
アイビスサマーダッシュは、サマースプリントシリーズに含まれるレースでありながら、新潟千直というレースの特性から、このレースが目標という馬も多いレースである。
そして、このレースは、外枠有利というのが、定説となっている。
今年のアイビスサマーダッシュは、2回新潟2日から2回新潟4日に日程移動されているが、外枠有利という傾向は続くのだろうか?
アイビスサマーダッシュ2025の出馬表
アイビスサマーダッシュ2025の登録馬は21頭。
21頭の登録馬のうち、オリアメンディ、シュラフ、マジカルガールが除外され、18頭立て(フルゲート)となっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | スコーピオン | 牡4 | 57.0kg | 武藤 雅 | 武藤 善則 | 佐々木 雄二 |
1枠 | 2番 | ニシノコニャック | 牡6 | 57.0kg | 菊沢 一樹 | 伊藤 大士 | 西山 茂行 |
2枠 | 3番 | カフジテトラゴン | 牝6 | 55.0kg | 戸崎 圭太 | 武 英智 | 加藤 千豊 |
2枠 | 4番 | シロン | 牝6 | 55.0kg | 国分 恭介 | 小栗 実 | 山本 律 |
3枠 | 5番 | クムシラコ | 牡7 | 57.0kg | 杉原 誠人 | 千葉 直人 | (有)ミルファーム |
3枠 | 6番 | ピューロマジック | 牝4 | 55.0kg | C.ルメール | 安田 翔伍 | (株)スリーエイチレーシング |
4枠 | 7番 | ![]() |
牡6 | 57.0kg | 三浦 皇成 | 松下 武士 | 国本 哲秀 |
4枠 | 8番 | コラソンビート | 牝4 | 55.0kg | 津村 明秀 | 加藤 士津八 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
5枠 | 9番 | ニシノトキメキ | 牝5 | 55.0kg | 今村 聖奈 | 小手川 準 | 西山 茂行 |
5枠 | 10番 | ウイングレイテスト | 牡8 | 58.0kg | 松岡 正海 | 畠山 吉宏 | (株)ウイン |
6枠 | 11番 | エランティス | 牝5 | 55.0kg | 加藤 祥太 | 杉山 晴紀 | (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
6枠 | 12番 | ファロロジー | 牝6 | 55.0kg | 吉田 豊 | 中舘 英二 | 水上 ふじ子 |
7枠 | 13番 | テイエムスパーダ | 牝6 | 56.0kg | 斎藤 新 | 小椋 研介 | 竹園 正繼 |
7枠 | 14番 | キタノブレイド | 牡6 | 57.0kg | 小林 脩斗 | 萱野 浩二 | 北所 直人 |
7枠 | 15番 | ブーケファロス | 牡5 | 57.0kg | 菅原 明良 | 清水 英克 | 矢野 まり子 |
8枠 | 16番 | カルロヴェローチェ | せん5 | 57.0kg | 丸山 元気 | 須貝 尚介 | (同)TO RACING |
8枠 | 17番 | ![]() |
せん6 | 57.0kg | 江田 照男 | 森 秀行 | 藤田 晋 |
8枠 | 18番 | モズメイメイ | 牝5 | 56.0kg | 高杉 吏麒 | 前川 恭子 | (株)キャピタル・システム |
騙馬のカルロヴェローチェとデュガが、8枠に集められている。
負担重量の変化からの考察
昨年のアイビスサマーダッシュの負担重量は、3歳馬が54㎏、4歳以上が57㎏がベースになっていた。
アイビスサマーダッシュも、グレード別定となっており、グレードレースを勝っている馬には、負担重量が増える仕組みになっており、今年も、その傾向は同じである。
ただし、今年のアイビスサマーダッシュの負担重量は、3歳馬が55㎏、4歳以上が57㎏に変更されている。
3歳馬のベースの負担重量が重くなっているということである。
今年のアイビスサマーダッシュには、3歳馬の出走はないので、今年に限っては気にする必要はないだろう。
日程移動からの考察
昨年のアイビスサマーダッシュは、2回新潟2日に行われ、札幌との2場開催だった。
今年は、2回札幌4日に行われ、札幌、中京との3場開催に変更されている。
札幌、中京との3場開催であり、2回札幌4日に行われた2012年あたりが参考レースになってくると思う。
まずは、2012年アイビスサマーダッシュの結果から考えてみる。
2012年アイビスサマーダッシュ(18頭立て)
1着 パドトロワ 牡5 56㎏ 8枠16番(逆3番)安藤勝己騎手 7人気
2着 エーシンダックマン 牡5 56㎏ 8枠17番(逆2番)蛯名正義騎手 5人気
3着 エーシンヴァーゴウ 牝5 55㎏ 2枠4番(逆15番)田辺裕信騎手 4人気
2012年アイビスサマーダッシュを制したパドトロワは、前年のスプリンターズステークス2着歴を持つ社台ファーム生産の5歳馬。(重賞未勝利馬)
前走は、函館スプリントステークスに出走して4着だった。
ゾロ目の2着のエーシンダックマンは、同年のシルクロードステークス(京都1200m)2着、高松宮記念17着(1着同枠)、CBC賞(中京1200m)7着歴を持つ非社台系の5歳馬。(重賞未勝利馬)
3着になったエーシンヴァーゴウは、前年のアイビスサマーダッシュとセントウルステークスを勝っていた5歳牝馬。
今年のアイビスサマーダッシュ出走馬に、G1連対歴を持つ馬もいなければ、高松宮記念1着馬の筋にいた馬もいない。
ただし、今年のサマースプリントシリーズ出走馬はいる。
結論
土曜日の新潟メインレースは、3勝クラスの柳都ステークス(新潟ダート1800m)だった。
柳都ステークスの1着馬のタクシンイメル(6人気・7枠配置)は、3回阪神4日に行われた2勝クラスの牝馬限定戦の逆瀬川特別(阪神ダート1800m)を勝ってきた馬で、2着に入ったデコラシオン(2人気)は、タクシンイメルの同枠馬で、前走は2回福島2日に行われた3勝クラスの鶴ヶ城ステークス(福島ダート1700m)で3着になっていた馬である。
柳都ステークスの出走馬で、今年の夏季番組で勝利していたのは、タクシンイメルだけだった。
今年のアイビスサマーダッシュ出走馬で、今年の夏季番組で賞金加算している馬は、カルロヴェローチェのみ。
カルロヴェローチェ(デュガ)を軸にしてみる。
相手は、モズメイメイ、カフジテトラゴン、クムシラコ、テイエムスパーダあたり。