テレビ西日本賞北九州記念2025(第60回)の考察

テレビ西日本賞北九州記念は、サマースプリントシリーズの第2戦として行われる小倉1200mのレースである。

 

2023年までは、サマースプリントシリーズの第4戦として行われていたが、昨年、CBC賞と入れ替わるように、第2戦にシフトし、今年もサマースプリントシリーズの第2戦として行われる。

 

荒れた決着になることも多いテレビ西日本賞北九州記念だが、今年も波乱はあるのだろうか?

テレビ西日本賞北九州記念2025の出馬表

テレビ西日本賞北九州記念2025の登録馬は22頭。

 

22頭の登録馬のうち、 ロードベイリーフが回避、アスクワンタイム、ショウナンハクラク、バースクライが除外となり、18頭立て(フルゲート)となった。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ヤマニンアンフィル 牝6 53.0kg 亀田 温心 斉藤 崇史 土井 肇
1枠 2番 カリボール 牡9 56.0kg 西塚 洸二 西村 真幸 大和屋 暁
2枠 3番 レッドヒルシューズ 牝5 53.0kg 高倉 稜 武 英智 呉本 昌時
2枠 4番 ミルトクレイモー 牡5 54.0kg 松山 弘平 中村 直也 永山 勝敏
3枠 5番 モズメイメイ 牝5 56.5kg 高杉 吏麒 前川 恭子 (株)キャピタル・システム
3枠 6番 メイショウソラフネ 牡6 57.0kg 酒井 学 石橋 守 松本 好雄
4枠 7番 クラスペディア 牡3 54.0kg 小崎 綾也 河嶋 宏樹 塚田 義広
4枠 8番 エイシンワンド 牡3 54.0kg 吉村 誠之助 大久保 龍志 (株)栄進堂
5枠 9番 ヤマニンアルリフラ 牡4 55.0kg 団野 大成 斉藤 崇史 土井 肇
5枠 10番 タマモブラックタイ 牡5 55.0kg 角田 大和 角田 晃一 タマモ(株)
6枠 11番 ドロップオブライト 牝6 56.0kg 小沢 大仁 福永 祐一 岡田 牧雄
6枠 12番 スリーアイランド 牝5 52.0kg 田口 貫太 中竹 和也 永井商事(株)
7枠 13番 オタルエバー 牡6 57.5kg 幸 英明 中竹 和也 住谷 幾久子
7枠 14番 アブキールベイ 牝3 53.0kg 坂井 瑠星 坂口 智康 ゴドルフィン
7枠 15番 ロードフォアエース 牡4 56.5kg 川田 将雅 友道 康夫 (株)ロードホースクラブ
8枠 16番 シロン 牝6 53.0kg 国分 恭介 小栗 実 山本 律
8枠 17番 キタノエクスプレス 牡7 57.0kg 国分 優作 坂口 智康 北所 直人
8枠 18番 ヨシノイースター 牡7 58.0kg 内田 博幸 中尾 秀正 清水 義德

3歳馬のクラスペディアとエイシンワンドが同枠に集められている。

小倉牝馬ステークスと小倉大賞典からの考察

今年、小倉競馬場で行われた重賞は、小倉ジャンプステークスを除くと、小倉牝馬ステークスと小倉大賞典の2レース。

 

まずは、ここから考えてみる。

 

2025年小倉牝馬ステークス(18頭立て)

1着 フェアエールング 牝5 53㎏ 2枠3番(逆16番)丹内祐次騎手 7人気

1着 シンティレーション 牝6 55㎏ 4枠7番(逆12番)杉原誠人騎手 3人気

 

今年、第1回として行われた小倉牝馬ステークスは18頭立てで行われ、1着同着という結果になっている。

 

1着同着となったフェアエールングは、2枠3番に配置された53㎏斤量の7人気の非社台系の5歳馬。

 

同じく、1着同着となったシンティレーションは、4枠7番に配置された55㎏斤量の3人気のノーザンファーム生産の6歳馬。

 

フェアエールングの同枠には、16人気の6歳のグランスラムアスク(52㎏斤量)がおり、シンティレーションの同枠には、最下位人気の5歳エミュー(53㎏斤量)がいた。

 

なお、小倉牝馬ステークスのトップハンデのコスタボニータ(56㎏斤量)は9着に敗れていたが、フェアエールングの対角には配置されていた。

 

2025年小倉大賞典(14頭立て・出走取消戦)

1着 ロングラン せん7 57㎏ 2枠2番(逆13番)丹内祐次騎手 4人気

2着 ショウナンアデイブ 牡6 55㎏ 6枠10番(逆5番)丸山元気騎手 7人気

 

出走取消戦となった今年の小倉大賞典を制したのは、前年の小倉大賞典で2着になっていた2枠2番配置の57㎏斤量の7歳騙馬のロングラン(社台ファーム生産馬)。

 

2着になったショウナンアデイブは、最終賞金加算が3勝クラスの修学院ステークス1着だった7人気の55㎏斤量の6歳馬(ノーザンファーム生産馬)。

 

ロングランの同枠馬はおらず、ショウナンアデイブの同枠には、5人気のコスモブッドレア(4歳馬・55㎏斤量)がいた。

 

小倉牝馬ステークスと小倉大賞典の共通項は、2枠の馬が勝ち、7人気の馬が連対していることである。

結論

小倉牝馬ステークスで1着同着になったシンティレーションは、前年のエリザベス女王杯で1着になったスタニングローズの同枠に配置されていた馬だった。

 

今年のテレビ西日本賞北九州記念出走馬の中には、今年の高松宮記念で1着になったサトノレーヴの同枠に配置されていたキタノエクスプレスがいる。

 

キタノエクスプレスの同枠のヨシノイースターは、前年のテレビ西日本賞北九州記念2着馬である。

 

そこで、キタノエクスプレス(ヨシノイースター)を軸にしてみる。

 

相手は、ミルトクレイモー、レッドヒルシューズ、ヤマニンアルリフラ、ヤマニンアンフィル、ロードフォアエースあたり。