ホープフルステークス2024(第41回)の考察

有馬記念が終わり、残すところ、中央競馬のG1はホープフルステークスのみとなった。

 

でも、来年のG1ラストは、有馬記念となるのだ。

 

ココがポイントになるかも知れない。

ホープフルステークス2024の出馬表

ホープフルステークス2024の登録馬は19頭。

 

19頭の登録馬のうち、ニシノエージェントが回避し、18頭立て(フルゲート)となっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ジョバンニ 牡2 56.0kg 松山 弘平 杉山 晴紀 KRジャパン
1枠 2番 ショウナンマクベス 牡2 56.0kg 池添 謙一 武市 康男 国本 哲秀
2枠 3番 ジェットマグナム 牡2 56.0kg 丹内 祐次 安達 昭夫 Him Rock Racingホールディングス(株)
2枠 4番 クラウディアイ 牡2 56.0kg 西村 淳也 橋口 慎介 ケイズジャパン
3枠 5番 レーヴドロペラ 牝2 55.0kg 大野 拓弥 加藤 士津八 ライオンレースホース(株)
3枠 6番 クロワデュノール 牡2 56.0kg 北村 友一 斉藤 崇史 (有)サンデーレーシング
4枠 7番 ヤマニンブークリエ 牡2 56.0kg 武 豊 松永 幹夫 土井 肇
4枠 8番 デルアヴァー 牡2 56.0kg 三浦 皇成 松永 幹夫 前田 幸治
5枠 9番 アリオーンスマイル 牡2 56.0kg 木幡 巧也 土田 稔 酒井 孝敏
5枠 10番 アスクシュタイン 牡2 56.0kg 横山 武史 藤原 英昭 廣崎利洋HD(株)
6枠 11番 ファウストラーゼン 牡2 56.0kg 杉原 誠人 西村 真幸 宮崎 俊也
6枠 12番 マジックサンズ 牡2 56.0kg 佐々木 大輔 須貝 尚介 (有)サンデーレーシング
7枠 13番 ジュンアサヒソラ 牡2 56.0kg 横山 和生 高柳 瑞樹 河合 純二
7枠 14番 リアライズオーラム 牡2 56.0kg 菅原 明良 須貝 尚介 今福 洋介
7枠 15番 ピコチャンブラック 牡2 56.0kg 川田 将雅 上原 佑紀 石部 美恵子
8枠 16番 ジュタ 牡2 56.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人 (株)ラ・メール
8枠 17番 アマキヒ 牡2 56.0kg C.ルメール 国枝 栄 金子真人ホールディングス(株)
8枠 18番 マスカレードボール 牡2 56.0kg 戸崎 圭太 手塚 貴久 (有)社台レースホース

松永幹夫厩舎のヤマニンブークリエとデルアヴァーが同枠配置となっている。

ニシノエージェントからの考察

ホープフルステークス2024に登録し、唯一回避となった馬が、ニシノエージェントという馬である。

 

ニシノエージェントは、 イスラボニータ産駒の非社台系の馬で、 5回中山4日(12月8日)に行われた2歳未勝利戦(中山1800m)で、56㎏斤量で初勝利を挙げた牡馬である。

 

イスラボニータ産駒の未勝利勝ちの1勝馬は、ジュンアサヒソラ。

朝日杯フューチュリティステークスからの考察

今年の朝日杯フューチュリティステークスは、阪神ではなく、京都で行われた。

 

変則開催の朝日杯フューチュリティステークスを、通常開催のホープフルステークスと同列に扱うことはできないが、斤量という観点では参考にできると思う。

 

2023年から、2歳9月まで牡馬と牝馬は55㎏の同斤量だが、2歳10月から12月まで、牡馬は56㎏斤量、牝馬は55㎏に変更された。

 

変則開催となった今年の朝日杯フューチュリティステークスに、牝馬の出走はなく、牡馬のみとなっていた。

 

今年の朝日杯フューチュリティステークスを制したのは、アドマイヤズームという馬で、最終賞金加算は、6回京都4日(11月10日)の未勝利戦(56㎏斤量)だった。

 

今年の朝日杯フューチュリティステークスで、2着になったミュージアムマイルは、6回京都4日(11月10日)の1勝クラスの黄菊賞で、最終賞金加算をしている。(56㎏斤量)

 

ということは、今年の朝日杯フューチュリティステークスで連対したアドマイヤズームもミュージアムマイルも、56㎏斤量で、最終賞金加算をしていることになる。

 

ホープフルステークス2024の出走馬で、56㎏斤量での最終賞金加算ができているのは、ジョバンニ、ショウナンマクベス、クロワデュノール、ファウストラーゼン、ジュンアサヒソラ、リアライズオーラム、ジュタ、アマキヒ、マスカレードボール。

 

ただし、レーヴドロペラは牝馬なので、55㎏斤量での最終賞金加算で問題なしとなる。

2019年ホープフルステークスからの考察

2017年にG1に昇格したホープフルステークスは、2017年から主に5回中山9日に行われてきた。

 

そして、唯一、ホープフルステークスがG1化されてから5回中山7日に行われたのが2020年である。

 

来年のホープステークスの日程を見ると、5回中山7日に移動となっている。

 

この状況は、2019年と重なるのだ。

 

2019年ホープフルステークスの結果を見てみる。

 

2019年ホープフルステークス(13頭立て)

1着 コントレイル 牡2 55㎏ 2枠2番(逆12番)福永祐一騎手 1人気

前走 東京スポーツ杯2歳ステークス(東京1800m・指定・馬齢)1人気1着(レコード) ムーア騎手

前々走 新馬戦(阪神1800m)1人気1着 福永祐一騎手

2着 ヴェルトライゼンデ 牡2 55㎏ 4枠5番(逆9番)マーフィー騎手 3人気

前走 萩ステークス(リステッド・京都1800m・特指・別定)1人気1着 スミヨン騎手

前々走 新馬戦(小倉1800m)1人気1着 川田将雅騎手

3着  ワーケア 牡2 55㎏ 5枠7番(逆7番)ルメール騎手 2人気

前走 アイビーステークス(リステッド・東京1800m・特指・別定)1人気1着 ルメール騎手

前々走 新馬戦(東京1800m)1人気1着 ルメール騎手

 

2019年ホープフルステークスを制したコントレイルは、1人気のノースヒルズ生産馬。

 

コントレイルは、阪神1800mの新馬戦と8頭立ての東京スポーツ杯2歳ステークスを1人気で勝ってきた馬。

 

2着になったヴェルトライゼンデは、小倉1800mの新馬戦と7頭立ての萩ステークスを1人気で勝ってきたノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主の馬。

 

3着になったワーケアは、東京1800mの新馬戦と8頭立てのアイビーステークスを1人気で勝ってきたノーザンファーム生産馬。

 

2019年ホープフルステークスで馬券圏内に入った3頭は、前走まで1人気だった馬で、1800m戦しか走っていなかった馬だった。

結論

昨年のホープフルステークスは、出馬表には18頭の記載があったが、1枠1番に配置されていたゴンバデカーブース(松山弘平騎手が騎乗予定だった)、8枠17番に配置されていたサンライズアース(M.デムーロが騎乗予定だった)の2頭の出走取消があり、5枠9番配置のタリフライン(マーカンド騎手騎乗)も競走中止になるなど、波乱の結果となっていた。

 

ただ、配当面で見ると、昨年の連対馬であるレガレイラ(牝馬)とシンエンペラー(マル外)は1人気と2人気の決着となっていた。(3着馬のサンライズジパングは13人気)

 

昨年のホープフルステークスで、1枠1番に配置されながら、出走取消となったゴンバデカーブースに騎乗予定だった松山弘平騎手が、今年のホープフルステークスで、1枠1番に配置されたジョバンニに騎乗するというのは、非常に気になる。

 

そこで、ジョバンニを軸にしてみる。

 

相手は、アマキヒ、デルアヴァー、クロワデュノール、ジュンアサヒソラあたり。