宝塚記念2024(第65回)の考察

有馬記念1着馬出走からの考察

宝塚記念2024に登録しているドウデュースは、12月24日開催の有馬記念1着馬。

 

グレード制が導入されてから、有馬記念が12月24日に行われたのは1989年、1995年、2000年、2006年、2017年、2023年の6回。

 

1989年有馬記念優勝馬のイナリワンは、1990年宝塚記念に2人気で出走して4着。(1990年宝塚記念ファン投票1位はオグリキャップ)

 

1995年有馬記念1着馬のマヤノトップガンは、1996年宝塚記念に1人気で出走して1着。(1996年宝塚記念ファン投票1位はナリタブライアン)

 

2000年有馬記念を制したテイエムオペラオーは、2001年宝塚記念に1人気で出走して2着。(2001年宝塚記念ファン投票1位はテイエムオペラオー)

 

2006年有馬記念覇者のディープインパクトは、2007年宝塚記念に出走せず。

 

2017年有馬記念を勝利したキタサンブラックは、2018年宝塚記念に出走せず。

 

ドウデュースは、12月24日開催の有馬記念を勝ち、翌年の宝塚記念にファン投票1位で選ばれている馬である。

 

型としては、2000年有馬記念を制し、2001年宝塚記念にファン投票1位で出走したテイエムオペラオーに似ている。

 

2001年宝塚記念は、12頭立てで行われ、2人気のマル外のメイショウドトウが1着(3枠3番配置)。

 

メイショウドトウは、前年の宝塚記念2着馬で、前年の宝塚記念以後、産経賞オールカマー1着、 天皇賞(秋)2着、 ジャパンカップ2着、 有馬記念2着、 日経賞1着、 天皇賞(春)2着という戦歴を刻んでいた5歳牡馬。(G1を勝っていない馬ではあるが、G1連対歴を持つ馬)

 

2001年宝塚記念の2着馬のテイエムオペラオーは、前年の宝塚記念優勝馬で、有馬記念1着の後、 産経大阪杯4着、天皇賞(春)1着という成績を残していた。

 

2001年宝塚記念3着馬のホットシークレットは、8人気の5歳騙馬。

 

ホットシークレットは、2000年有馬記念で10着に敗れた後、ハンデ重賞のダイヤモンドステークス6着、指定別定戦の阪神大賞典3着、ハンデ戦のメトロポリタンステークス4着、目黒記念1着の成績を残していた。

 

2001年宝塚記念の結果から考えると、ドウデュース、ブローザホーン、シュトルーヴェあたりは気になる。

宝塚記念2024の出馬表

宝塚記念2024には13頭が登録し、13頭全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 シュトルーヴェ せん5 58.0kg D.レーン 堀 宣行 村木 克子
2枠 2番 ジャスティンパレス 牡5 58.0kg C.ルメール 杉山 晴紀 三木 正浩
3枠 3番 ベラジオオペラ 牡4 58.0kg 上村 洋行 上村 洋行 林田 祥来
4枠 4番 ドウデュース 牡5 58.0kg 武 豊 友道 康夫 (株)キーファーズ
4枠 5番 ディープボンド 牡7 58.0kg 幸 英明 大久保 龍志 前田 晋二
5枠 6番 ヒートオンビート 牡7 58.0kg 坂井 瑠星 友道 康夫 (有)社台レースホース
5枠 7番 プラダリア 牡5 58.0kg 池添 謙一 池添 学 名古屋友豊(株)
6枠 8番 カラテ 牡8 58.0kg 岩田 望来 音無 秀孝 小田切 光
6枠 9番 ソールオリエンス 牡4 58.0kg 横山 武史 手塚 貴久 (有)社台レースホース
7枠 10番 ローシャムパーク 牡5 58.0kg 戸崎 圭太 田中 博康 (有)サンデーレーシング
7枠 11番 ヤマニンサンパ 牡6 58.0kg 団野 大成 斉藤 崇史 土井 肇
8枠 12番 ブローザホーン 牡5 58.0kg 菅原 明良 吉岡 辰弥 岡田 牧雄
8枠 13番 ルージュエヴァイユ 牝5 56.0kg 川田 将雅 黒岩 陽一 (株)東京ホースレーシング

キングカメハメハ産駒のシュトルーヴェの隣がディープインパクト産駒のジャスティンパレスで、キングカメハメハ産駒のヒートオンビートの同枠がディープインパクト産駒のプラダリアとなっている。

サイレンススズカからの考察

今年の宝塚記念が行われる6月23日に設計されている京都競馬場の第10レースは、JRAウルトラプレミアム サイレンススズカカップである。

 

サイレンススズカは、1998年の宝塚記念を制している馬なのだが、なぜ、サイレンススズカを選んだのだろうか?

 

主催者は、無駄なことをしないので、サイレンススズカが勝った1998年宝塚記念にヒントがあると見て、間違いない。

 

では、サイレンススズカが勝った1998年宝塚記念の結果を見てみる。

 

今年の宝塚記念と同じ13頭立てで行われた1998年宝塚記念は、8枠13番(逆1番)に配置された1人気のサイレンススズカが1着。

 

サイレンススズカは、1998年に行われた中山1800mのカク指定別定戦の中山記念で重賞初勝利を飾り、続く、57.5㎏で出走したハンデ重賞の小倉大賞典(中京1800m)を勝ち、中京2000mのカク指定別定戦の金鯱賞を58㎏で勝ってきた5歳の逃げ馬。

 

1998年宝塚記念で2着に入ったステイゴールドは、4枠4番(逆10番)に配置された9人気の5歳牡馬。

 

ステイゴールドは、同年の天皇賞(春)で2着に入ったものの、重賞未勝利だった馬で、前走は目黒記念3着だった。

 

1998年宝塚記念で3着になったエアグルーヴは、1998年宝塚記念でファン投票1位に選出されていた3人気の6歳牝馬。

 

エアグルーヴは、ステイゴールドの同枠馬で、前年の有馬記念で3着になった後、57㎏で出走した産経大阪杯で1着、57㎏で出走した鳴尾記念で2着になっている。

 

気になるのは、ファン投票1位になったエアグルーヴが4枠5番に配置されていたことである。

 

今年のファン投票1位に選出されたドウデュースも4枠に配置されていること。

 

ただし、今年の宝塚記念は通常開催の阪神開催ではなく、京都開催である。

結論

今年の宝塚記念は、4回京都8日の第11レースに行われる。

 

1回京都は7日までだったので、2回京都8日と3回京都8日の第11レースの結果を見てみる。

 

2回京都8日の第11レースの大和ステークスは、13頭立てで行われ、4枠4番(逆10番)に配置された8人気のスズカコテキタイが1着、2着は8枠12番(逆2番)に配置された1人気のタイセイブレイズが入っている。

 

スズカコテキタイの同枠馬のイスラアネーロは9人気、タイセイブレイズの同枠のヘラルドバローズは6人気の馬だった。

 

3回京都8日の第11レースの栗東ステークスは、16頭立てで行われ、2枠4番(逆13番)に配置された4人気のサンライズアムールが1着、2着は1枠2番(逆15番)に配置された1人気のサンライズフレイムが入っている。

 

サンライズアムールの同枠のジャスパープリンスは最下位人気、サンライズフレイムの同枠のタガノクリステルは7人気の馬だった。

 

この2レースの共通項は4番に配置された馬が勝利し、1人気の馬が2着に入っていること。

 

この結果から、1人気のドウデュースを軸にしてみる。

 

相手は、ローシャムパーク、ソールオリエンス、 カラテ、ディープボンド、シュトルーヴェあたり。

回顧

ドウデュースを軸にした時点でアウトだった。

 

京都2200mを舞台にしたエリザベス女王杯の2着馬であるルージュエヴァイユと同枠になったブローザホーンが1着。

 

2000年有馬記念を制したテイエムオペラオーが、ファン投票1位で出走した2001年宝塚記念も、ブローザホーンと同様に、天皇賞(春)2着馬だった。

 

2着に入ったソールオリエンスは、11人気のカラテの同枠馬。

 

記念G1の高松宮記念が、18頭立ての16人気だったモズメイメイと同枠になったナムラクレアが2着。

 

記念G1の安田記念が、18頭立ての16人気だったエアロロノアと同枠になったロマンチックウォリアーが1着。

 

この2レースは、最下位人気から見て、下から3番目の馬と同枠になった馬が連対している。

 

ソールオリエンスは、最下位人気から見て、下から3番目のカラテの同枠馬。

 

そして、3着はベラジオオペラ。

 

12番配置ブローザホーン-9番配置ソールオリエンス=3番配置ベラジオオペラ。

 

ウマゾ―は、ボックスで12番と9番と4番の3連単を持っていたが、ドウデュースを軸にしてはダメだったということ。

 

ソールオリエンスを軸にすべきだったのだろう。

 

当たった方はおめでとうございます。

 

外れた方は、次回、頑張ってください。