きさらぎ賞2025(第65回)の考察

降雪の影響で、土曜日の開催が中止となった京都競馬場だったが、日曜日は何とか開催されることになった。

 

開催できるまで、馬場を回復させてくれた関係者の方に、まずは感謝します。

 

今回は、土曜日開催分が月曜に代替されることになったため、京都競馬場の傾向は不明である。

 

まあ、競馬を楽しむという観点で、きさらぎ賞を予想してみる。

きさらぎ賞2025の出馬表

きさらぎ賞2025の登録馬は12頭。

 

登録馬12頭のうち、サウンドバッハとムーンライトラガーが回避し、10頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ジェットマグナム 牡3 57.0kg 丹内 祐次 安達 昭夫 Him Rock Racingホールディングス(株)
2枠 2番 リンクスティップ 牝3 55.0kg M.デムーロ 西村 真幸 (有)サンデーレーシング
3枠 3番 ヒルノハンブルク 牡3 57.0kg 坂井 瑠星 武 英智 (株)ヒルノ
4枠 4番 ミニトランザット 牡3 57.0kg 鮫島 克駿 杉山 佳明 谷掛 龍夫
5枠 5番 エリカアンディーヴ 牝3 55.0kg 松山 弘平 吉岡 辰弥 三木 正浩
6枠 6番 ショウヘイ 牡3 57.0kg 川田 将雅 友道 康夫 石川 達絵
7枠 7番 ランスオブカオス 牡3 57.0kg 吉村 誠之助 奥村 豊 五影 慶則
7枠 8番 スリーキングス 牡3 57.0kg 岩田 康誠 上村 洋行 辻子 依旦
8枠 9番 ウォーターガーベラ 牝3 55.0kg 団野 大成 河内 洋 山岡 正人
8枠 10番 サトノシャイニング 牡3 57.0kg 西村 淳也 杉山 晴紀 里見 治

回避したサウンドバッハはデイリー杯2歳ステークス5着、1勝クラスのこうやまき賞(中京1600m)で6着に敗れていたモーニン産駒のマル地の牡馬、同じく回避したムーンライトラガーは、7回京都9日に行われた京都2000mの新馬戦を勝ってきたノーザンファーム生産、オルフェーヴル産駒の牝馬。

1800m戦からの考察

今年のきさらぎ賞は、京都1800mで行われる。

 

現3歳世代が過去に経験できるオープン以上の1800m戦は、コスモス賞、札幌2歳ステークス、 アイビーステークス、萩ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークスの5レース。

 

まずは、この5レースを考えてみる。

 

2024年コスモス賞(札幌1800m・7頭立て)

1着 アスクシュタイン 牡2 55㎏ 1枠1番(逆7番)北村友一騎手 2人気

2着 ゴーゴータカシ 牡2 55㎏ 7枠7番(逆1番)横山武史騎手 3人気

 

2024年札幌2歳ステークス(札幌1800m・12頭立て)

1着 マジックサンズ 牡2 55㎏ 2枠2番(逆11番)佐々木大輔騎手 3人気

2着 アルマヴェローチェ 牝2 55㎏ 1枠1番(逆12番)横山武史騎手 6人気

 

2024年アイビーステークス(東京1800m・8頭立て)

1着 マスカレードボール 牡2 56㎏ 6枠6番(逆3番)戸崎圭太騎手 3人気

2着 ピコチャンブラック 牡2 56㎏ 7枠7番(逆2番)石橋脩騎手 1人気

 

2024年萩ステークス(京都1800m・6頭立て)

1着 テリオスララ 牝2 55㎏ 5枠5番(逆2番)鮫島克駿騎手 2人気

2着 ディアナザール 牡2 56㎏ 6枠6番(逆1番)C.デムーロ騎手 1人気

 

2024年東京スポーツ杯2歳ステークス(東京1800m・9頭立て)

1着 クロワデュノール 牡2 56㎏ 4枠4番(逆6番)北村友一騎手 1人気

2着 サトノシャイニング 牡2 56㎏ 8枠9番(逆1番)松山弘平騎手 3人気

 

コスモス賞、札幌2歳ステークス、 アイビーステークス、萩ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークスの5レースのうち、アイビーステークス以外は正逆1番が連対している。

 

また、3人気以内の馬が連対している。

結論

昨年のきさらぎ賞に出走していなかった牝馬が3頭出走してきている。

 

出走してきた牝馬3頭の戦歴は、リンクスティップが5回京都7日の新馬戦(京都2000m)で2着、7回京都7日の未勝利戦(京都2000m)で1着、マル外のエリカアンディーヴが7回京都4日の新馬戦(京都1800m)で1着、ウォーターガーベラが2回中京4日(中京1600m)で2着、3回中京3日(中京1600m)で1着、KBS京都賞ファンタジーステークスで13着、4回中京3日の1勝クラスのつわぶき賞(中京1400m)で7着、年明けの日刊スポーツ賞シンザン記念(中京1600m)で14人気3着になっていた。

 

リンクスティップとエリカアンディーヴが重賞は未経験だったのに対し、ウォーターガーベラは重賞3着歴を持っている。

 

ウォーターガーベラの同枠は、東京スポーツ杯2歳ステークス2着馬のサトノシャイニングがいるので、ウォーターガーベラのいる8枠は、重賞経験馬が揃った枠となる。

 

サトノシャイニングとウォーターガーベラを見比べて見ると、サトノシャイニングの方が前で競馬をしているので、人気になるが、サトノシャイニングの方を上と見る。

 

相手は、ショウヘイ、ウォーターガーベラ、リンクスティップ、ランスオブカオスあたり。