東海テレビ杯金鯱賞2025(第61回)の考察

昨年の金鯱賞はJRA70周年記念の副題が付けられていた。

 

そして、今年の金鯱賞には、東海テレビ杯の副題が付けられている。

 

東海ステークスがプロキオンステークスにレース名が変わったことで、金鯱賞が、東海テレビ杯を譲り受けた形となったようである。

 

東海テレビ杯金鯱賞にレース名が変わったことで、どんな化学変化が起こるのだろうか?

東海テレビ杯金鯱賞2025の出馬表

東海テレビ杯金鯱賞2025の登録馬は11頭。

 

11頭の登録馬のうち、コパノサントスが回避し、10頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 アスクドゥポルテ 牡5 57.0kg 岩田 望来 梅田 智之 廣崎利洋HD(株)
2枠 2番 ホウオウビスケッツ 牡5 57.0kg 岩田 康誠 奥村 武 小笹 芳央
3枠 3番 ライラック 牝6 55.0kg 石川 裕紀人 相沢 郁 芹澤 精一
4枠 4番 キングズパレス 牡6 57.0kg 池添 謙一 戸田 博文 (有)社台レースホース
5枠 5番 デシエルト 牡6 57.0kg 武 豊 安田 翔伍 (株)ラ・メール
6枠 6番 クイーンズウォーク 牝4 55.0kg 川田 将雅 中内田 充正 (有)サンデーレーシング
7枠 7番 ディープモンスター 牡7 57.0kg 松山 弘平 池江 泰寿 DMMドリームクラブ(株)
7枠 8番 プログノーシス 牡7 58.0kg 西村 淳也 中内田 充正 (有)社台レースホース
8枠 9番 ラヴェル 牝5 55.0kg 北村 友一 矢作 芳人 (有)キャロットファーム
8枠 10番 マイネルモーント 牡5 57.0kg 丹内 祐次 高木 登 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン

回避したコパノサントスは、最終賞金加算が3勝クラスだった非社台系の5歳馬。

中山記念からの考察

大阪杯のステップレースは、中山記念と東海テレビ杯金鯱賞。

 

まずは、既に終了した今年の中山記念の結果を見てみる。

 

2025年中山記念(中山1800m・16頭立て)

1着 シックスペンス 牡4 58㎏ 1枠1番(逆16番)ルメール騎手 2人気

2着 エコロヴァルツ 牡4 57㎏ 2枠4番(逆13番)M.デムーロ騎手 3人気

3着 ソウルラッシュ 牡7 59㎏ 4枠8番(逆9番)団野大成騎手 1人気

 

2025年中山記念は、2人気の4歳馬シックスペンスが1着、2着は3人気の4歳馬のエコロヴァルツ、3着は1人気の7歳馬のソウルラッシュが入った。

 

シックスペンスは、前年のフジテレビ賞スプリングステークス1着、毎日王冠1着馬で、毎日王冠以来の出走だったノーザンファーム生産馬。

 

エコロヴァルツは、2023年朝日杯フューチュリティステークスの2着馬だが、重賞勝ちのない非社台系の馬である。

 

ソウルラッシュは、昨年のマイルチャンピオンシップを勝っていたG1馬だが、1600m戦ばかり使われていた馬だった。

 

今年の中山記念は、中山記念と同じ中山1800mを舞台とする4歳馬のシックスペンスが勝利し、2着には2歳G1で連対実績はあるものの、重賞勝ちのなかった4歳馬のエコロヴァルツが入っている。

 

中山記念と逆のことを行うならば、4歳馬や増量馬は厳しいかも知れない。

中京スポーツ杯からの考察

土曜日の中京メインは、3勝クラスの中京スポーツ杯だった。

 

中京スポーツ杯は、ダート1400mで行われるレース。

 

1着になったリジルは、1回中京8日に行われた2勝クラス(中京ダート1400m)を勝ってきた4歳牝馬。

 

リジルは、団野大成騎手から佐々木大輔騎手に乗り替わりの2人気の馬。

 

2着になったストレングスは、1回東京5日に行われた3勝クラスの銀蹄ステークスで3着に敗れていた4歳馬。

 

ストレングスは、ルメール騎手から鮫島克駿騎手に乗り替わりの1人気の馬だった。

 

なお、今年の中京スポーツ杯は、16頭立てで行われ、3枠5番に配置されたナイトアクアリウムと6枠12番に配置されたキャプテンネキが3着同着になっていた。

結論

中京2000mの関西テレビ放送賞ローズステークス1着が、最終賞金加算となったクイーンズウォークを軸にしてみる。

 

相手は、ホウオウビスケッツ、ライラック、デシエルトあたり。