
アイルランドトロフィーというレースは、2016年までオープンレースとして存在していた。
2016年当時、アイルランドトロフィーは、東京2000mを舞台にしたレースだったが、2017年に府中牝馬ステークスとアイルランドトロフィーが合わさったアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスというレース名に変わり、今年、府中牝馬ステークスとアイルランドトロフィーは、別のレースになっている。
アイルランドトロフィーは、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスと同じエリザベス女王杯の前哨戦という位置づけに変わったが、開催回数はリセットされ、今年が第1回開催になった。
なぜ、第1回にしなければいけなかったのか?
アイルランドトロフィー2025の出馬表
アイルランドトロフィー2025の登録馬は17頭。
17頭の登録馬のうち、エープラスが回避し、16頭立てとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | アドマイヤマツリ | 牝4 | 55.0kg | 武 豊 | 宮田 敬介 | 近藤 旬子 |
1枠 | 2番 | アンゴラブラック | 牝4 | 55.0kg | 戸崎 圭太 | 尾関 知人 | (有)サンデーレーシング |
2枠 | 3番 | キャットファイト | 牝4 | 55.0kg | 大野 拓弥 | 上原 博之 | ゴドルフィン |
2枠 | 4番 | フィールシンパシー | 牝6 | 55.0kg | 横山 琉人 | 小島 茂之 | 岡田 牧雄 |
3枠 | 5番 | リラボニート | 牝4 | 55.0kg | 横山 武史 | 須貝 尚介 | (株)Gリビエール・レーシング |
3枠 | 6番 | セフィロ | 牝5 | 55.0kg | 横山 和生 | 菊沢 隆徳 | 村野 康司 |
4枠 | 7番 | カナテープ | 牝6 | 55.0kg | 佐々木 大輔 | 堀 宣行 | C.フィプケ |
4枠 | 8番 | ボンドガール | 牝4 | 55.0kg | C.ルメール | 手塚 貴久 | 藤田 晋 |
5枠 | 9番 | ピースオブザライフ | 牝5 | 55.0kg | 菊沢 一樹 | 野中 賢二 | 廣崎 智子 |
5枠 | 10番 | ライラック | 牝6 | 55.0kg | 石川 裕紀人 | 相沢 郁 | 芹澤 精一 |
6枠 | 11番 | セキトバイースト | 牝4 | 55.0kg | 浜中 俊 | 四位 洋文 | TNレーシング |
6枠 | 12番 | ドゥアイズ | 牝5 | 55.0kg | 三浦 皇成 | 庄野 靖志 | (株)G1レーシング |
7枠 | 13番 | サフィラ | 牝4 | 56.0kg | 松山 弘平 | 池添 学 | (有)シルクレーシング |
7枠 | 14番 | ホウオウラスカーズ | 牝7 | 55.0kg | 木幡 巧也 | 高木 登 | 小笹 芳央 |
8枠 | 15番 | ラヴァンダ | 牝4 | 55.0kg | 岩田 望来 | 中村 直也 | 森永 聡 |
8枠 | 16番 | アンリーロード | 牝5 | 55.0kg | 荻野 極 | 茶木 太樹 | 三木 正浩 |
3枠と8枠は、前走で3勝クラスを勝ってきた馬が集められている。
東京1800m重賞からの考察
アイルランドトロフィーは、東京1800mを舞台とする牝馬限定のG2重賞。
昨年のアイルランドトロフィー府中牝馬ステークス以降で、東京1800mで行われた重賞は、東京スポーツ杯2歳ステークス、共同通信杯、エプソムカップ、府中牝馬ステークス、毎日王冠の5レース。
まずは、ココから考えてみる。
2024年東京スポーツ杯2歳ステークス(9頭立て)
1着 クロワデュノール 牡2 56㎏ 4枠4番(逆6番)北村友一騎手 1人気
2着 サトノシャイニング 牡2 56㎏ 8枠9番(逆1番)松山弘平騎手 3人気
2025年共同通信杯(9頭立て)
1着 マスカレードボール 牡3 57㎏ 2枠2番(逆8番) 坂井瑠星騎手 1人気
2着 カラマティアノス 牡3 57㎏ 4枠4番(逆6番)戸崎圭太騎手 6人気
2025年エプソムカップ(18頭立て)
1着 セイウンハーデス 牡6 57㎏ 8枠16番(逆3番) 幸英明騎手 6人気
2着 ドゥラドーレス 牡6 57㎏ 2枠4番(逆15番)ルメール騎手 1人気
2025年府中牝馬ステークス(14頭立て)
1着 セキトバイースト 牝4 55.5㎏ 7枠12番(逆3番)浜中俊騎手 5人気
2着 カナテープ 牝6 53㎏ 5枠7番(逆8番)大野拓弥騎手 3人気
2025年毎日王冠(11頭立て)
1着 レーベンスティール 牡5 57㎏ 7枠9番(逆3番)津村明秀騎手 5人気
2着 ホウオウビスケッツ 牡5 57㎏ 7枠8番(逆4番)岩田康誠騎手 2人気
2024年東京スポーツ杯2歳ステークス、2025年共同通信杯、2025年エプソムカップまでは、正4番が連対している
2025年エプソムカップと2025年府中牝馬ステークスは、逆3番で一致。
おそらく、2025年府中牝馬ステークスは夏季番組なので、このタイミングで流れを変えたのだろう。
2025年府中牝馬ステークスと2025年毎日王冠も逆3番で一致。
多分、2025年毎日王冠の出目を使ってくるのだろう。
3日間開催からの考察
アイルランドトロフィーは3日間開催の中日に行われる重賞である。
今年、3日間開催があったのは、1月(2場開催)と9月(2場開催)。
1月の3日間開催の初日の中山メインの迎春ステークスは、13頭立ての3番に配置されたホーエリートが1着。
9月の3日間開催の初日の中山メインの初風ステークスは、10頭立ての6番に配置されたドンレパルス(1人気)が2着。
3日間開催初日の土曜日に行われた東京メインのサウジアラビアロイヤルカップは、8頭立ての6番(逆3番)に配置されたエコロアルバが1着。
1月の3日間開催の中日の中山メインのフェアリーステークスは、16頭立ての12番(逆5番)に配置されたエリカエクスプレスが1着、13番(逆4番)に配置されたティラトーレが2着になっている。
9月の3日間開催の中日の中山メインのラジオ日本賞は、16頭立ての3番(逆14番)に配置されたポッドベイダーが1着、5番(逆12番)に配置されたジョーローリットが2着になっている。
結論
今年、第1回として行われた重賞は、小倉牝馬ステークス、しらさぎステークス、中京2歳ステークスの3レース。
この3レースは、いずれも正7番の馬が連対している。
正逆7番はカナテープとライラック。
カナテープ(ライラック)を軸にしてみる。
相手は、アドマイヤマツリ、アンゴラブラック、ホウオウラスカーズ、ドゥアイズあたり。