東京スポーツ杯2歳ステークス2024(第29回)の考察

東京スポーツ杯2歳ステークス2024の出馬表

東京スポーツ杯2歳ステークス2024には9頭が登録し、9頭全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ニシノタンギー 牡2 56.0kg 武藤 雅 水野 貴広 西山 茂行
2枠 2番 ジーティーマン 牡2 56.0kg 西村 淳也 小栗 実 田畑 利彦
3枠 3番 ファイアンクランツ 牡2 56.0kg 菅原 明良 堀 宣行 (有)サンデーレーシング
4枠 4番 クロワデュノール 牡2 56.0kg 北村 友一 斉藤 崇史 (有)サンデーレーシング
5枠 5番 デルアヴァー 牡2 56.0kg 三浦 皇成 松永 幹夫 前田 幸治
6、 6番 プレシャスデイ 牡2 56.0kg 横山 武史 伊坂 重信 保坂 和孝
7枠 7番 レッドキングリー 牡2 56.0kg C.ルメール 木村 哲也 (株)東京ホースシング
8枠 8番 ニシノイストワール 牡2 56.0kg 田辺 裕信 鹿戸 雄一 西山 茂行
8枠 9番 サトノシャイニング 牡2 56.0kg 松山 弘平 杉山 晴紀 里見 治

8枠はキズナ産駒同士の枠となっている。

京王杯2歳ステークスとデイリー杯2歳ステークスからの考察

東京スポーツ杯2歳ステークスは、1着賞金3800万円の2歳G2重賞。

 

現在、2歳G2重賞は、京王杯2歳ステークス、デイリー杯2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークスの3レースなので、まずは、既に行われた京王杯2歳ステークスとデイリー杯2歳ステークスの結果を振り返ってみたい。

 

2024年京王杯2歳ステークス(東京1400m・14頭立て・裏開催は京都と福島)

1着 パンジャタワー 牡2 56㎏ 5枠7番(逆8番)松山弘平騎手 8人気

前走 新馬戦(秋季・中京1200m)1人気1着

2着 マイネルチケット 牡2 56㎏ 7枠11番(逆4番)戸崎圭太騎手 5人気

前走 サウジアラビアロイヤルカップ(秋季・東京1600m・特指・馬齢)5人気3着

前々走 未勝利戦(秋季・中京1600m)2人気1着

3着 ヤンキーバローズ 牡2 56㎏ 3枠4番(逆11番)岩田康誠騎手 4人気

前走 函館2歳ステークス(夏季・函館1200m・特指・馬齢)5人気4着(1着平行)

前々走 新馬戦(夏季・函館1200m)1人気1着

東京1400mで行われた2024年京王杯2歳ステークスで覇者となったのは、秋季の中京1200mの新馬戦を1人気で勝ってきたパンジャタワー(非社台系)。

 

パンジャタワーの同枠のマリノトニトゥルスは、福島1200mの新馬戦でデビューし、3戦目となる新潟1400mの未勝利戦で初勝利を挙げた非社台系の牝馬。

 

2着になったマイネルチケットは、秋季の中京1600mの未勝利戦を2人気で勝った後、東京1600mの重賞のサウジアラビアロイヤルカップで3着になっていた非社台系の馬。

 

マイネルチケットの同枠のシンフォーエバーは、夏季の新潟1600mの新馬戦を勝った後、新潟2歳ステークスで2人気9着、サウジアラビアロイヤルカップで6人気4着だった非社台系の馬。

 

3着に入ったヤンキーバローズは、夏季の函館1200mの新馬戦を勝った後、函館2歳ステークスに出走して4着だった非社台系の馬。

 

2024年デイリー杯2歳ステークス(京都1600m・7頭立て・裏開催は東京と福島)

1着 ランフォーヴァウ 牝2 55㎏ 5枠5番(逆3番)坂井瑠星騎手 1人気

前走 未勝利戦(秋季・京都1400m)3人気1着

前々走 新馬戦(秋季・中山1600m)1人気6着

2着 ドラゴンブースト 牡2 56㎏ 6枠6番(逆2番)田口貫太騎手 3人気

前走 未勝利戦(秋季・京都1600m)8人気1着

前々走 新馬戦(秋季・中京1600m)11人気7着

3着 ダイシンラー 牡2 56㎏ 1枠1番(逆7番)岩田望来騎手 2人気

前走 新馬戦(夏季・札幌1500m)4人気1着

 

京都1600mで行われたデイリー杯2歳ステークスを制したのは、秋季の中山1600mの新馬戦でデビューし、2戦目の京都1400mの未勝利戦で初勝利を達成していた社台ファーム生産の牝馬のランフォーヴァウ。

 

2着になったドラゴンブーストは、秋季の中京1600mの新馬戦で7着に敗れた後、京都1600mの未勝利戦で勝ちあがった非社台系の馬。

 

3着のダイシンラーは、夏季の札幌1500mの新馬戦を勝った非社台系の馬。

 

2024年京王杯2歳ステークスは、秋季の新馬戦を1人気で勝った馬が1着、2着が秋季の未勝利戦を勝った馬、3着が夏季のレースのみに出走していた馬、2024年デイリー杯2歳ステークスは、秋季の未勝利戦を勝った馬が1着、2着が秋季の未勝利戦を勝った馬、3着が夏季のレースのみに出走していた馬が入着している。

結論

東京1800mで行われるG2重賞は、東京スポーツ杯2歳ステークス、毎日王冠、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスの3レース。

 

既に行われた今年の毎日王冠は、ルメール騎手騎乗の3歳馬のシックスペンス(1人気)が1着、2着は岩田康誠騎手が騎乗した4人気のホウオウビスケッツ、3着は西村淳也騎手が騎乗した5人気のエルトンバローズが入っている。

 

一方、今年のアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスは、ルメール騎手騎乗のブレイディヴェーグ(2人気)が1着、2着は戸崎圭太騎手が騎乗した10人気のシンティレーション、3着は川田将雅騎手が騎乗した1人気のマスクトディーヴァが入っている。

 

今年の毎日王冠とアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスは、ルメール騎手騎乗の馬が1着、2着は美浦所属の馬となっている。

 

今年の東京スポーツ杯2歳ステークスで、ルメール騎手が騎乗するレッドキングリーは、秋季の東京2000mの新馬戦を勝ってきた馬。

 

今年の京王杯2歳ステークスやデイリー杯2歳ステークスで1着になった馬が秋季のレースで賞金加算していることからも、レッドキングリーは連対できると読む。

 

相手は、秋季の新馬戦(中京2000m)を勝っているサトノシャイニング、1人気が予想されるクロワデュノール、マル外のデルアヴァー、逃げ馬のニシノイストワールあたり。