北海道新聞杯クイーンステークス2024(第72回)の考察

北海道新聞杯クイーンステークス2024の出馬表

北海道新聞杯クイーンステークス2024には14頭が登録し、14頭全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ボンドガール 牝3 51.0kg 武 豊 手塚 貴久 藤田 晋
2枠 2番 ウンブライル 牝4 55.0kg C.ルメール 木村 哲也 (有)サンデーレーシング
3枠 3番 イフェイオン 牝3 52.0kg 西村 淳也 杉山 佳明 (有)社台レースホース
3枠 4番 ラリュエル 牝5 55.0kg 佐々木 大輔 矢作 芳人 (有)社台レースホース
4枠 5番 モズゴールドバレル 牝5 55.0kg 高杉 吏麒 藤岡 健一 (株)キャピタル・システム
4枠 6番 コンクシェル 牝4 56.0kg 横山 武史 清水 久詞 前田 晋二
5枠 7番 アルジーヌ 牝4 55.0kg 藤岡 佑介 中内田 充正 (株)ロードホースクラブ
5枠 8番 ウインピクシス 牝5 55.0kg 横山 和生 上原 博之 (株)ウイン
6枠 9番 スタニングローズ 牝5 57.0kg 北村 友一 高野 友和 (有)サンデーレーシング
6枠 10番 キタウイング 牝4 55.0kg 黛 弘人 小島 茂之 (有)ミルファーム
7枠 11番 エリカヴィータ 牝5 56.0kg 池添 謙一 国枝 栄 三木 正浩
7枠 12番 コガネノソラ 牝3 51.0kg 丹内 祐次 菊沢 隆徳 (有)ビッグレッドファーム
8枠 13番 ドゥアイズ 牝4 55.0kg 鮫島 克駿 庄野 靖志 (株)G1レーシング
8枠 14番 モリアーナ 牝4 57.0kg 武藤 雅 武藤 善則 高橋 文男

社台レースホースのイフェイオンとラリュエルが、同枠になったので、北海道新聞杯クイーンステークス2024は染め分け帽戦となった。

JRA70周年記念からの考察

今年の北海道新聞杯クイーンステークスには、JRA70周年記念という冠が付けられている。

 

今年、各競馬場ごとに、JRA70周年記念の冠が付いた重賞が行われているが、札幌競馬場は、北海道新聞杯クイーンステークスが、その役目を背負うことになる。

 

さて、札幌競馬場といえば、賞金額が高いのは、札幌記念なのだが、なぜ、札幌記念ではなく、北海道新聞杯クイーンステークスが、JRA70周年記念という冠を付けて行う必要があるのだろうか?

 

ココに違和感があると思うのはウマゾーだけだろうか?

 

今年、主催者は、夏季競馬における新たな暑熱対策として、第2回新潟競馬において、気温が特に高い時間帯での競馬を休止する「競走時間帯の拡大」を打ち出した。

 

この暑熱対策により、第2回新潟競馬のメインレースは第7レースとなった。

 

昨年の北海道新聞杯クイーンステークス(第11レース)の裏は、アイビスサマーダッシュ(第11レース)だったが、今年の北海道新聞杯クイーンステークス(第11レース)の裏は、アイビスサマーダッシュ(第7レース)となるのだ。

 

ここからは、勝手な推論として展開していく。

 

昔、北海道新聞杯クイーンステークスは、第9レースとして行われていたことがある。

 

2004年から2010年という7年間だったが、1回札幌2日(2009年のみ2回札幌6日)の第9レースとして行われていたのだ。

 

今年の北海道新聞杯クイーンステークスは、1回札幌4日の第11レースに行われる。

 

北海道新聞杯クイーンステークスが、第9レースとしてスタートした2004年の1回札幌4日の第9レースは、札幌記念だった。

 

しかも、2004年の札幌記念は、日本中央競馬会創立50周年記念という冠が付いていたのだ。

 

だからこそ、主催者は、今年、1回札幌4日に行われるメインレースの北海道新聞杯クイーンステークスに、JRA70周年記念という冠を付けたのではないだろうか?

 

では、日本中央競馬会創立50周年記念という冠が付いた2004年札幌記念の結果を見てみる。

 

2004年札幌記念(11頭立て)

1着 ファインモーション マル外 牝5 57㎏ 6枠6番(逆6番)武豊騎手 1人気

2着 バランスオブゲーム 牡5 57㎏ 3枠3番(逆9番)田中勝春騎手 2人気

3着  ローエングリン 牡5 57㎏ 8枠11番(逆1番)横山典弘騎手 3人気

 

2004年札幌記念は、上位3頭が人気順で決まった。

 

1着になったファインモーションは、2002年の秋華賞とエリザベス女王杯を制しているG1馬で、前年の北海道新聞杯クイーンステークスでも2着になっている洋芝適性のあった増量馬。

 

2着になったバランスオブゲームは、2002年ラジオ日本賞セントライト記念や2003年毎日王冠を勝っていた増量馬。

 

3着になったローエングリンは、2003年中山記念や2003年読売マイラーズカップを勝っていた増量馬だった。

 

日本中央競馬会創立50周年記念という冠が付いた2004年札幌記念の結果から考えると、上位人気馬、増量馬は気になる。

結論

現在、馬場状態は重になっている。

 

重馬場の適性があり、かなり力のある馬でないと、追い込み馬はきついと思う。

 

前残りを意識した馬券の組み立てを意識したい。

 

3連係の軸として、1人気のボンドガールを指名してみる。

 

相手は、ウインピクシス、 コンクシェル、イフェイオン、スタニングローズ、アルジーヌあたり。