ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
蛯名正義騎手の引退式が、2月28日の16時35分頃から、中山競馬場のウイナーズサークルで行われるようですね。
蛯名正義騎手は、アパパネで牝馬3冠を達成、エルコンドルパサーでジャパンカップを勝つなど、多くのレースで、実績を残してきた騎手!
近年はルメール騎手やデムーロ騎手といった外国人騎手に押され、活躍の場を奪われていた印象がありましたが、調教師として頑張ってほしいですね。
さて、今回は、蛯名正義騎手が騎乗予定の中山記念2021について考えてみたいと思います。
中山記念2021の出走予定
中山記念2021の出走予定は18頭。
今年は、地方馬のブラックバゴが登録してきました。
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | ウインイクシード | 牡7 | 56.0kg | 横山 武史 | 鈴木 伸尋 |
2 | オウケンムーン | 牡6 | 56.0kg | 吉田 豊 | 国枝 栄 |
3 | キングニミッツ | 牡8 | 56.0kg | 小崎 憲 | |
4 | クラージュゲリエ | 牡5 | 56.0kg | C.ルメール | 池江 泰寿 |
5 | ケイデンスコール | 牡5 | 56.0kg | 岩田 康誠 | 安田 隆行 |
6 | コスモカレンドゥラ | 牡5 | 56.0kg | 柴田 大知 | 田中 博康 |
7 | ゴーフォザサミット | 牡6 | 56.0kg | 蛯名 正義 | 藤沢 和雄 |
8 | サンアップルトン | 牡5 | 56.0kg | 柴田 善臣 | 中野 栄治 |
9 | ショウナンライズ | 牡8 | 56.0kg | 上原 博之 | |
10 | トーセンスーリヤ | 牡6 | 56.0kg | 横山 和生 | 小野 次郎 |
11 | ノーブルマーズ | 牡8 | 56.0kg | 高倉 稜 | 宮本 博 |
12 | バビット | 牡4 | 56.0kg | 内田 博幸 | 浜田 多実雄 |
13 | パンサラッサ | 牡4 | 55.0kg | 三浦 皇成 | 矢作 芳人 |
14 | ヒシイグアス | 牡5 | 56.0kg | 松山 弘平 | 堀 宣行 |
15 | ビターエンダー | 牡4 | 55.0kg | 津村 明秀 | 相沢 郁 |
16 | フランツ | 牡6 | 56.0kg | M.デムーロ | 音無 秀孝 |
17 | マイネルハニー | 牡8 | 56.0kg | 栗田 徹 | |
18 | ブラックバゴ | 牡9 | 56.0kg | 笹川 翼 | 佐野謙二 |
参考 netkeiba
2019年中山記念からのサイン
中山記念って、元々、ハンデキャップ競走として創設されたレースのようですね。
そして、前身は内国産競走だとか。
5年に創設された『内国産馬競走4000米』と、8年に創設された『中山5歳馬特別競走』を前身とする。
11年に日本競馬会が設立された際、この両レースを廃し、各々のレースの趣旨を受け継いだ4歳以上、3,200mのハンデキャップ戦として本競走が創設された。その後徐々に施行距離が短縮され、32年に現行の1,800mとなり、47年には負担重量がハンデキャップから別定重量に変更された。
出典 JRA
2017年に大阪杯がG1に昇格した際に、中山記念はカク指定から指定交流競走となり、大阪杯への優先出走権を与えるレースとなり、地方馬にも出走の門戸を広げたようです。
さてさて、そんな中山記念なんですが、今年は地方馬のブラックバゴが出走を予定しています。
2017年に地方馬が出走できるようになった中山記念ですが、実際に地方馬が出走してきたのは2019年のみ!
ということで、2019年の中山記念の結果を見てみます。
2019年中山記念(11頭立て)
1着 ウインブライト 牡5 57㎏ 1枠1番(逆11番)松岡正海騎手 5人気
前走 日刊スポーツ賞中山金杯(中山2000m・カク指定・ハンデ)3人気1着
前々走 マイルチャンピオンシップ(京都1600m)14人気9着
2018年中山記念1着馬
2着 ラッキーライラック 牝4 53㎏ 3枠3番(逆9番) 石橋脩騎手 6人気
前走 秋華賞(京都2000m)2人気9着
前々走 オークス(東京2400m)2人気3着(2着同枠)
2019年中山記念は、2018年大阪杯優勝馬のスワーヴリチャード、2018年皐月賞馬のエポカドーロ、2017年秋華賞馬で2018年香港カップ2着馬のディアドラ、2018年マイルチャンピオンシップ覇者のステルヴィオといった錚々たるメンバーが揃ったレースでした。
そして、2019年中山記念は天皇陛下御在位30年慶祝という副称が付けられた特殊なレースとなっています。
2019年中山記念は、前年の中山記念を勝ったウインブライトが連覇を達成していますが、ウインブライトはG2の中山記念を勝っているため、斤量が1㎏増となっています。
一方、2着となったラッキーライラックは、斤量の負担増がない53㎏で出走しています。
ただし、ウインブライトもラッキーライラックも、G2勝利歴があった馬という共通項があります。
中山記念2021の登録馬で、G2勝利歴がある馬はゴーフォザサミットとバビットの2頭ですね。
最後に
中山記念は中山1800mで行われるG2なので、同じ中山1800mで行われるフジテレビ賞スプリングステークスと関連が深いレースです。
実際、中山記念を連覇したウインブライトも、フジテレビ賞スプリングステークスを勝っています。
上位人気が予想されるヒシイグアスは、フジテレビ賞スプリングステークスで5着であり、連対馬の筋にもなっていません。
現時点では、連対は厳しいと見ます。