
第2回札幌競馬も、いよいよラストとなる。
夏競馬最後の重賞に設計されているのが、札幌2歳ステークス2025である。
ただ、札幌2歳ステークスの裏番組を見ると、4回中山の京成杯オータムハンデキャップと4回阪神のエニフステークスとなっている。
4回中山と4回阪神開催は、夏季ではなく秋季の番組表なので、今度の土日は夏季番組と秋季番組がゴッチャに入れ混ざっているという不思議なことになっているのだ。
4回中山と4回阪神開催が始まるのであれば、前倒して、第2回札幌競馬を終了させればいいのに、なぜ、主催者は夏季番組と秋季番組を同一週に行うことを選択したのだろうか?
札幌2歳ステークス2025の出馬表
札幌2歳ステークス2025の登録馬は13頭。
登録馬13頭のうち、ネッタイヤライが回避し、12頭立てとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | ジーネキング | 牡2 | 55.0kg | 斎藤 新 | 斎藤 誠 | 山口 雄司 |
2枠 | 2番 | ジャスティンシカゴ | 牡2 | 55.0kg | 横山 武史 | 宮田 敬介 | 三木 正浩 |
3枠 | 3番 | ポペット | 牝2 | 55.0kg | 橋木 太希 | 高橋 康之 | 小林 竜太郎 |
4枠 | 4番 | ショウナンガルフ | 牡2 | 55.0kg | 池添 謙一 | 須貝 尚介 | 国本 哲秀 |
5枠 | 5番 | ヒシアムルーズ | 牡2 | 55.0kg | 佐々木 大輔 | 堀 宣行 | 阿部 雅英 |
5枠 | 6番 | サンセットゴールド | 牡2 | 55.0kg | 鮫島 克駿 | 矢作 芳人 | 青芝商事(株) |
6枠 | 7番 | ![]() |
牡2 | 55.0kg | 丹内 祐次 | 田中 淳司 | 早川 隆雄 |
6枠 | 8番 | ロスパレドネス | 牡2 | 55.0kg | C.ルメール | 木村 哲也 | (有)サンデーレーシング |
7枠 | 9番 | ![]() |
牡2 | 55.0kg | 古川 吉洋 | 佐々木 国明 | 高山ランド(株) |
7枠 | 10番 | アーレムアレス | 牡2 | 55.0kg | 菱田 裕二 | 橋口 慎介 | フィールドレーシング |
8枠 | 11番 | スマートプリエール | 牝2 | 55.0kg | 武 豊 | 大久保 龍志 | 大川 徹 |
8枠 | 12番 | オブラプリーマ | 牝2 | 55.0kg | 石橋 脩 | 上原 佑紀 | (株)ノースヒルズ |
唯一回避したネッタイヤライは、札幌1800mの新馬戦を1人気で2着に敗れていた非社台系のコントレイル産駒。
2008年と2017年の札幌2歳ステークスからの考察
今年の札幌2歳ステークスは、地方馬が2頭いる出走構成。
しかも、その地方馬2頭は、コスモス賞2着馬とクローバー賞2着馬である。
馬齢表記変更後の2001年以降で、札幌2歳ステークスに地方馬が出走してきたケースは、2008年と2017年。
まずは、ココから考えてみる。
2008年札幌2歳ステークス(2回札幌7日・14頭立て・裏番組は中山と阪神)
1着 ロジユニヴァース 牡2 55㎏ 3枠4番(逆11番)横山典弘騎手 1人気
2着 イグゼキュティヴ 地方馬 牡2 55㎏ 5枠7番(逆8番)津村明秀騎手 5人気
3着 モエレエキスパート 地方馬 牡2 55㎏ 2枠2番(逆13番)山口竜一騎手 3人気
2008年札幌2歳ステークスを制したのは、阪神1800mの新馬戦を2人気で勝ってきたノーザンファーム生産馬の1人気ロジユニヴァース。(同枠馬は札幌1800mの新馬戦を2人気で勝っていたアドマイヤサムライ)
2着に入ったイグゼキュティヴは、コスモス賞(札幌1800m)で2着になっていた地方馬。(同枠馬は札幌1500mの新馬戦を5人気で勝っていたメイショウイエミツ)
3着になったモエレエキスパートは、 クローバー賞(札幌1500m)を勝っていた地方馬。
2017年札幌2歳ステークス(2回札幌5日・14頭立て・裏番組は新潟と小倉)
1着 ロックディスタウン 牝2 54㎏ 7枠11番(逆4番)ルメール騎手 1人気
2着 ファストアプローチ 牡2 54㎏ 8枠14番(逆1番)蛯名正義騎手 4人気
3着 ダブルシャープ 地方馬 牡2 54㎏ 5枠7番(逆8番)石川倭騎手 7人気
2017年札幌2歳ステークスを勝利したのは、新潟1800mの新馬戦を1人気で勝ってきた社台コーポレーション白老ファーム生産、サンデーレーシングが馬主の1人気ロックディスタウン。(同枠馬は札幌ダート1700mの未勝利戦を勝ってきたサージュミノル)
2着になったファストアプローチは、東京1400mの新馬戦を4着に敗れた後、札幌1500mの未勝利戦を2人気で勝ってきたノーザンファーム生産馬。(同枠馬のマツカゼは札幌1800mの新馬戦で2着になっていたマル外の馬)
3着になったダブルシャープは、クローバー賞(札幌1500m)を勝っていた地方馬。
2008年札幌2歳ステークスと2017年札幌2歳ステークスは、1人気が1着になっている。
テレビ西日本賞北九州記念と関屋記念からの考察
札幌2歳ステークスは、今年、第60回開催となる。
夏季番組で、今年、第60回開催だったのは、テレビ西日本賞北九州記念と関屋記念の2レース。
2025年テレビ西日本賞北九州記念(18頭立て)
1着 ヤマニンアルリフラ 牡4 55㎏ 5枠9番(逆10番)団野大成騎手 1人気
2着 ヨシノイースター 牡7 58㎏ 8枠18番(逆1番) 内田博幸騎手 5人気
2025年関屋記念(18頭立て)
1着 カナテープ 牝6 54㎏ 7枠14番(逆5番)キング騎手 1人気
2着同着 オフトレイル 牡4 57.5㎏ 1枠1番(逆18番) 菅原明良騎手 10人気
2着同着 ボンドガール 牝4 6枠11番(逆8番)ルメール騎手 2人気
今年のテレビ西日本賞北九州記念と関屋記念は、1人気が勝っている。
また、今年のテレビ西日本賞北九州記念と関屋記念は、2着が正逆1番の馬であった。
そして、テレビ西日本賞北九州記念では5人気が2着、関屋記念では5人気が1着馬の同枠に配置されていた。
結論
現在のところ、1人気は牡馬のロスパレドネスとなっている。
ただ、調教を見ると、ロスパレドネスを軸にはしたくない。
そこで、地方馬のトーアサジタリウスと同枠になったアーレムアレスを軸にしてみる。
相手は、オブラプリーマ、スマートプリエール、ロスパレドネス、ミリオンクラウンあたり。