日経賞2024の出馬表
11頭が登録した日経賞2024だったが、ミステリーウェイが回避し、10頭立てとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | ヒートオンビート | 牡7 | 58.0kg | 石川 裕紀人 | 友道 康夫 | (有)社台レースホース |
2枠 | 2番 | マテンロウレオ | 牡5 | 57.0kg | 横山 典弘 | 昆 貢 | 寺田 千代乃 |
3枠 | 3番 | ホウオウリアリティ | 牡6 | 57.0kg | 大野 拓弥 | 高木 登 | 小笹 芳央 |
4枠 | 4番 | サザンナイツ | せん6 | 57.0kg | 津村 明秀 | 林 徹 | ジャコモ(同) |
5枠 | 5番 | マイネルウィルトス | 牡8 | 57.0kg | 横山 武史 | 宮 徹 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
6枠 | 6番 | シュトルーヴェ | せん5 | 57.0kg | 鮫島 克駿 | 堀 宣行 | 村木 克子 |
7枠 | 7番 | ウインエアフォルク | 牡7 | 57.0kg | 原 優介 | 根本 康広 | 成富 直行 |
7枠 | 8番 | アドマイヤハレー | 牡6 | 57.0kg | 丹内 祐次 | 宮田 敬介 | 近藤 旬子 |
8枠 | 9番 | ボッケリーニ | 牡8 | 57.0kg | 浜中 俊 | 池江 泰寿 | 金子真人ホールディングス(株) |
8枠 | 10番 | クロミナンス | 牡7 | 57.0kg | 戸崎 圭太 | 尾関 知人 | (有)サンデーレーシング |
回避したミステリーウェイは、前走で3勝クラスの松籟ステークスに出走し、10着に惨敗していた6歳騙馬である。
ヒートオンビートからの考察
日経賞2024に出走するヒートオンビートは、前年の目黒記念覇者であり、昨年の有馬記念で最下位に惨敗していた馬。
昨年の有馬記念は12月24日のクリスマスイブに行われたが、有馬記念がG1になってから、有馬記念が12月24日に行われたのは、1989年、1995年、2000年、2006年、2017年、2023年の6回。
1989年有馬記念で、16頭立ての5枠7番に配置され、最下位になったリアルバースデーは、翌1990年の日経賞で9頭立ての5枠5番に配置され、2人気で4着になっている。
1995年有馬記念で、12頭立ての7枠9番に配置され、最下位になったイブキタモンヤグラは、翌1996年の日経賞には出走していない。
競走中止が発生した2000年有馬記念で、16頭立ての5枠9番に配置され、最下位になったゴーイングスズカは、翌2001年の日経賞で10頭立ての7枠8番に配置され、8人気で8着に敗れている。
2006年有馬記念で、14頭立ての8枠14番に配置され、最下位になったトーセンシャナオーは、翌2007年の日経賞には出走していない。
2017年有馬記念で、16頭立ての5枠9番に配置され、最下位になったサクラアンプルールは、翌2018年の日経賞で15頭立ての6枠11番に配置され、6人気3着になっている。
これらをまとめると、12月24日に行われた有馬記念で最下位になった馬が、翌年の日経賞に出走してきたのは、リアルバースデー、ゴーイングスズカ、サクラアンプルールの3頭になる。
リアルバースデーが出走した1990年日経賞の1人気は、8歳馬のランニングフリー。
ランニングフリーは、前年の日経賞を勝っている馬で、前年の有馬記念4着、同年のアメリカジョッキークラブカップ2着、中山記念3着の成績を刻んだ後、1990年日経賞では2着になっている。
1990年日経賞を制したのは、5歳馬のオースミシャダイ(5人気)で、オースミシャダイは同年の阪神大賞典を勝っていた馬だった。
1989年有馬記念で最下位になったリアルバースデー(5歳馬)は、9頭立ての真ん中にあたる5番ゲートに配置されたが、4着に終わり、連対馬の筋にもなっていない。
ゴーイングスズカが出走した2001年の日経賞の1人気は、前年の金鯱賞と産経賞オールカマーを勝利し、天皇賞(秋)とジャパンカップと有馬記念で2着になっていたメイショウドトウ。
2001年の日経賞は、1人気のメイショウドトウが勝っている。
2001年日経賞で2着になったのは、2人気のマチカネキンノホシ(5歳馬)。
マチカネキンノホシは、前年のアルゼンチン共和国杯を勝った後、ジャパンカップ6着、有馬記念12着の成績を残していた馬。
2000年有馬記念で最下位になったゴーイングスズカ(8歳馬)は、8着に敗れ、連対馬の筋にもなっていない。
2018年日経賞の1人気は、前年の菊花賞馬のキセキ。
キセキは、菊花賞を勝った後、香港ヴァーズで9着になっていたが、2018年日経賞でも9着に沈んでいる。
2018年日経賞の優勝馬のガンコは、ハンデ重賞の日経新春杯で3着に敗れた後、京都2400mの3勝クラスの松籟ステークスを勝っている5歳馬。
2018年日経賞の2着馬のチェスナットコートは、同年1月8日(祝日)に行われた1000万下条件戦の許波多特別(京都2200m)と同年1月28日に行われた1600万下条件戦の早春ステークス(東京2400m)を連勝していた4歳馬。
12月24日に行われた有馬記念で最下位になったリアルバースデー、ゴーイングスズカ、サクラアンプルールが出走した翌年の日経賞に結果から考えると、1人気の馬、前走で条件戦を勝ってきた馬あたりが気になる。
結論
昨年の日経賞は、一昨年の日経賞の1着馬のタイトルホルダーが1着、2着馬のボッケリーニが2着という結果になっていた。
つまり、この2年はセットだったということだと思う。
そして、2年連続で1着になっていたタイトルホルダーは引退し、今年の日経賞には出走していない。
この流れで考えると、新しいタイプの馬が連対するのではないだろうか。
そこで、シュトルーヴェを軸にしてみる。
相手はボッケリーニ、クロミナンス、アドマイヤハレーあたりで。