気になります。
最後に
今年、第66回を迎える有馬記念ですが、連覇を達成した馬は、1969年と1970年のスピードシンボリ、1985年と1986年のシンボリルドルフ、1998年と1999年のグラスワンダー、2002年と2003年のシンボリクリスエスしかいません。
しかも、この4頭が連覇を達成した時の騎手は、前年の有馬記念を制したときと同じジョッキーが騎乗していました。
クロノジェネシスが、2020年の有馬記念を勝った時の騎手は北村友一騎手です。
また、出馬表が出たら、再考したいと思います。