ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、福島牝馬ステークス2023について考えてみたいと思います。
福島牝馬ステークスは、サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークスとともに、ヴィクトリアマイルの前哨戦に位置付けられているレースです。
サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークスが阪神1600ｍという根幹距離で行われるG2重賞であるのに対し、福島牝馬ステークスは福島1800ｍという非根幹距離で行われるＧ3重賞で行われます。
先日行われたサンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークスは、中山2000ｍの紫苑ステークスで2着になった後、秋華賞7着、阪神1600ｍのリステッド競走の洛陽ステークスで最下位（1着対角）になっていた4歳馬のサウンドビバーチェが1着になっていましたね。
福島牝馬ステークス2023の出馬表
16頭が登録した福島牝馬ステークス2023でしたが、カヨウネンカが回避し、15頭立てとなっています。
現在のところ、1人気はストーリア、2人気はビッグリボン、3人気はウインピクシスとなっています。
| 枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
| 1枠 | 1番 | スライリー | 牝5 | 55.0kg | 丹内 祐次 | 相沢 郁 | (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
| 2枠 | 2番 | ステラリア | 牝5 | 55.0kg | 団野 大成 | 斉藤 崇史 | (有)社台レースホース |
| 2枠 | 3番 | ホウオウイクセル | 牝5 | 55.0kg | 丸田 恭介 | 高柳 瑞樹 | 小笹 芳央 |
| 3枠 | 4番 | エリカヴィータ | 牝4 | 57.0kg | 富田 暁 | 国枝 栄 | 三木 正浩 |
| 3枠 | 5番 | ストゥーティ | 牝5 | 55.0kg | 角田 大和 | 奥村 豊 | (有)キャロットファーム |
| 4枠 | 6番 | パーソナルハイ | 牝4 | 55.0kg | 斎藤 新 | 矢作 芳人 | (株)G1レーシング |
| 4枠 | 7番 | ミスニューヨーク | 牝6 | 56.0kg | 加藤 祥太 | 杉山 晴紀 | (有)髙昭牧場 |
| 5枠 | 8番 | ジネストラ | 牝5 | 55.0kg | 三浦 皇成 | 鹿戸 雄一 | (有)サンデーレーシング |
| 5枠 | 9番 | ビッグリボン | 牝5 | 55.0kg | 西村 淳也 | 中内田 充正 | 石川 達絵 |
| 6枠 | 10番 | ホウオウエミーズ | 牝6 | 55.0kg | 菱田 裕二 | 池上 昌和 | 小笹 芳央 |
| 6枠 | 11番 | クリノプレミアム | 牝6 | 55.0kg | 柴田 善臣 | 伊藤 伸一 | 栗本 博晴 |
| 7枠 | 12番 | ウインピクシス | 牝4 | 55.0kg | 松岡 正海 | 上原 博之 | (株)ウイン |
| 7枠 | 13番 | ストーリア | 牝4 | 55.0kg | 横山 武史 | 杉山 晴紀 | (株)ロードホースクラブ |
| 8枠 | 14番 | ニシノラブウインク | 牝4 | 55.0kg | 勝浦 正樹 | 小手川 準 | 西山 茂行 |
| 8枠 | 15番 | エイシンチラー | 牝5 | 55.0kg | 荻野 極 | 田中 剛 | (株)栄進堂 |
スライリーとステラリアは、2021年オークスでも、となり同士になっていました。
単なる偶然なんでしょうかね。
負担重量変更からのサイン
福島牝馬ステークスの負担重量が、賞金別定からグレード別定に変わっています。
今年の福島牝馬ステークスは、55㎏がベースとなり、1年以内のG1競走で1着になっている馬には3㎏増、1年以内のG2競走で1着になっている馬には2㎏増、1年以内のG3競走で1着になっている馬には1㎏増、1年を超えるG1競走で1着になっている馬には2㎏増、1年を超えるG2競走で1着になっている馬には1㎏増となっています。（2歳時の成績を除く）
ちなみに、昨年の福島牝馬ステークスは、54㎏がベースとなり、収得賞金が3000万円を超える馬は超過額2000万円ごとに負担重量が1㎏増えることになっていました。
福島牝馬ステークス2023の登録馬で、負担重量が加算されているのは、2022年サンケイスポーツ賞フローラステークス1着馬のエリカヴィータ（2㎏斤量増）、2022年ターコイズステークス1着馬のミスニューヨーク（1㎏斤量増）の2頭。
エリカヴィータは、収得賞金30,000,000円の馬で、前年の福島牝馬ステークスならば、54㎏斤量だった馬。
ミスニューヨークは、収得賞金61,000,000円の馬で、前年の福島牝馬ステークスならば、56㎏斤量だった馬。
ただし、今年のベースの負担重量は55㎏なので、賞金別定ならば、エリカヴィータは55㎏斤量、ミスニューヨークは57㎏斤量となります。
この結果から考えると、エリカヴィータはグレード別定に変更されたことで、斤量が重くなり、ミスニューヨークはグレード別定に変更されたことで、斤量が軽くなったことになります。
また、ステラリアは収得賞金37,000,000円の馬、ホウオウエミーズは収得賞金36,000,000円の馬、クリノプレミアムは収得賞金59,500,000円の馬なので、グレード別定に変更されたことで、斤量が軽くなった馬であるといえるでしょう。
15頭立ての福島牝馬ステークスからのサイン
2004年に創設された福島牝馬ステークスですが、2013年、2018年、2019年以外はフルゲートで行われています。
2013年は15頭立て、2018年は12頭立て、2019年は10頭立てで行われているので、15頭立ての2013年福島牝馬ステークスの結果を見てみます。
2013年福島牝馬ステークス（15頭立て）
1着 オールザットジャズ 牝5 54㎏ 4枠6番（逆10番）C.デムーロ騎手 1人気
前走 ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス（中山1800ｍ・カク指定・ハンデ）1人気3着
前々走 日経新春杯（京都2400ｍ・カク指定・ハンデ）7人気12着（1着対角）
1着同枠 オメガハートランド 牝4 54㎏ 内田博幸騎手 4人気
前走 ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス（中山1800ｍ・カク指定・ハンデ）4人気4着（2着対角）
前々走 ニューイヤーステークス（中山1600ｍ・カク指定・別定）7人気6着
2着 マイネイサベル 牝5 56㎏ 6枠10番（逆6番）松岡正海騎手 3人気
前走 ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス（中山1800ｍ・カク指定・ハンデ）6人気1着
前々走 エリザベス女王杯（京都2200ｍ）10人気7着
2着同枠 スピードリッパー 牝5 53㎏ 伊藤工真騎手 14人気
前走 1600万下条件戦・韓国馬事会杯（中山1600ｍ）11人気11着
前々走 1600万下条件戦・クリスマスカップ（中山2200ｍ）12人気10着
3着 ピュアブリーゼ 牝5 53㎏ 3枠5番（逆11番）古川吉洋騎手 10人気
前走 1600万下条件戦・クリスマスカップ（中山2200ｍ）9人気6着
前々走 1600万下条件戦・2012プロミネント ジョッキーズトロフィー（東京2000ｍ）7人気6着
15頭立てとなった2013年福島牝馬ステークスは、前年の福島牝馬ステークス覇者のオールザットジャズが連覇を達成！
オールザットジャズは、2013年ローレル競馬場賞中山牝馬ステークスで56㎏斤量を負わされ、1人気で3着に敗れていました。
オールザットジャズの同枠のオメガハートランドは、前年のターコイズステークスで2着、ローレル競馬場賞中山牝馬ステークスで2着馬の対角配置だった馬。
2着になったマイネイサベルは、前年の府中牝馬ステークス1着馬で、2013年ローレル競馬場賞中山牝馬ステークスでも1着になっていた馬。
マイネイサベルの同枠のスピードリッパーは、条件戦で二桁着順を喫していた馬。
3着になったピュアブリーゼは、前走と前々走の1600万下条件戦で同じ着順（6着）を刻んでいた馬。
15頭立てとなった2013年福島牝馬ステークスの結果から考えると、前年のターコイズステークスで1着、京都牝馬ステークスで2着同枠だったミスニューヨーク、前走で3勝クラスで敗れているストゥーティ、パーソナルハイ、ニシノラブウインクあたりは気になります。
最後に
サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークスは、2022年紫苑ステークス2着が最終賞金加算のサウンドビバーチェが1着、2022年報知杯フィリーズレビュー1着が最終賞金加算のサブライムアンセムが2着になっていました。
サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークスと同じタイプを選ばないと思うので、3勝クラスを勝ってきたジネストラを軸にしてみます。
相手は、ビッグリボン、エリカヴィータ、ストーリア、ステラリア、ミスニューヨークあたり。
