ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、ニュージーランドトロフィー2023について考えてみたいと思います。
ニュージーランドトロフィー2023の出馬表
24頭が登録したニュージーランドトロフィー2023でしたが、ミラクルティアラが回避、ショウナンハクウン、セッション、ダイシンヤマト、ダノンゴーイチ、トーアライデン、プッシュオン、マルチャンが除外され、16頭立てとなっています。
登録馬の中で、唯一回避したミラクルティアラは、ダート戦のみ出走し、2勝していた社台ファーム生産馬ですね。
現在のところ、1人気はドルチェモア、2人気はエエヤン、3人気はルミノメテオールとなっています。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | ミスヨコハマ | 牝3 | 54.0kg | 石橋 脩 | 斎藤 誠 | 大野 富生 |
1枠 | 2番 | ルミノメテオール | 牝3 | 54.0kg | 横山 武史 | 金成 貴史 | 尾上 松壽 |
2枠 | 3番 | ロードディフィート | 牡3 | 56.0kg | 田辺 裕信 | 和田 勇介 | (株)ロードホースクラブ |
2枠 | 4番 | サンライズジーク | 牡3 | 56.0kg | 坂井 瑠星 | 矢作 芳人 | (株)ライフハウス |
3枠 | 5番 | エエヤン | 牡3 | 56.0kg | M.デムーロ | 伊藤 大士 | (株)ニッシンホールディングス |
3枠 | 6番 | シャンパンカラー | 牡3 | 56.0kg | 内田 博幸 | 田中 剛 | 青山 洋一 |
4枠 | 7番 | エイシンエイト | 牝3 | 54.0kg | 津村 明秀 | 田中 剛 | (株)栄進堂 |
4枠 | 8番 | ドルチェモア | 牡3 | 56.0kg | 横山 和生 | 須貝 尚介 | (株)スリーエイチレーシング |
5枠 | 9番 | オマツリオトコ | 牡3 | 56.0kg | 永野 猛蔵 | 伊藤 圭三 | 是枝 浩平 |
5枠 | 10番 | バグラダス | 牡3 | 56.0kg | 三浦 皇成 | 嘉藤 貴行 | (有)村田牧場 |
6枠 | 11番 | ミシシッピテソーロ | 牝3 | 54.0kg | 柴田 大知 | 畠山 吉宏 | 了德寺健二ホールディングス(株) |
6枠 | 12番 | ジョウショーホープ | 牡3 | 56.0kg | 荻野 極 | 新谷 功一 | 熊田 義孝 |
7枠 | 13番 | メイクアスナッチ | 牝3 | 54.0kg | 戸崎 圭太 | 武市 康男 | (有)シルクレーシング |
7枠 | 14番 | モリアーナ | 牝3 | 54.0kg | 武藤 雅 | 武藤 善則 | 高橋 文男 |
8枠 | 15番 | ウンブライル | 牝3 | 54.0kg | C.ルメール | 木村 哲也 | (有)サンデーレーシング |
8枠 | 16番 | シーウィザード | 牡3 | 56.0kg | 武 豊 | 鹿戸 雄一 | 岡田 牧雄 |
1枠のミスヨコハマとルミノメテオール、7枠のメイクアスナッチとモリアーナは、桜花賞除外組ですね。
朝日杯フューチュリティステークス1着馬出走からのサイン
朝日杯フューチュリティステークス1着馬のドルチェモアが、ニュージーランドトロフィー2023に出走してきました。
朝日杯フューチュリティステークス優勝馬が、翌年のニュージーランドトロフィーに出走してきたケースは、2008年のゴスホークケンと2011年のグランプリボスの2頭。
では、2007年の朝日杯フューチュリティステークス1着馬のゴスホークケンが出走した2008年ニュージーランドトロフィーと2010年の朝日杯フューチュリティステークス覇者であるグランプリボスが出走した2011年ニュージーランドトロフィーの結果を見てみます。
2008年ニュージーランドトロフィー(3場開催・16頭立て)
1着 サトノプログレス 牡3 56㎏ 2枠4番(逆13番)横山典弘騎手 6人気
前走 3歳500万下条件戦・平場(中山1600m)2人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・若竹賞(中山1800m)3人気4着
1着同枠 ダンツキッスイ 牡3 56㎏ 藤田伸二騎手 4人気
前走 アーリントンカップ(阪神1600m・特指・別定)5人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(京都ダート1400m)3人気1着
2着 エーシンフォワード マル外 牡3 56㎏ 6枠11番(逆6番)和田竜二騎手 5人気
前走 アーリントンカップ(阪神1600m・特指・別定)9人気2着
前々走 朝日杯フューチュリティステークス(中山1600m)6人気9着
2着同枠 ダノンゴーゴー マル外 牡3 56㎏ 武豊騎手 3人気
前走 中日スポーツ賞ファルコンステークス(中京1200m・指定・別定)1人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(京都1200m)1人気1着
3着 アサクサダンディ 牡3 56㎏ 4枠7番(逆10番)安藤勝己騎手 2人気
前走 フジテレビ賞スプリングステークス(中山1800m・指定・馬齢)5人気4着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(東京1800m)3人気1着
12着 ゴスホークケン マル外 牡3 56㎏ 7枠13番(逆4番)内田博幸騎手 1人気
前走 朝日杯フューチュリティステークス(中山1600m)3人気1着
前々走 東京スポーツ杯2歳ステークス(中山1800m・指定・馬齢)1人気4着
2008年ニュージーランドトロフィーを勝ったサトノプログレスは、ニュージーランドトロフィーと同じ中山1600mで、3戦2勝、2着1回の成績を残していた馬で、前走の3歳500万下条件戦で2勝目を手に入れていた馬。
サトノプログレスの同枠のダンツキッスイは、年明けの京都ダート1400mの3歳500万下条件戦と別定戦のアーリントンカップを連勝していた馬。
2着になったエーシンフォワードは、京都1400mの2歳新馬戦と2歳500万下条件戦を連勝した後、朝日杯フューチュリティステークス9着、アーリントンカップ2着になっていたマル外の馬。
エーシンフォワードの同枠のダノンゴーゴーは、京都1200mの3歳500万下条件戦と中京1200mの中日スポーツ賞ファルコンステークスを連勝していた馬で、デビュー戦から中日スポーツ賞ファルコンステークスまで1人気を維持していた馬。
3着になったアサクサダンディは、東京1800mの3歳500万下条件戦を勝った後、皐月賞の指定レースであるフジテレビ賞スプリングステークスに出走して4着に敗れ、優先出走権を獲得できなかった馬。
東京スポーツ杯2歳ステークス4着から朝日杯フューチュリティステークスを制したゴスホークケンは12着に惨敗しましたが、連対馬の対角配置になっていました。
2011年ニュージーランドトロフィー(2場開催・18頭立て)
1着 エイシンオスマン 牡3 56㎏ 4枠8番(逆11番)幸英明騎手 12人気
前走 スプリングステークス(阪神1800m・指定・馬齢)12人気5着
前々走 2歳500万下条件戦・平場(阪神1400m)5人気1着
1着同枠 ドナウブルー 牝3 54㎏ 秋山真一郎騎手 6人気
前走 報知杯フィリーズレビュー(阪神1400m・指定・馬齢)1人気4着(1着同枠)
前々走 日刊スポーツ賞シンザン記念(京都1600m・特指・別定)1人気5着
2着 エーシンジャッカル 牡3 56㎏ 3枠6番(逆13番)岩田康誠騎手 7人気
前走 3歳500万下条件戦・平場(阪神1400m)2人気1着
前々走 野路菊ステークス(阪神1800m・特指・別定)4人気6着
2着同枠 ディープサウンド 牡3 56㎏ 蛯名正義騎手 5人気
前走 共同通信杯(東京1800m・特指・別定)5人気3着
前々走 ホープフルステークス(OP・中山2000m・特指・別定)1人気最下位(2着平行)
3着 グランプリボス 牡3 56㎏ 2枠4番(逆15番)藤岡佑介騎手 1人気
前走 スプリングステークス(阪神1800m・指定・馬齢)5人気4着
前々走 朝日杯フューチュリティステークス(中山1600m)5人気1着
2011年ニュージーランドトロフィーを勝ったエイシンオスマンは、阪神1400mの2歳500万下条件戦を勝った後、土曜日の阪神開催となったスプリングステークスに出走して5着になっていた馬。
エイシンオスマンの同枠のドナウブルーは、桜花賞の指定レースである報知杯フィリーズレビューで4着となり、桜花賞の優先出走権を獲得できなかった馬。
2着となったエーシンジャッカルは、エイシンオスマンと同じ馬主の馬で、前走は阪神1400mの3歳500万下条件戦を勝っていました。
エーシンジャッカルの同枠のディープサウンドは、東京1800mの2歳500万下条件戦の百日草特別を勝った後、オープンのホープフルステークスで最下位、共同通信杯で3着の成績を残していた馬。
3着になったグランプリボスは、京王杯2歳ステークスと朝日杯フューチュリティステークスを連勝した後、スプリングステークスに出走して4着になっていた馬。
3場開催の2008年ニュージーランドトロフィーと2場開催の2011年ニュージーランドトロフィーを一緒にすることはできませんが、皐月賞あるいは桜花賞の指定レースで4着あるいは5着になっていた馬、朝日杯フューチュリティステークス1着馬、3歳1勝クラスを勝っている馬あたりは気になります。
最後に
2022年1月26日付のJRAニュースで、 ニュージーランドトロフィーの格付けに対する警告がありました。
3歳G2基準値が110に対し、ニュージーランドトロフィーのレースレーティングが2019年が106.75、2020年が106.50、2021年が103.50となっているので、あまりにもレースレベルが低いと判断されたようです。
これを受けて、2022年のニュージーランドトロフィーでは、マーガレットステークス1着(レーティング105)馬のジャングロが1着、日刊スポーツ賞シンザン記念1着(レーティング109)馬のマテンロウオリオンが2着、若駒ステークス1着(レーティング106)が3着という結果を主催者は選択しています。
ということは、今年も、この流れは続くのではないでしょうか?
ニュージーランドトロフィー2023の出走馬で、レーティングが105以上の馬は、ドルチェモアの116、バグラダスの111、オマツリオトコの109、モリアーナの108、シーウィザードの107、ルミノメテオールの106、ジョウショーホープの105、ウンブライルの105といったところ。
何気に、バグラダスとオマツリオトコが、同枠配置なのは気になります。
そこで、ドルチェモア、バグラダス、オマツリオトコ、ルミノメテオールあたりを3連複ボックスで。