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フェブラリーステークス2025の出馬表
フェブラリーステークス2025の登録馬は23頭。
登録馬23頭のうち、地方馬のキャリックアリードとサントノーレ、サンライズフレイム、サンライズホーク、ペイシャエスが回避、セラフィックコール、ヤマニンウルスが除外され、16頭立て(フルゲート)となっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | エンペラーワケア | 牡5 | 58.0kg | 横山 武史 | 杉山 晴紀 | 草間 庸文 |
1枠 | 2番 | タガノビューティー | 牡8 | 58.0kg | 石橋 脩 | 西園 正都 | 八木 良司 |
2枠 | 3番 | ミトノオー | 牡5 | 58.0kg | 田辺 裕信 | 牧 光二 | ロイヤルパーク |
2枠 | 4番 | ウィリアムバローズ | 牡7 | 58.0kg | 岩田 望来 | 上村 洋行 | 上村 洋行 |
3枠 | 5番 | アーテルアストレア | 牝6 | 56.0kg | 横山 典弘 | 橋口 慎介 | フィールドレーシング |
3枠 | 6番 | メイショウハリオ | 牡8 | 58.0kg | 浜中 俊 | 岡田 稲男 | 松本 好雄 |
4枠 | 7番 | サンデーファンデー | 牡5 | 58.0kg | 鮫島 克駿 | 音無 秀孝 | (株)吉澤ホールディングス |
4枠 | 8番 | ドゥラエレーデ | 牡5 | 58.0kg | 横山 和生 | 池添 学 | (株)スリーエイチレーシング |
5枠 | 9番 | コスタノヴァ | 牡5 | 58.0kg | R.キング | 木村 哲也 | 吉田 勝己 |
5枠 | 10番 | アンモシエラ | 牝4 | 56.0kg | 吉田 豊 | 松永 幹夫 | 広尾レース(株) |
6枠 | 11番 | ペプチドナイル | 牡7 | 58.0kg | 藤岡 佑介 | 武 英智 | 沼川 一彦 |
6枠 | 12番 | サンライズジパング | 牡4 | 58.0kg | 幸 英明 | 音無 秀孝 | (株)ライフハウス |
7枠 | 13番 | デルマソトガケ | 牡5 | 58.0kg | 松若 風馬 | 音無 秀孝 | 浅沼 廣幸 |
7枠 | 14番 | ミッキーファイト | 牡4 | 58.0kg | 戸崎 圭太 | 田中 博康 | 野田 みづき |
8枠 | 15番 | ガイアフォース | 牡6 | 58.0kg | 長岡 禎仁 | 杉山 晴紀 | KRジャパン |
8枠 | 16番 | ![]() |
せん9 | 58.0kg | 原 優介 | 工藤 真司 | KICレーシング |
2月いっぱいで引退する音無秀孝厩舎は3頭出しとなっている。
2013年のフェブラリーステークスからの考察
2025年のダート路線の大きな変更点は、東海テレビ杯東海ステークスとプロキオンステークスが入れ替わったことだろう。
昨年まで1月に行われていたG2重賞の東海テレビ杯東海ステークスは、G2重賞のプロキオンステークスとして、1月に行われるようになり、昨年まで7月に開催されてきたG3重賞のプロキオンステークスは、G3重賞の東海テレビ杯東海ステークスとして、7月に開催されることになっている。
面白いのは、プロキオンステークスも東海テレビ杯東海ステークスも、開催回数は継続されることである。
ここに主催者のこだわりがあるのだろう。
さて、今年、プロキオンステークスにレース名が変わった旧東海テレビ杯東海ステークスだが、東海テレビ杯東海ステークスも、2012年までは5月に開催されていた。
2013年に東海テレビ杯東海ステークスは、平安ステークスと開催時期を入れ変わるように1月に移動され、2014年には、フェブラリーステークスの指定レースとして、1着馬にフェブラリーステークスの優先出走権を付与するレースとして機能してきた。
今年のフェブラリーステークスは、東海テレビ杯東海ステークスと平安ステークスを入れ替えた2013年に近いと思う。
まずは、2013年のフェブラリーステークスから考えてみる。
2013年フェブラリーステークス(16頭立て)
1着 グレープブランデー 牡5 57㎏ 1枠2番(逆15番)浜中俊騎手 3人気
2着 エスポワールシチー 牡8 57㎏ 3枠6番(逆11番)松岡正海騎手 9人気
3着 ワンダーアキュート 牡7 57㎏ 5枠10番(逆7番)和田竜二騎手 7人気
2013年フェブラリーステークスを制したのは、同年の東海テレビ杯東海ステークス1着馬のグレープブランデー。
グレープブランデーは、3歳時に、東京1600mのユニコーンステークス2着、地方競馬のジャパンダートダービーを勝っていた社台レースホースが馬主の馬だが、前年秋のジャパンカップダートでは5着(1着同枠)に敗れていた。
グレープブランデーの同枠のマルカフリート(13人気)は、前走の大和ステークスを58㎏斤量で勝ってきた社台ファーム生産の7歳馬。
2着に入ったエスポワールシチーは、2009年ジャパンカップダートや2010年フェブラリーステークスを制していた馬だったが、前年のマイルチャンピオンシップ南部杯を勝った後は、ジャパンカップダート10着、東京大賞典5着と活躍できていなかったため、9人気に甘んじていた。
エスポワールシチーの同枠のタイセイレジェンドは、前年のJBCスプリント(川崎1400m)を勝っていた14人気の馬。
3着になったワンダーアキュートは、前年のフェブラリーステークス3着馬。
ダイヤモンドステークスからの考察
土曜日に行われたダイヤモンドステークスは、前年の菊花賞2着馬で1人気に支持されていた4歳馬のヘデントールが1着、2着は12人気のジャンカズマが入っている。
ヘデントールは前走の菊花賞と同じ戸崎圭太騎手騎乗で、同枠のダンディズム(9歳騙馬)も前走のスポーツニッポン賞ステイヤーズステークスでは戸崎圭太騎手が騎乗していた。
2着に入ったジャンカズマは、年明けの中京開催の万葉ステークスで4着(2着同枠)になっていた54㎏斤量の7歳馬。
ジャンカズマの同枠のメイショウブレゲは、年明けの中京開催の万葉ステークスで9着(1着対角)になっていた9人気の6歳馬。
結論
今年の根岸ステークスは、5枠10番に配置されたタガノビューティーが中止となったが、1着になったのが、タガノビューティーの同枠馬のコスタノヴァだった。
今年の根岸ステークスと似ているのが、2008年の根岸ステークスである。
2008年の根岸ステークスは、2枠3番に配置されたトウショウギアが中止となり、1着にはトウショウギアと同枠だったワイルドワンダーが入っている。
そして、2008年フェブラリーステークスは、8枠16番に配置されたワイルドワンダーの同枠馬の ヴァーミリアン(1人気)が1着、2着には7人気の8歳馬のブルーコンコルド(7人気)が入り、3着にはワイルドワンダー(3人気)が飛び込んでいる。
この2008年フェブラリーステークスの結果から考えると、コスタノヴァが入った5枠は非常に気になる。
また、土曜日に行われたダイヤモンドステークスで、前走で戸崎圭太騎手が騎乗した馬同士が同枠となり、1着枠を形成していたことを踏まえると、コスタノヴァが入った5枠が、前走で横山武史騎手が騎乗した馬同士になっている点も良いと思う。
そこで、コスタノヴァ(アンモシエラ)を軸にする。
相手は、アーテルアストレア、ガイアフォース、エンペラーワケア、ミッキーファイト、サンライズジパングあたり。