
昨年の金鯱賞はJRA70周年記念の副題が付けられていた。
そして、今年の金鯱賞には、東海テレビ杯の副題が付けられている。
東海ステークスがプロキオンステークスにレース名が変わったことで、金鯱賞が、東海テレビ杯を譲り受けた形となったようである。
東海テレビ杯金鯱賞にレース名が変わったことで、どんな化学変化が起こるのだろうか?
東海テレビ杯金鯱賞2025の出馬表
東海テレビ杯金鯱賞2025の登録馬は11頭。
11頭の登録馬のうち、コパノサントスが回避し、10頭立てとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | アスクドゥポルテ | 牡5 | 57.0kg | 岩田 望来 | 梅田 智之 | 廣崎利洋HD(株) |
2枠 | 2番 | ホウオウビスケッツ | 牡5 | 57.0kg | 岩田 康誠 | 奥村 武 | 小笹 芳央 |
3枠 | 3番 | ライラック | 牝6 | 55.0kg | 石川 裕紀人 | 相沢 郁 | 芹澤 精一 |
4枠 | 4番 | キングズパレス | 牡6 | 57.0kg | 池添 謙一 | 戸田 博文 | (有)社台レースホース |
5枠 | 5番 | デシエルト | 牡6 | 57.0kg | 武 豊 | 安田 翔伍 | (株)ラ・メール |
6枠 | 6番 | クイーンズウォーク | 牝4 | 55.0kg | 川田 将雅 | 中内田 充正 | (有)サンデーレーシング |
7枠 | 7番 | ディープモンスター | 牡7 | 57.0kg | 松山 弘平 | 池江 泰寿 | DMMドリームクラブ(株) |
7枠 | 8番 | プログノーシス | 牡7 | 58.0kg | 西村 淳也 | 中内田 充正 | (有)社台レースホース |
8枠 | 9番 | ラヴェル | 牝5 | 55.0kg | 北村 友一 | 矢作 芳人 | (有)キャロットファーム |
8枠 | 10番 | マイネルモーント | 牡5 | 57.0kg | 丹内 祐次 | 高木 登 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
回避したコパノサントスは、最終賞金加算が3勝クラスだった非社台系の5歳馬。
中山記念からの考察
大阪杯のステップレースは、中山記念と東海テレビ杯金鯱賞。
まずは、既に終了した今年の中山記念の結果を見てみる。
2025年中山記念(中山1800m・16頭立て)
1着 シックスペンス 牡4 58㎏ 1枠1番(逆16番)ルメール騎手 2人気
2着 エコロヴァルツ 牡4 57㎏ 2枠4番(逆13番)M.デムーロ騎手 3人気
3着 ソウルラッシュ 牡7 59㎏ 4枠8番(逆9番)団野大成騎手 1人気
2025年中山記念は、2人気の4歳馬シックスペンスが1着、2着は3人気の4歳馬のエコロヴァルツ、3着は1人気の7歳馬のソウルラッシュが入った。
シックスペンスは、前年のフジテレビ賞スプリングステークス1着、毎日王冠1着馬で、毎日王冠以来の出走だったノーザンファーム生産馬。
エコロヴァルツは、2023年朝日杯フューチュリティステークスの2着馬だが、重賞勝ちのない非社台系の馬である。
ソウルラッシュは、昨年のマイルチャンピオンシップを勝っていたG1馬だが、1600m戦ばかり使われていた馬だった。
今年の中山記念は、中山記念と同じ中山1800mを舞台とする4歳馬のシックスペンスが勝利し、2着には2歳G1で連対実績はあるものの、重賞勝ちのなかった4歳馬のエコロヴァルツが入っている。
中山記念と逆のことを行うならば、4歳馬や増量馬は厳しいかも知れない。
中京スポーツ杯からの考察
土曜日の中京メインは、3勝クラスの中京スポーツ杯だった。
中京スポーツ杯は、ダート1400mで行われるレース。
1着になったリジルは、1回中京8日に行われた2勝クラス(中京ダート1400m)を勝ってきた4歳牝馬。
リジルは、団野大成騎手から佐々木大輔騎手に乗り替わりの2人気の馬。
2着になったストレングスは、1回東京5日に行われた3勝クラスの銀蹄ステークスで3着に敗れていた4歳馬。
ストレングスは、ルメール騎手から鮫島克駿騎手に乗り替わりの1人気の馬だった。
なお、今年の中京スポーツ杯は、16頭立てで行われ、3枠5番に配置されたナイトアクアリウムと6枠12番に配置されたキャプテンネキが3着同着になっていた。
結論
中京2000mの関西テレビ放送賞ローズステークス1着が、最終賞金加算となったクイーンズウォークを軸にしてみる。
相手は、ホウオウビスケッツ、ライラック、デシエルトあたり。