根岸ステークス2025(第39回)の考察

旧競馬場の名前を、レース名に使っている根岸ステークス。

 

このレースは、2014年から東海テレビ杯東海ステークスと共に、フェブラリーステークスの指定レースとして機能してきた。

 

根岸ステークスは、今年大きな変更は見られないが、東海テレビ杯東海ステークスはプロキオンステークスにレース名が変更されている。

 

東海テレビ杯東海ステークスが、プロキオンステークスになったことによる影響が、根岸ステークスに及ぶのだろうか?

根岸ステークス2025の出馬表

根岸ステークス2025の登録馬は23頭。

 

登録馬23頭のうち、タイセイサムソン、ナスティウェザー、ナチュラルハイ、バトゥーキ、バトルクライ、ペリエール、ベルダーイメルが除外され、16頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 クロジシジョー 牡6 57.0kg 浜中 俊 岡田 稲男 河内 孝夫
1枠 2番 ドンフランキー 牡6 57.0kg 池添 謙一 斉藤 崇史 早野 誠
2枠 3番 メイショウテンスイ 牡8 57.0kg 吉田 豊 河内 洋 松本 好雄
2枠 4番 アームズレイン 牡5 57.0kg 岩田 望来 上村 洋行 杉山 忠国
3枠 5番 サンライズフレイム 牡5 57.0kg 藤岡 佑介 石坂 公一 (株)ライフハウス
3枠 6番 バルサムノート 牡5 57.0kg 松岡 正海 高野 友和 吉田 勝己
4枠 7番 エイシンスポッター 牡6 57.0kg 津村 明秀 吉村 圭司 (株)栄進堂
4枠 8番 フリームファクシ 牡5 57.0kg M.デムーロ 須貝 尚介 金子真人ホールディングス(株)
5枠 9番 コスタノヴァ 牡5 57.0kg 横山 武史 木村 哲也 吉田 勝己
5枠 10番 タガノビューティー 牡8 59.0kg 石橋 脩 西園 正都 八木 良司
6枠 11番 アルファマム 牝6 55.0kg R.キング 佐々木 晶三 平井 裕
6枠 12番 サトノルフィアン 牡6 57.0kg 横山 典弘 高橋 康之 里見 治
7枠 13番 ロードフォンス 牡5 57.0kg 横山 和生 安田 翔伍 (株)ロードホースクラブ
7枠 14番 スレイマン 牡7 57.0kg 西村 淳也 池添 学 (有)サンデーレーシング
8枠 15番 ショウナンライシン 牡5 57.0kg 菅原 明良 大竹 正博 国本 哲秀
8枠 16番 スズカコテキタイ 牡6 57.0kg 内田 博幸 奥村 武 永井 啓弍

今年の根岸ステークスに4歳馬の出走はない。

 

また、昨年はいなかった増量馬(タガノビューティー)の存在は気になる。

プロキオンステークスからの考察

東海テレビ杯東海ステークスからレース名が変更されたプロキオンステークス。

 

レース名変更初年となった今年のプロキオンステークスは、リステッド競走のベテルギウスステークスを勝利したサンデーファンデーが1着、2着は1人気のサンライズジパングが入っている。

 

サンデーファンデーが勝ったベテルギウスステークスは、今年、代替開催の京都で行われていたレースである。

 

2着になったサンライズジパングは、祝日開催のみやこステークスを勝っていた馬で、サンライズジパングの同枠のオメガギネスは、代替開催のシリウスステークスで2着、祝日開催のみやこステークスで1人気になりながら10着になっていた馬だった。

 

今年のプロキオンステークスは、1着馬に代替開催のリステッド競走1着馬を起用し、2着馬に祝日開催の重賞1着馬を起用した。

 

今年のプロキオンステークスと逆のタイプの馬を求めるならば、条件クラスを勝ってきた馬が選ばれる可能性が高いが、今年の根岸ステークスには、前走で条件戦を勝ってきた馬はいない。

白富士ステークスからの考察

土曜日に行われた東京メインは、リステッド競走の白富士ステークスだった。

 

2025年白富士ステークス(1回東京1日・東京2000m・特指・別定・13頭立て)

1着 シュトラウス 牡4 56㎏ 4枠5番(逆9番)北村宏司騎手 2人気

2着 マイネルモーント 牡5 58㎏ 5枠6番(逆8番)石川裕紀人騎手 4人気

 

2025年白富士ステークスを制したのは、4歳馬のシュトラウス。

 

シュトラウスは、2023年東京スポーツ杯2歳ステークスの覇者だったが、東京スポーツ杯2歳ステークス以降は賞金加算ができていなかった馬。(前走は東京1400mのオーロカップでゾロ目の2着になっていた)

 

シュトラウスの同枠馬のグランドカリナンは、年明けの3勝クラスの寿ステークス(中京2000m)で1着になっていた馬。

 

2着に入ったマイネルモーントは、年明けの日刊スポーツ賞中山金杯(中山2000m)で2着になっていた馬。

 

マイネルモーントの同枠のウンブライルは、2023年NHKマイルカップ2着歴を持つ牝馬で、前走(キャピタルステークス)と前々走(北海道新聞杯クイーンステークス)で同じ着順を刻んでいた馬。

 

2025年白富士ステークスは、年明けのレースに出走して賞金を加算していた枠の決着となっている。

結論

東海テレビ杯東海ステークスは、今年、プロキオンステークスにレース名が変更された。

 

東海テレビ杯東海ステークスは、元々は5月に行われていたレースで、2013年に平安ステークスと入れ替わるように、日程移動があったレースである。

 

今年のプロキオンステークスは、5人気のサンデーファンデーが1着、1人気のサンライズジパングが2着という結果。

 

2013年の東海テレビ杯東海ステークスは、4人気のグレープブランデーが1着、8人気のナムラタイタンが2着。

 

一方、2013年の根岸ステークスは、5人気のメイショウマシュウが1着、1人気のガンジスが2着になっていた。

 

不思議なことに、今年のプロキオンステークスと2013年の根岸ステークスは、5人気が1着、1人気が2着という共通性がみられる。

 

そこで、現在4人気のロードフォンスを軸にしてみる。

 

相手は、増量馬と同枠になったコスタノヴァ、1人気のフリームファクシ、フリームファクシと同枠のエイシンスポッター、牝馬のアルファマムあたりで。