アメリカジョッキークラブカップ2024の出馬表
アメリカジョッキークラブカップ2024の登録馬は13頭。
登録馬13頭のうち、カルリーノが回避し、12頭立てとなった。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | マイネルウィルトス | 牡8 | 57.0kg | 横山 武史 | 宮 徹 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
2枠 | 2番 | クロミナンス | 牡7 | 57.0kg | C.ルメール | 尾関 知人 | (有)サンデーレーシング |
3枠 | 3番 | モリアーナ | 牝4 | 54.0kg | 横山 典弘 | 武藤 善則 | 高橋 文男 |
4枠 | 4番 | ショウナンバシット | 牡4 | 56.0kg | 横山 和生 | 須貝 尚介 | 国本 哲秀 |
5枠 | 5番 | ホウオウリアリティ | 牡6 | 57.0kg | 大野 拓弥 | 高木 登 | 小笹 芳央 |
5枠 | 6番 | サンストックトン | 牡5 | 57.0kg | R.キングスコート | 鹿戸 雄一 | (株)加藤ステーブル |
6枠 | 7番 | アドマイヤハレー | 牡6 | 57.0kg | 田辺 裕信 | 宮田 敬介 | 近藤 旬子 |
6枠 | 8番 | シルブロン | 牡6 | 57.0kg | R.ピーヒュレク | 稲垣 幸雄 | (有)シルクレーシング |
7枠 | 9番 | カラテ | 牡8 | 57.0kg | 菅原 明良 | 辻野 泰之 | 小田切 光 |
7枠 | 10番 | ラーグルフ | 牡5 | 57.0kg | 三浦 皇成 | 宗像 義忠 | 村木 隆 |
8枠 | 11番 | チャックネイト | せん6 | 57.0kg | R.キング | 堀 宣行 | 金子真人ホールディングス(株) |
8枠 | 12番 | ボッケリーニ | 牡8 | 57.0kg | 浜中 俊 | 池江 泰寿 | 金子真人ホールディングス(株) |
金子真人ホールディングスのチャックネイトとボッケリーニが、同枠配置となったため、アメリカジョッキークラブカップ2024は染め分け帽戦となった。
迎春ステークス1着馬出走からの考察
アメリカジョッキークラブカップ2024に出走するアドマイヤハレーは、アメリカジョッキークラブカップと同じ舞台である中山2200mの3勝クラスの迎春ステークスを勝ってきた6歳馬である。
迎春ステークスは、年明け後に行われるレースであり、この馬が出走してきた意味は大きいと思う。
迎春ステークスは、2015年までは2500mで行われており、2016年から2200mに距離短縮されたレースであるが、2015年までは開催時期の関係などもあり、迎春ステークス1着馬がアメリカジョッキークラブカップに出走してくることはなかった。
迎春ステークス1着馬が同年のアメリカジョッキークラブカップに、初めて出走してきたのは2016年であるが、迎春ステークス1着馬が同年のアメリカジョッキークラブカップに出走してきたケースは、2016年、2017年、2022年の3回。
2016年の迎春ステークス1着馬は、騙馬の5歳馬のヤマニンボワラクテで、ヤマニンボワラクテは5歳馬であるので、負担重量の減量はなかった。
2017年の迎春ステークス1着馬は、明け4歳馬のミライヘノツバサで、ミライヘノツバサは4歳馬なので、負担重量の減量があった。
2022年の迎春ステークス1着馬は、6歳馬のスマイルで、スマイルは6歳馬なので、、負担重量の減量はなかった。
アメリカジョッキークラブカップ2024に出走するアドマイヤハレーは6歳馬なので、ヤマニンボワラクテやスマイルが近いと思う。
では、2016年と2022年のアメリカジョッキークラブカップの結果を見てみる。
2016年アメリカジョッキークラブカップ(1回中山8日・16頭立て)
1着 ディサイファ 牡7 57㎏ 2枠3番(逆14番)武豊騎手 2人気
前走 金鯱賞(中京2000m・特指・別定)1人気2着
前々走 天皇賞(秋)(東京2000m)3人気8着
2着 スーパームーン 牡7 56㎏ 6枠11番(逆6番) ルメール騎手 3人気
前走 ディセンバーステークス(中山2000m・特指・別定)1人気2着
前々走 アルゼンチン共和国杯(東京2500m・特指・ハンデ)8人気5着
3着 ショウナンバッハ マル地 牡5 56㎏ 4枠7番(逆10番)戸崎圭太騎手 7人気
前走 ジャパンカップ(東京2400m)15人気12着
前々走 1600万下条件戦・ノベンバーステークス(東京2000m)2人気1着
2016年アメリカジョッキークラブカップを勝ったディサイファは、前年の札幌記念を勝利し、特指別定戦の金鯱賞や指定別定戦の毎日王冠でも2着に入っていた7歳馬。
2着に入ったスーパームーンは、2014年7月に行われた札幌競馬場グランドオープン記念(1600万下条件戦)を勝っていた馬で、2014年アルゼンチン共和国杯でも3着に入っていた社台ファーム生産の7歳馬。(札幌競馬場グランドオープン記念が最終賞金加算)
3着になったショウナンバッハは、前々走の1600万下条件戦のノベンバーステークスが最終賞金加算のマル地の馬。
同年の迎春ステークス1着馬のヤマニンボワラクテは5着で、連対馬の筋にもなっていない。
2022年アメリカジョッキークラブカップ(1回中山8日・14頭立て)
1着 キングオブコージ 牡6 56㎏ 1枠1番(逆14番)横山典弘騎手 3人気
前走 中日新聞杯(中京2000m・特指・ハンデ)4人気5着
前々走 産経賞オールカマー(中山2200m・特指・別定)6人気9着(2着平行)
2着 マイネルファンロン 牡7 56㎏ 8枠14番(逆1番)松岡正海騎手 11人気
前走 中日新聞杯(中京2000m・特指・ハンデ)14人気17着(1着平行)
前々走 福島記念(福島2000m・特指・ハンデ)14人気8着
3着 ボッケリーニ 牡6 56㎏ 6枠9番(逆6番)横山武史騎手 4人気
前走 中日新聞杯(中京2000m・特指・ハンデ)2人気4着(3着同枠)
前々走 アンドロメダステークス(リステッド・阪神2000m・特指・ハンデ)1人気2着
2022年アメリカジョッキークラブカップを勝ったキングオブコージは、前年の目黒記念を勝利し、アメリカジョッキークラブカップと同じ舞台の産経賞オールカマーで2着馬の平行配置になっていた6歳馬。
2着に入ったマイネルファンロンは、前年の新潟記念を勝っていた7歳馬で、1着になったキングオブコージの対角に配置されていた。
3着になったボッケリーニは、前年の中日新聞杯で3着馬の同枠に配置されていた馬。
同年の迎春ステークス1着馬のスマイルは8着に敗れているが、2着になったマイネルファンロンの同枠に配置されていた。
2016年のアメリカジョッキークラブカップを勝ったディサイファは、前年12月に行われた金鯱賞で2着になっていた馬であり、2022年アメリカジョッキークラブカップで勝利したキングオブコージも前年12月に行われた中日新聞杯で5着になり、G2の目黒記念を勝利している。
この2年の結果から考えると、12月のレースに出走している馬、G2で連対している馬、3勝クラスが最終賞金加算の馬、アドマイヤハレーの同枠馬あたりが気になる。
結論
アメリカジョッキークラブカップ2024に出走するモリアーナは、G3からG2に昇格した紫苑ステークスの優勝馬。
モリアーナは2歳戦と3歳戦しか走っていないので、アメリカジョッキークラブカップ2024が初の古馬戦となる。
2018年にG3からG2に昇格したチューリップ賞を勝ったラッキーライラックは、古馬戦初戦の中山記念に3枠3番で出走して2着になっている。
奇しくも、アメリカジョッキークラブカップ2024で、モリアーナに与えられた馬番は3枠3番であるが、指定別定戦の中山記念と特指別定戦のアメリカジョッキークラブカップでは、イメージが重ならない。
また、モリアーナは追い込み馬なので、雨で緩くなった馬場で軸に据えるのは、厳しいように思える。
そこで、ボッケリーニを軸にしてみる。
相手はマイネルウィルトス、ショウナンバシット、チャックネイト、ラーグルフ、カラテあたり。